下ノ廊下温泉巡り+立山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 3,790m
- 下り
- 2,836m
コースタイム
7:45黒部ダム(ガレ谷出口)→8:45内蔵助谷分岐→10:00新越沢合流点→11:00黒部別山沢→11:45白竜峡→
12:50十字峡の吊り橋→13:20作廊谷合流点→13:40半月峡→14:15東谷吊橋→14:30仙人谷ダム→15:30阿曽原温泉小屋
TOTAL 7時間45分(小休憩含む) 阿曽原温泉小屋 テント泊
2日目☆阿曽原温泉小屋→真砂沢ロッジ☆
7:30阿曽原温泉小屋→8:30仙人谷ダム→10:45仙人谷尾根頂上(1629m)→11:00仙人湯→11:40仙人温泉小屋(入浴)12:30
→14:05仙人池ヒュッテ14:25→14:40仙人峠分岐→15:15仙人新道ベンチ→15:50二股吊橋→16:55真砂沢ロッジ
TOTAL 9時間25分(入浴+小休憩含む) 真砂沢ロッジ テント泊
3日目☆真砂沢ロッジ→室堂☆
7:00真砂沢ロッジ→剣沢雪渓→9:10剣沢小屋9:30→10:30別山まき道分岐→11:05真砂岳まき道分岐→11:30大走り分岐→
12:00富士ノ折立→大汝山→12:35雄山→13:05一ノ蔵山荘13:20→14:05室堂ターミナル
TOTAL6時間5分(小休憩含む)
★yosimin 3日目一ノ蔵山荘からの行動
一ノ蔵山荘→龍王岳→鬼岳→獅子岳→ザラ峠→五色ヶ原キャンプ場
4日目五色ヶ原→平ノ小屋→ロッジくろよん→黒部ダム
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ 3日目 早朝から雨(0〜1mm程度)+ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
入山:扇沢〜黒部ダム トローリーバス(1500円) 下山:室堂〜扇沢 トロリーバスetc(5700円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆下ノ廊下 ・黒部ダムから登山道入り口が判りにくい トロリーバス降りたら改札を出ずにそのままトロリーバスの走る道を歩く 20m程歩くと左に抜けるトンネル「ガレ谷登山者出口」の赤い看板があるので 左に曲がる。そこを抜けると登山道に出る ・沢をいくつも渡るので滑り要注意 ・断崖絶壁の連続(^_^;)つねに緊張 ・雪は多く残っていた。雪渓をかわす高巻きの直角のはしごを数か所渡る。 ・ヘッドランプは使いませんでした。でも、仙人ダム〜阿曽原温泉小屋で暗いトンネル1ヶ所通過するので、 そこで使用した方が無難かな ☆阿曽原温泉小屋 ・温泉(\500)は男女1時間交代で入浴する様になっている 入浴時間(覚えている範囲で…) 4:30〜5:30 女 5:30〜6:30 男 6:30〜7:30 女 8:00〜 混浴 小屋から5分程下った所に有り 脱衣場はなしすのこの上で着替える ・テント場\500 トイレ(水洗)・水場(水量多い)近くに有り この時はテントの数12・3ヶ ☆雲切新道 ・ひたすら急坂が続く ・崩れ気味の道が多く転びやすい。ロープ多し。下りで使う時は要注意だと思う ☆仙人温泉小屋 ・日帰り入浴可\500 簡単な脱衣場有り でも、基本「丸見え」 ・私達が入浴中の間は男性客の入浴は断るから!と言ってくれました(*^^)v ・無味無臭の泉質 ☆剣沢沿いの道(二股吊橋〜真砂沢ロッジ) ・河原のペンキマーク不明瞭 ・所々迂回ルート有り ・ロッジ近くで残雪の上を歩き渡る箇所有り ☆真砂沢ロッジ ・小屋泊の人達は外の別棟の乾燥室に荷物を置くようになっていた ・宿泊者には風呂(シャワー)提供有り テント泊はNG ・水豊富 ・テント場はロッジのすぐ脇に広がる 河原状の地面 ☆剣沢雪渓 ・朝通行したが、雪面固め 所々凍っていた。私達はアイゼンなしで通行(時々滑る) 下りではアイゼンは必要と感じた ・脇に夏道があるけれども、雪渓が無くなるまで、雪渓の上を歩いた方が楽だよ とロッジのオーナーに教えてもらいました。 |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
感想
1週間前に連れっ子(yosimin)から山の誘いの連絡を受ける。
連休の予定が決まっていなかったので、即O.K.の返事(^-^)
彼女は夏休みという事で1週間の予定、私は前半の3日間を共に行動する事になった
行き先は・・・
初めは、扇沢→針の木峠→針ノ木谷→五色ヶ原→立山の予定だったが、
連休直前に下ノ廊下通行可能(未正式)の情報を阿曽原温泉小屋HPで確認した事で変更(^_^)/~
念願だった下ノ廊下!やった!紅葉の時期がサイコーなのだろうけれど、
それよりも山の中まで人ゴミに交じるのを嫌い、静かな山行を良しとする私達は実行に移しました!
【1日目】
金曜日の夜に自宅を出発して、扇沢に2時半頃到着
一番上の無料駐車場は既に満車状態(--゛)え゛〜 どんだけ人が来てるの!?
よって、最後のトンネル抜ける途中左に入口がある砂利の駐車場に停める事になった
(ここはまだまだ余裕がある状態でした)
仮眠2時間程取った後、いよいよ行動開始!
トロリーバス始発6:30に乗る為に二手に分かれる(*^^)v一人は6時前にキップ売り場に並び、
もう一人は改札に並んだ。どちらも長い列が出来始めていた。すごい人(--゛)
この作戦は大成功で、余裕で始発に乗る事が出来ました。
…が!しかし、黒部ダムに到着した後、下ノ廊下へ通ずる登山道入り口を見つける事が中々出来ずに時間をロスしてしまった。
あれは判りにくい(@_@;)やっと辿り着いた時は7時半を回っていた。
お天気は上場!黒部ダムは放流をしていて豪快。それを下から眺めながら山行開始
下ノ廊下…他の道では味わえない何と言えない景色・緊張感でアドベンチャー的、歩みを進める度にドキドキ・ワクワク
整備したばかりの道で草刈りをした跡や真新しいワイヤーでかけ直した橋や梯子、
それが無ければ歩く事が出来ないポイントが随所に有り、管理関係者に感謝
1か所だけ整備途中な個所があり、なんとかルートを見つけてクリアしました。
途中…管理関係者!?と思われる方とすれ違う。
「今の段階で20人程通過しています。一応通行可能ですが正式ではないので、自己責任で十分注意して歩いて下さい」
とご指導を受けました。はい!気を引き締めて行こう〜
大小の沢を渡る場所も何か所もあった。水の流れが強い場所はすごく緊張(+_+)
慎重に渡り歩く石を選んで一つ一つクリアしていく
今思えば…歩き始めて4時間程経過した辺りから、精神的に疲れてきた所があったのだろうか…
道の上から降り注ぐ様な沢を渡らなければいけない場所で、
すばやく通過したいが為に足場の確認を怠った私はみごとに転んでしまった(>_<)
前側に倒れて手をついたけれど、その手も滑って顔面強打(>_<)
上からは水がジャ〜ジャ〜 起き上がりたいけれど、ザックが頭側にドサッとのしかかっていてジタバタ
まるでつぶされたカエルの様だったと、現場を目撃した連れっ子に言われた(--゛)
やっと脱出した時には、全身ビショビショ(+_+)そして手からは流血(>_<)おでこには大きなたんこぶ
左膝にも擦り傷で血が滲んでいました。あ゛〜も〜(--〆)
阿曽原温泉小屋に到着した時に、小屋のオーナーに「どうしたん?!転んだのか?」と…
転んだ時の状況を話すと「ツルンと横に滑って、そのまま谷底に落ちなくて良かったなぁハハハ」と(@_@;)
それを聞いた途端身震いがした自分でした。危なかった・・・
阿曽原温泉小屋のテント場はトイレも水場も近くにあって便利
テントをパパっと立てて、待ちに待った温泉へGO- テント場から5分程下がった所に温泉があった。
「1時間おきに男女入替え」というなんとも良心的。
山の中で真っ裸になっての風呂 何もさえぎるものの無いなかでの温泉は、なんとも言えない開放感にどっぷり(●^o^●)
一日の汗と疲れを洗い流すと言わんばかりに制限時間ギリギリまで入りました。
温泉好きな二人・・・もちろん朝風呂もしっかり入りましたぁ
【2日目】
仙人ダムから始まる雲切新道は、言われている様に急登×2ひたすら急登(._.)
風呂ですっきりしていた体もあっという間に汗だくになった。
まだ新しい登山道という事で、足場がしっかりしていない所が多く歩きにくかった。
下りでこのルート使うのも難儀だなぁ・・・
でも、そんな苦労も仙人温泉で飛んでっちゃった(^_-)-☆
山行途中だけれどもここを素通りするわけない!入るべし!!!
男性が一人ちょうど出る所でタイミング良し。500円払って入らせてもらう事に。
さらに、仙人温泉小屋のマスターが「二人が入っている間は他のお客は断るから」と良心的(^^♪
ここもまた最高の湯 唐松岳〜白馬岳の山並みを眺めながら、湯加減もよろしいし
ずっと浸かっていたかったなぁ〜しかし、今日の行程まだまだ始まったばかり
30分程で後ろ髪引かれながら風呂をあとにする。
仙人池ヒュッテ・仙人峠までの登り 普通、風呂の後はドッと疲れが出てしまうものなんだけれど、二人共快調に歩みを進める。
仙人池ヒュッテの仙人の様なおばさま(失礼かな)
優しい言葉をかけて頂き、またスタッフの方も良い方で今度はここに泊まりたいかな
仙人池からの剣岳の眺めはこれまた最高〜池に写る「逆剣岳」も見る事が出来ました。
さぁここからは仙人新道を通って真砂沢ロッジまで下り。2日目は登って下ってのまさに山越え。
真砂沢ロッジ手前で雪渓を歩く場所があった。初めての雪渓歩き、アイゼンは装備していなかったので慎重に歩いた。
真砂沢ロッジは雪渓真近に建っていた。テント場は広くオーナーも良い方
ここでも私の顔を見て「どうしたん?怪我してるよ!鏡持ってこようか〜」と声をかけて頂いた(^_^;)
【3日目】
深夜2時位から雨が降り始めていてドヨ〜ン↘ 夜が明けて空を見上げると止みそうのない雲行き
立山に上がったら剣岳に登ろうと計画していたけれども無理そう。
まぁ、そしたら雷鳥沢に下りてみくりが池温泉でも入ろうかってな感じで真砂沢ロッジを出発
日本三大雪渓の剣沢雪渓
朝で雨模様の中だったので、中々堅い…凍っている所も有りアイゼン無しの私達は慎重に歩いた。
久しぶりに雪の上を歩いたな(*^。^*)剣沢小屋からの剣岳は雲の中にあった
でも、午後からは曇りの予報だったので「少し待ったら行けるかもよ!」と連れっ子 行きたそう・・・
ん〜天候不安定の中、剣岳に行く自信がなかった私・・・
でも、今回はまだ一つもトップを取っていない 温泉行くのも良いけれど・・・
考えた末、剣岳→雄山に変更して行こうとわがままを聞いてもらう。
雄山までの道のりはほとんどガスの中(._.)ここからの山崎カールに眺め良いんだけどね〜とyosiminに言われた(残念)
雄山に到着すると、天候が悪いにも関わらず観光客的な人達でごったかえしていた(びっくり)
一ノ越山荘には1時過ぎに到着。ここで、連れっ子とは別行動となる。
天候が危ういけれどもとりあえず五色ヶ原まで行く予定のyosiminに残った食料を渡し、
私は室堂ターミナルに向かった。
今回は途中で温泉入る事が出来たせいか、膝の調子も良く。
2日目の仙人峠からの長時間の下りが不安だったけれども、膝は機嫌を損ねる事なく・・・
3日目の雄山からの急坂もヒョイヒョイだった。 良かった。。。
また、連れっ子には「体力着いたんじゃない」と褒められ(^_-)-☆
前回の南アルプス山行では1/3位しか一緒に歩けなかったのが、今回は半分はついて行けた気がする。
yosiminはやっぱり強い!歩いて1時間を過ぎると離されていく まだまだね・・・
水:1日目)ポカリ1.2L+水1L 2日目)ポカリ1.5L+水1L 3日目)ポカリ1L
食:アルファ米1 親子丼レトルト1 ドライパスタ1 バターロール6 チョコパン2
キウィ2 高カロリーお菓子3 ドライアンズ
mickeysanさん、こんにちは。
今度、私も下ノ廊下に行くことで予定しているのですが、
阿曽原温泉小屋のテント場の混雑状況は如何だったでし
ょうか?
写真を拝見させていただいただけで、早く行きたくなり
ました。
tayukayuさん こんにちは
未正式での開通直後だったせいか・・・
黒部ダムから歩いている最中は2名の方に追い越され、別の2名を抜かして・・・
と会ったのはそれだけ
すれ違いで時間ロスする事はありませんでした。
阿曽原温泉小屋のテント場はあまり広くないですね
でも、この日は最終的にテントの数は12〜3個でしたでしょうか
余裕のスペースで使う事が出来、ぐっすり寝る事が出来ました
「下ノ廊下山行」ぜひ実行して下さいね!
mickeysan さん 今晩は
スリリングな山行ですね。お怪我は大丈夫ですか?
秘湯がいっぱいで羨ましいですが,危険もいっぱいか〜。達成感十二分ですね。
>山の中で真っ裸になっての風呂 何もさえぎるものの
>無いなかでの温泉は、なんとも言えない開放感にどっ
>ぷり
,癖になっちゃったみたいですね。
「泉質は○○,効能は○○,泉温は○○,湧出量は毎分○○L」なんていう,温泉レコも楽しめそうですね。
ところで,以前のパートナーさんは,山レコに登録されたんですね。今回も相変わらずの健脚さが,伝わりましたが,mickeysan さんも負けず劣らずで凄いパワーアップ ですね!
yamabitoさん おはようございます
顔の傷は意外にあっという間に治癒しました
自分の生命力にびっくりする位・・・
今はうっすら跡が残る程度です
シミにならない様にアフターケアは引続やらないと・・・
>達成感十二分ですね。
南アルプス山行と同じ位に味わいましたね
二人共、元々秘湯好きなんですよ
そう!
連れっ子yosiminに今回ヤマレコの事を話したんです。
そしたら…登録してましたね
怪我も大事ない様子でよかったですねぇ。
膝の具合も快調そうで、なによりです ^^v
私も26日〜28日、会津駒〜尾瀬と山小屋で初めて泊りました^^
ほんっと〜に楽しかったです!!
尾瀬では元湯山荘という温泉の山小屋に泊まりましたが、
お風呂でよく足をストレッチしたこともよかったのか、
問題なしです ^^v
秘湯コース、とても興味ありです!
いつか行きたいなぁ〜
楽しかった〜!!ありがとう。またご一緒してね^^。
楽しいプラン考えるので(笑)
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