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Yamareco

記録ID: 73162
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

好天に恵まれた 双六岳-雲ノ平-高天原-水晶岳 周回 (後編)

2010年08月02日(月) 〜 2010年08月05日(木)
 - 拍手
GPS
32:25
距離
26.2km
登り
1,585m
下り
2,662m

コースタイム

8月4日
5:20 高天原山荘出発
5:38 高天ヶ原温泉
6:37 林道へのロープへ-(10分休憩)
6:49 林道へ
(10分休憩)
(10分休憩)
8:44 温泉沢の頭到着
(高天原山荘〜温泉沢の頭 30分休憩を除き2h55m/3h30mm(山と高原地図))

(20分休憩)

9:05 温泉沢の頭出発
(10分休憩)
(10分休憩)
10:15 水晶岳到着
(温泉沢の頭〜水晶岳 20分休憩を除き50m/50m)

(40分休憩)

10:55 水晶岳出発
11:16 水晶岳小屋-(10分休憩)
11:49 ワリモ北分岐-(10分休憩)
12:50 鷲羽岳-(25分休憩)
14:05 三俣山荘到着
(水晶岳〜三俣山荘 45分休憩を除き2h25m/3h10m)

(15分休憩)

14:20 三俣山荘出発
(写真休憩多々)
16:30 双六小屋到着

8月5日
6:35 双六小屋出発
7:34 弓折乗越-(15分休憩)
8:17 鏡平山荘-(20分休憩)
9:30 イタドリヶ原-(10分休憩)
10:15 秩父沢の橋-(40分休憩)
11:40 わさび平小屋
12:45 新穂高バスターミナル-(トイレお土産休憩)
13:05 新穂高駐車場
(双六小屋〜新穂高駐車場 1h25m休憩を除き5h05m/5h25m)
天候 8月2日:晴れ、3日:晴れ、4日:快晴、5日:快晴
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
温泉沢については、写真でコメントしています。

帰りに新穂高登山用の駐車場から槍ヶ岳高原線に出る時、暗くて見難い。
要注意。
朝5:30、温泉沢の登り口(高天ヶ原温泉)で。
薬師岳に赤牛岳の影が映る。
2010年08月04日 05:31撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 5:31
朝5:30、温泉沢の登り口(高天ヶ原温泉)で。
薬師岳に赤牛岳の影が映る。
がんばるぞ。
2010年08月04日 05:38撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 5:38
がんばるぞ。
これを行くのか...
赤丸はしっかりついていて、ほとんど迷うことはなかった。ただ、赤丸は登り方向に多く。下りは迷いやすいかも。
2010年08月04日 05:41撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 5:41
これを行くのか...
赤丸はしっかりついていて、ほとんど迷うことはなかった。ただ、赤丸は登り方向に多く。下りは迷いやすいかも。
時々、沢から脇の草むらに入る
2010年08月04日 05:54撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 5:54
時々、沢から脇の草むらに入る
3時間半で登るはずが、1時間ほどで河原の奥へ。ここからは、林道を登る。あと1時間半くらいで着いちゃうんじゃない?(後で、そうではないことを知る。)
2010年08月04日 06:41撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 6:41
3時間半で登るはずが、1時間ほどで河原の奥へ。ここからは、林道を登る。あと1時間半くらいで着いちゃうんじゃない?(後で、そうではないことを知る。)
←の先にはロープが。軽く頼るだけで登れる。温泉沢の頭まで、ロープ、くさり、梯子は一切なし。
2010年08月04日 06:49撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 6:49
←の先にはロープが。軽く頼るだけで登れる。温泉沢の頭まで、ロープ、くさり、梯子は一切なし。
急坂の後の数少ない平坦な道。
2010年08月04日 06:57撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 6:57
急坂の後の数少ない平坦な道。
山間の左奥からカーブして沢を登ってきた。
2010年08月04日 07:10撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 7:10
山間の左奥からカーブして沢を登ってきた。
おぉ、急坂もこれで終わりかな。
2010年08月04日 07:11撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 7:11
おぉ、急坂もこれで終わりかな。
これからは、なだらかな様子。(こちらも、後で、そうではないことを知る。)
2010年08月04日 07:18撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/4 7:18
これからは、なだらかな様子。(こちらも、後で、そうではないことを知る。)
ロープで登って登ってきたのは、真ん中のこんもりしたところ。
2010年08月04日 07:31撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 7:31
ロープで登って登ってきたのは、真ん中のこんもりしたところ。
なだらかに見えたが、左右にジグザグがほとんどなく、直線的に登っていく。滑らないように気を使うため、3時間半という時間が設定されていたようだ。
2010年08月04日 07:56撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/4 7:56
なだらかに見えたが、左右にジグザグがほとんどなく、直線的に登っていく。滑らないように気を使うため、3時間半という時間が設定されていたようだ。
薬師岳が大きくなっていく。
2010年08月04日 08:03撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:03
薬師岳が大きくなっていく。
途中の標。まだまだ。
2010年08月04日 08:15撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:15
途中の標。まだまだ。
急坂感わかるかなぁ。
2010年08月04日 08:19撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/4 8:19
急坂感わかるかなぁ。
高天原があんなに下に。遠く(薬師岳左奥)には白山が。
2010年08月04日 08:24撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:24
高天原があんなに下に。遠く(薬師岳左奥)には白山が。
温泉沢の頭に着く。
雲ノ平から奥黒部ヒュッテをめざす若者が先を急ぎ、360度の展望を一時ひとり(二人)じめ。
2010年08月04日 08:44撮影 by  CX2 , RICOH
1
8/4 8:44
温泉沢の頭に着く。
雲ノ平から奥黒部ヒュッテをめざす若者が先を急ぎ、360度の展望を一時ひとり(二人)じめ。
黒部五郎岳と雲ノ平。
雲ノ平は長方形をしているが、温泉沢の頭からの雲ノ平は一番長さがわかりやすいアングルのようだ。ここから時計回りにぐるっと見渡す。
2010年08月04日 08:45撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:45
黒部五郎岳と雲ノ平。
雲ノ平は長方形をしているが、温泉沢の頭からの雲ノ平は一番長さがわかりやすいアングルのようだ。ここから時計回りにぐるっと見渡す。
薬師岳左側より白山。奥は日本海の水平線。
2010年08月04日 08:45撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:45
薬師岳左側より白山。奥は日本海の水平線。
薬師岳
2010年08月04日 08:45撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:45
薬師岳
赤牛岳。奥に立山が見える。
2010年08月04日 08:45撮影 by  CX2 , RICOH
1
8/4 8:45
赤牛岳。奥に立山が見える。
赤牛岳の向こうに黒部ダム。その上に白馬。
2010年08月04日 08:57撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:57
赤牛岳の向こうに黒部ダム。その上に白馬。
野口五郎岳奥右に大天井岳、右に常念岳、その右奥には富士山も。右端に槍。
2010年08月04日 08:46撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:46
野口五郎岳奥右に大天井岳、右に常念岳、その右奥には富士山も。右端に槍。
富士山はどこで見えても嬉しくなる。
2010年08月04日 08:47撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 8:47
富士山はどこで見えても嬉しくなる。
黒部ダム
2010年08月04日 09:02撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 9:02
黒部ダム
3時間半前までいた高天原温山荘。標高差約800mを登ってきた。
2010年08月04日 09:16撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 9:16
3時間半前までいた高天原温山荘。標高差約800mを登ってきた。
水晶岳にも期待し、西側を巻いて登る。
2010年08月04日 09:20撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/4 9:20
水晶岳にも期待し、西側を巻いて登る。
水晶岳山頂にて。水晶岳には1時間程で着いた(10:00)が、雲が若干増えていた。今回は、温泉沢の頭が最もエクセレント!
2010年08月04日 10:17撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 10:17
水晶岳山頂にて。水晶岳には1時間程で着いた(10:00)が、雲が若干増えていた。今回は、温泉沢の頭が最もエクセレント!
これから下る鷲羽岳方向。槍を中心に、左端に水晶小屋、右端が鷲羽岳。
2010年08月04日 10:19撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 10:19
これから下る鷲羽岳方向。槍を中心に、左端に水晶小屋、右端が鷲羽岳。
2010年08月04日 11:28撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 11:28
ワリモ岳に向かい走るnafを撮ろうとすると、誰かと話しこんでいる様子。三俣蓮華岳までほとんど一緒だったおじさん3人組が黒部五郎岳から水晶岳を目指していた。黒部五郎岳も最高だった様子。
2010年08月04日 11:33撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 11:33
ワリモ岳に向かい走るnafを撮ろうとすると、誰かと話しこんでいる様子。三俣蓮華岳までほとんど一緒だったおじさん3人組が黒部五郎岳から水晶岳を目指していた。黒部五郎岳も最高だった様子。
鷲羽岳。こちら(水晶岳側)からで良かったと思う。三俣山荘からは、長い長い坂道だった。
2010年08月04日 12:26撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 12:26
鷲羽岳。こちら(水晶岳側)からで良かったと思う。三俣山荘からは、長い長い坂道だった。
昨日通った黒部源流と祖父岳への急坂が見える。黒部源流より上にも流れが見える。ワリモ北分岐直下あたりが本当の源流部と思われる。
2010年08月04日 13:06撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 13:06
昨日通った黒部源流と祖父岳への急坂が見える。黒部源流より上にも流れが見える。ワリモ北分岐直下あたりが本当の源流部と思われる。
鷲羽岳より、歩いてきた水晶方向を。この写真は雲が多いが、雷雨予報もなく、直上は晴天。
2010年08月04日 13:06撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 13:06
鷲羽岳より、歩いてきた水晶方向を。この写真は雲が多いが、雷雨予報もなく、直上は晴天。
鷲羽岳より鷲羽池を見下ろす。
2010年08月04日 13:24撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/4 13:24
鷲羽岳より鷲羽池を見下ろす。
鷲羽岳下りは長い!早足でも1時間。ガレた道で気を使う。やっと平坦になってきた。赤屋根は三俣山荘
2010年08月04日 13:57撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 13:57
鷲羽岳下りは長い!早足でも1時間。ガレた道で気を使う。やっと平坦になってきた。赤屋根は三俣山荘
三俣山荘で小休止して、双六小屋へ向かう。行きは山頂を通ったので、帰りは巻き道へ。先ほどのおじさん達から、巻き道は通れたと聞き、お花畑を期待する。
2010年08月04日 15:07撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 15:07
三俣山荘で小休止して、双六小屋へ向かう。行きは山頂を通ったので、帰りは巻き道へ。先ほどのおじさん達から、巻き道は通れたと聞き、お花畑を期待する。
雪渓とお花畑。こういう写真は、実際のダイナミックさが伝わらない。雪渓はもっと絶対的で、お花畑はもっと優しげだった。
2010年08月04日 15:12撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 15:12
雪渓とお花畑。こういう写真は、実際のダイナミックさが伝わらない。雪渓はもっと絶対的で、お花畑はもっと優しげだった。
巻道は広い。登山道で守られているハクサンイチゲ。
2010年08月04日 15:13撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 15:13
巻道は広い。登山道で守られているハクサンイチゲ。
途中渡る雪渓からの沢。いくつかある沢の水量が多く、しばらく巻道は通れないと、なっていたらしい。
2010年08月04日 15:20撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 15:20
途中渡る雪渓からの沢。いくつかある沢の水量が多く、しばらく巻道は通れないと、なっていたらしい。
2010年08月04日 15:56撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 15:56
2010年08月04日 16:10撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 16:10
双六小屋の夕食。またまた、大好きなさつまいもとかぼちゃの天ぷらだぁ。ご飯の炊き加減は東京の食事処も含めて、上位にランクイン。
2010年08月04日 17:41撮影 by  CX2 , RICOH
8/4 17:41
双六小屋の夕食。またまた、大好きなさつまいもとかぼちゃの天ぷらだぁ。ご飯の炊き加減は東京の食事処も含めて、上位にランクイン。
最後の日の夜が明けた。
2010年08月05日 04:41撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/5 4:41
最後の日の夜が明けた。
ご飯最高!
2010年08月05日 05:25撮影 by  CX2 , RICOH
8/5 5:25
ご飯最高!
快晴。槍ももうすぐ見おさめ。
2010年08月05日 06:54撮影 by  CX2 , RICOH
8/5 6:54
快晴。槍ももうすぐ見おさめ。
行きは雲が多く、あまり写真をとれなかったキレット、穂高方面。
2010年08月05日 07:36撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/5 7:36
行きは雲が多く、あまり写真をとれなかったキレット、穂高方面。
鏡平小屋でのヘリによる荷上げに遭遇。到着直前に影響の無いところで待機。
2010年08月05日 08:17撮影 by  CX2 , RICOH
8/5 8:17
鏡平小屋でのヘリによる荷上げに遭遇。到着直前に影響の無いところで待機。
同じヘリを少し前に鏡平小屋に到着したnafのカメラで。登山客は全員室内に待機であった。
2010年08月05日 08:17撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/5 8:17
同じヘリを少し前に鏡平小屋に到着したnafのカメラで。登山客は全員室内に待機であった。
2010年08月05日 08:28撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/5 8:28
お決まりの写真。池面が鏡のようになる朝方が良い様だ。
2010年08月05日 08:35撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/5 8:35
お決まりの写真。池面が鏡のようになる朝方が良い様だ。
そろそろ槍穂も見えなくなる。
2010年08月05日 10:54撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/5 10:54
そろそろ槍穂も見えなくなる。
4日目にして、日焼けがはんぱないことに気づき、社会復帰のための完全防備を。リュックにあった冬用の手袋で、手の甲の日焼けを防ぐ。週明けに夏手袋を買いに登山用品店に行くことを決意する。
2010年08月05日 12:42撮影 by  PENTAX Optio M30, PENTAX Corporation
8/5 12:42
4日目にして、日焼けがはんぱないことに気づき、社会復帰のための完全防備を。リュックにあった冬用の手袋で、手の甲の日焼けを防ぐ。週明けに夏手袋を買いに登山用品店に行くことを決意する。

感想

4日、水晶池〜ワリモ分岐で帰る予定でしたが、好天の予報に温泉沢を登るルートで水晶岳を目指す事にしました。前日、小屋の主人にルート概要を聞きました。(主人曰く、過去に迷った人はいないらしい)

温泉沢の右岸から入り、5回渡歩を繰り返し、雪渓の端部に。沢沿いは、飽きない面白いコースでした。
雪渓端部を左に折れると、強烈な登りが始まります。時にはハイ松に掴まり登る。最初は、新鮮な衝撃でしたが、ここまで急な登りがずっと続くと思っていなかったので、心が折れかけました。(温泉沢を下りで使うのは、ガレてて危険だと思う。下る人は、慎重に)
心が折れかけた時、温泉沢の頭に着きました。澄み切った青い空と360度の眺望。3年間の登山歴の中で、最高の気分でした。

温泉沢の頭〜水晶岳、温泉沢の登りのせいか、かなりキツかった。水晶岳手前のピークから底部への下降、片側が切れ落ち、多少の高度感が有り注意が必要。途中、奥黒部ヒュッテ(読売新道)に向かう人とすれ違う(計4人)
頂上で昼食。徐々に雲が涌いてきた。夏の眺望は9時ぐらいなのか、と実感する。

水晶岳〜水晶小屋、人気の山なのか沢山の人とすれ違う。水晶小屋、意外と綺麗?
小さい小屋なので、混雑の為に予約しないと泊まれないと三俣山荘に書いてあった。

水晶小屋〜ワリモ分岐〜鷲羽岳、ワリモ分岐の手前で、双六山荘で再会を誓ったおじさん3人組に会う(自分もおじさんだが)。おじさん達は、三俣山荘泊。10分弱、立ち話しをして、また何処かでと別れる。何故か、ベテランのおじさん達とうまが会う。(聞けば教えてくれて、お節介で無い。寛容でさり気ないおじさん達、ありがとう〜)

鷲羽岳〜三俣山荘、結構な下り、足裏がジンジンする。温泉の効果切れか?
鷲羽岳を半分下った辺りから、鷲羽岳の山肌を見ると鷲羽の由来の図形がよく分かる。お〜すげぇ、ショッカーのマークみたいだ。
疲れも有って今回で、一番きつい下りでした。

三俣山荘〜双六小屋、14:30だったので、泊まりも考えたが混んでるとの事と、キャパの大きさと翌日の事を考慮して双六小屋に行く事にした。(かなり雲ってきた。)
30分程登り、分岐から巻き道ルートで向かう。ガスっているが、緩やかで眺めの良い下り(氷食地形とお花畑)、思わず走る。すれ違いの単独男性から、最初の雪渓のアーチが危ないので、下流を通ってとアドバイスをうける。雪渓に行くと今にも抜け落ちそう。お兄さんありがとう。
もう一つ雪渓(こちらは安全)を越え分岐まで登り、これも足にきた。
気合いを入れて、双六小屋に下る。くたくたのまま(止まると動きたくなくなる為)、小屋の受け付けをする。部屋が混んでいるので、談話室に案内される。楽々布団1人一枚。階段脇で食堂前、朝は騒がしそうだが快適。
行きは素泊まりで、小屋食を食べなかったが、ご飯の炊き方がもの凄く上手く。
山小屋で、こんなに旨いご飯は初めて。相当に感動する。
昨夜に続き、深夜に星を観る。山の星空は、やはり素晴らしい。

5日、朝日を見る為に樅沢岳手前のピークに登る。
笠ヶ岳経由で帰る事を考えていたが、疲れも有り、無理して欲張るのも、何なのでゆっくり朝食を取り、のんびり新穂高に戻る事にした。

ゆっくりと最後の稜線歩きを楽しみ鏡平山荘に着いた。丁度、荷揚げの時間で、休憩は中でと。中からヘリの荷揚げを見る。低い侵入角度で突然現れて、シャッターチャンスを失う。スタントヘリさながらで、かっこいい。10分後に2回目が来るというので、再度待つ。2度目、イメトレしていたが、またも撮影を失敗。あ〜かっこいい!!(夫婦共に飛行機好き)
見るのは良いが、ヘリの世話にはなりたく無いものだ。

今日は風も無く鏡池に映る槍、穂高が素晴らしい。

あっ、またヘリだ。キリが無いので、お昼を食べる秩父沢に向かう。秩父沢の手前で、ニュージーランド人の夫婦と立ち話(自分は酷い英語、主に妻が話す)大キレットを越える予定との事。二人共に短パンだったので、虫刺され薬ラフェルサを渡した。(自分も短パンで、刺されまくったので同じ短パン仲間として)

冷たい水の秩父沢は、気持ちいい。お昼を食べるのに最高の場所だ。
喉を潤し、ラーメンを食べ、頭と足を浸す。時間を忘れる。
登山道の秩父沢を下った所に風穴。行きは、冷たい風が流れていたが、帰りは温かった。猛暑の影響か?秩父沢の残雪も4日でかなり後退していた。

中崎橋を過ぎるとまた風穴。落石注意の看板が有るが涼しい風を求めて、近くを歩く。新穂高登山口、登山者用の駐車場に着く。満車だ!ハイシーズンは、平日でも
凄いだな。

ひがくの湯に入り、帰路に着く。渋滞に少し嵌るが19時帰宅。(東京暑い)

山小屋泊の登山者の客観的な感想。早出、遅着の登山者は、相対的にシルバー世代が多い。実力を過信した無理な日程なのでは?勘ぐってしまう。(沢山の人と、どちらからどちらまでと話をした。マナーを含めて男女混合のシルバーグループが酷い。あるグループは12時の時点で、残りのコースタイム5時間を残しながら、自信満々で目的地を告げるリーダーが居た。失礼ながら、そのスピードでは着かないと思った。)
他の登山者の例は、将来自分がシルバー世代になった時の指針しないといけないと思う。(先ずはシルバー世代は、幾つからか?)

どこの世界も同じだが、少数のマナーの悪い人達の為に、同様に見らて気の毒。
格好良いおじさん、おばさんが大多数なのに非常に残念だ。

今は憧れの地に行けて、心地良い余韻に浸っている。
また、行きたい〜

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コメント

こんにちわ。
夫婦で山登り好いですね。
水晶岳方面、行った事がなく、いつかはあの沢沿いの温泉に浸かりに行きたいなーと思ってます。
しかし最高の晴れ男、晴れ女の組み合わせなんじゃないですか?!
写真もキレイに写っていて羨ましいです。(しかも美男、美女)

実は私も秋くらいから連れを山につれて行こうと思ってます。
初めは奥多摩の低山から?と思って居るのですが・・・賛否両論ありまして・・・いまは結構上までロープウェイとかで行けちゃうじゃないですか。だから山の素晴らしさを初めに低山ではなく、高山の絶景を見せたらハマルよ!なんて言われてて・・・悩んでます。

またキレイな山記録、見に寄らせてもらいますね

宜しくです。
2010/8/11 10:40
お褒めいただき、恐縮です
straycatsさん、こんにちは。
お褒めいただき、恐縮です。

私も、高校の遠足以来、登山とは縁遠かったのですが、いくつかのきっかけで、好きになりました。
紅葉を見に行った高尾山で、混雑のためケーブルカーに乗れず、1時間半かけて登る。汗が気持ちいいことを知る。
本沢温泉に入りたいがために、2時間半を登る。このころは15分ごとに休憩していました。
今でも好きな、もう1つのきっかけは、浅間高峰高原の篭ノ戸です。登山口から200m登ると、嬬恋高原のキャベツ畑がきれいに見えます。

あのころは、その後、菱野温泉常盤館に泊まって、露天風呂から八ヶ岳を眺め、翌日は、玉村豊男さんのヴィラデストガーデンファームアンドワイナリーでお茶をして帰ってました。

菱野温泉常盤館(http://www.tokiwakan.com/)
ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー(http://www.villadest.com/)

これなら、連れの方も楽しいかもしれません。

最近では、宿泊は車中になり、泊まるなら翌日も山行し、へとへとで家に帰るようになりました。
これはこれで、昔、ウインドサーフィンでは同様のことをしていたので、若かりしころに戻ったようで懐かしく、楽しんでいます。

rikky
2010/8/12 12:35
おおっ!是非、参考にします。
こんにちわ!

うちの連れも最近LDL(悪玉コレステロール)が増えたらしく(笑)
私に腹をつかまれているので行く気はガンガンにあるらしいのですが仕事の休み(連休)がなかなかとれないらしく、とれても2日間。

まあ十分だと思うのですが優しい所から攻めて行きます。

今日は東京湾の花火で勝どき辺りは地獄になりますよ
早く帰って山の準備をしたいよーー

これからもヨロシクお願いします。
2010/8/14 11:47
コメントありがとう
弾丸のstraycatsさん、こんにちは。

私どもを美化して頂き、ありがとう〜
顔を出すのは、抵抗が有りましたが、何処かですれ違った方に、こんな奴居たななどと印象になればと思いまして。

最初に連れを山に誘うのに、べたですが山+美味しい物、山+温泉などで釣る?
ドライブがてら、多少遠出も如何ですか?

登り2時間以内の山で、高度感が有って絶景がベストですね。

弾丸ツアー、台風一過の晴れを期待します。

関係無いですが、straycatsさんは、brian setzerのファンですか?
2010/8/11 19:03
素晴らしい山行でしたね。
Nafさん、rikkyさん、こんばんは。suezouです。
お盆はいろいろと多忙でコメントが遅くなりました。
いやぁ、素晴らしい山行だったみたいでとても
楽しくレポを拝見させていただきました。
なんかワクワクして私もまた行きたい願望が
湧いてきました。やはり雲ノ平周辺は素晴らしい
所ですね。

小屋の食事は最初は美味しいのですが続けて
天ぷら系の料理だと体力が落ちてくるとだんだんと
厳しくなってきます。そうゆう時のために自炊で
おじやを持っていると助かりますよ。

お二人ともお元気なので自炊、テン泊にも是非
トライしてみて下さい。また、違って景色が
見えてくると思います。
では、また。
2010/8/19 23:03
雲ノ平に丸1日いられたら
Suezouさん、こんにちは。

山行見ていただいてありがとうございました。おっしゃってた通り、雲ノ平は1〜2日、ぼーっとしていたい所でした。でもそれはベンチではなく、テント脇で寝っ転がってですね。雲の流れや山の影をぼーっと見ていられたら、最高でしょうね。やっぱりテント購入ですね

常念岳の山行見ましたよ。すごくきれいな夕焼けでしたね。また、カメラも上手い。私が夕焼けや朝焼け取ると、べたーっとしちゃいます。

そろそろ、紅葉の山行も考え始めています。1回は八に行きたいと思っています。
2010/8/24 0:39
こちらこそ
suezouさん、こちらこそ御無沙汰しまして。

suezouさんが言われたとおり良い所でした。
最低でも、丸一日居たかったです。ただボーと。

素泊まり自炊で行ったのでですが、管理ミスでガス欠に。恥ずかしい話です。

妻と来シーズンは、やはりテン泊だね!と話しています。
食べる事に強欲なので、食糧が重くなりそうで恐いです。
2010/8/22 15:09
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