飛越トンネル〜黒部五郎〜双六〜新穂高温泉


- GPS
- 22:43
- 距離
- 43.8km
- 登り
- 3,519m
- 下り
- 3,483m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:48
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:54
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:26
天候 | Day1. 晴れ Day2.晴れ Day3.くもり〜小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4/29 下山後:和佐府まで自動車回収 ※和佐府までの交通、和佐府〜飛越トンネルの交通情報は、 飛騨市の林道通行情報( https://www.city.hida.gifu.jp/soshiki/22/40859.html )を確認のこと。 ※和佐府橋に林道冬季閉鎖のチェーンあり。林道は融雪していても土砂や倒木の恐れがあり、進入は自己責任 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【和佐府橋〜飛越トンネル】 倒木デブリあり 雪は1300m付近(打保谷ルート合流点の手前)から繋がった 携帯電波はほとんど圏外 【北ノ俣避難小屋】 小屋の山側出入口に水場あり、トイレなし 付近の積雪は2m以上 携帯電波は小屋の外で少し繋がる(docomo, au) 【黒部五郎岳】 カール頂上は雪庇多い、カール内も小クラックあり。山頂は携帯電波あり。 【黒部五郎冬季小屋】 水場、トイレなし 付近の積雪は2m以上 携帯電波圏外 使用料として一人1000円、後日現金書留で郵送(590円+封筒21円) 【三俣蓮華岳】 一部で夏道が露出、急登もあり山頂手前でスキー担ぎ区間あり 山頂は携帯電波あり 【新穂高左俣林道】 ・雪崩デブリ多数あるが、わさび平小屋の先まではスキー滑走可 ・わさび平小屋と笠新道登山口の間に大規模デブリ ・穴毛谷下部に大規模デブリ ※大規模雪崩デブリはいずれも林道を覆い尽くしているため、通過および林道への復帰に注意 |
その他周辺情報 | 【温泉】 ひがくの湯 900円 ※食堂あり。Nゲージ、うまい棒あり。 【前泊】 温泉山小屋ともしび(さわんど温泉) 【後泊】 ワットホテル高山(高山市) 【打ち上げ】 大衆居酒屋あじ平(高山市) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト(クロスオーバードーム)
ストック
ナイフ
スキー板
シール
ツエルト
ブーツアイゼン
シュラフ
シュラフカバー
マット
コンロ
のこぎり
火器
食器
スリングビナ
袋
|
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感想
・黒部五郎岳〜三俣蓮華岳は未踏区間
・北ノ俣から黒部五郎のカールを滑り、新穂高へ抜けてみたかった
等々の背景があり、今回のお誘いを即決。不安なのは皆について行ける体力があるかと、当日の気象、積雪コンディションだがそれは行ってみないと分からないので、とにかく人事を尽くした(つもり)。
北ノ俣へは、過去に犬さん達と来ているけど、あの日は暑くてバテバテ。今度はほどほどに涼しく、Keiさんユッキーさんに引っ張ってもらい無事到着。初日は滑るところなく、荷物は最大級なのでしんどかったが、期待の三日間の幕が開けた。
稜線からは雪たっぷりの薬師岳、地肌の見えた赤牛、山荘がポツンと見える雲ノ平、反対側には笠ヶ岳、それから白山と別山、乗鞍岳に御嶽山も見渡せた。
黒部五郎へは、赤木沢の源頭を味見滑走できたし、主題のカール滑走も楽しく終えて二日目も良い宴会になった。
この時、カールのほとんどに雪庇があったが、下降地点を見付けるのに先行トレースがヒントになった。登り途中にパーティは見えていたが、翌日によく知る友人と知った。
最終日は三俣蓮華へ登る途中で雷鳥に出会った。そのカールの滑走も楽しく(縦溝もあったが)、双六岳に上がるまで槍の穂先も見えていて景色も楽しめた。
山頂からの双六谷600m下降、大ノマ乗越への登り返し300m弱、からの秩父沢は900mをあっと言う間に下りきり、あとは新穂高温泉まで淡々と…とは行かず、大規模デブリと崩れてくる天気にヒヤヒヤしながら下山完了。
大ノマ乗越は友人パーティとKeiさんの奮闘により快適なステップが出来上がり想像より早く登りきれた。
車を回収後はユッキーさんが懇親のサーチ力で見つけたホテルに投宿し、高山の銘店で打ち上げ。
4/25 keiさんにひろってもらい、渋滞なく松本方面へ。旬鮮厨房だいなモで夕食、沢渡のゲストハウスともしびで飛び入り宿泊&前夜祭
4/26 6時新穂高温泉駐車場でまるよさんと合流。心配した駐車場混雑なし。ここでkeiさんが宿でくんだ水2Lがだだ漏れ。ザック内水没。笑い事じゃないけど、笑ってまう。まるよcarのブーツドライヤーでシュラフを乾かしながら和佐府集落へ。通行止め区間があるので、1時間以上かかった。
和佐府橋で車2台停まっている&入ってすぐに倒木確認したので、和佐府橋に駐車、準備して歩き始め・・が、どうも車が通っているねぇ、実はまだ先まで車は入れるのでは?ということで3kmほど歩いたところで、荷物置いて、まるよさんが和佐府橋まで車を取りに行ってくれた。入口の倒木、車一台通れるように枝を切ってくれていたらしい・・。車に乗って少し進むと車2台停まっている。ここが本当の車で行ける終点。その先は土砂崩れ。(ログが途切れているのは車で走った区間)
最初はシートラ、途中から板履いてようやく飛越トンネル。ゆっくり休憩して、トンネルの右側から登る。
寺地山まで長いんだよなー。寺地山は山頂には行かずトラバース。
小屋は人でいっぱいでは?水出てないと掘らないと、とか心配していたけど、小屋に泊まったのは私たち3人とソロ登山者1人。水は出ている!幸運。各自ツエルトなどは持参しているけど、夜に強風予報だったので、できれば小屋に泊まりたかったんよ。
快適な小屋で乾杯!こんな宴会も春のロングルートの楽しみ。
4/27 早く出ても雪面かたくて歩きにくいやろうから7時頃に出ようと言っていたけど、目覚ましかけずに起きたら6時(笑)8時出発。強風予報で、場合によっては引き返すことも考えていたけど、まさかの無風。雪面もゆるんで登りやすい。
まるよさんのナイスルーファイで、2人は北の俣岳山頂まで担ぎなし。北の俣岳山頂からトラバース気味に赤木沢方面に気持ちよく滑り込み、トラバース。この辺、どこも良さそうで、自制心失うと、どこまでも滑って行きそう。
当初予定していたウマ沢も良さそうやったなー。
黒部五郎岳の最後の登りの前に休憩していると山頂からこちら方向にドロップする3人が見える。なんでこっち側に?と思ったけど、それは登頂して分かった。
雪面のかたいところもあったけど、最後までシールで登れた。北の俣岳も黒部五郎岳も登りしんどかったけど、とにかく景色が良くて、心潤ったー。山頂でまたゆっくりと景色を楽しむ。予報を裏切る風のない穏やかな山頂。
山頂直下は雪庇で無理!ちょっと戻ると先行者のドロップ跡。なるほど、雪庇の弱点をついたここからしかドロップできん。とはいえ、かなり急なので、ここはスキーが一番上手なまるよさん先頭お願い。ドロップからのトラバースからの大滑降。気持ち良い〜〜〜〜!!おっとクラック!ちょいちょい横歩きで避けてまた滑る。この大自然を滑る気持ちよさよ。縦溝がほん!がほん!もあったけど、そんなに深くないし柔らかいので大丈夫。そのままうまくトラバース気味にうまく黒部五郎小舎にピットイン。貸し切り〜。水作りながら今日も宴会♪軽量化のために呑み切ろう。自分たち3人のシュプールが最高のつまみ。
4/28 5時起床6時半出発!3日目の体って、こんなに重いんや・・疲れが出てきた体で三俣蓮華岳に向けて歩き出す。この日は曇り。とは言え、視界はあり、曇りは曇りで美しい。途中と山頂直下で担ぎ。ヨレヨレ登頂。しばらくすると槍も見えてきた!先が長い一日でも、こうゆう景色を楽しめるメンバーって良いな。ここも気持ちよく滑走。協議の上、やっぱりせっかくなら双六岳から滑走しようということで、双六岳に登り返し。急に見えた斜面も意外とすんなり登れたな。
双六岳山頂からドロップ。いや、これは山頂まで登り返した甲斐があった!こんな大自然の中で滑る気持ちよさ。
大ノマ乗越取りつきに到着すると、先行の3人が準備中。昨日、黒部五郎岳から滑走していた3人。話していると、twitter民。人気者の#がんばれkei。世間は狭い!先行muroさんとkeiさんがステップ刻んでくれたのでだいぶ楽できた。ありがとう!それでもしんどかったけど、なんとか大ノマ乗越に到着。
ここから大滑走。たぶん私の山スキー人生最長距離では?最初は楽しい〜!気持ちいい〜!やったけど、後半は足ぱんぱんで、もう滑るのしんどいーと休み休みになったけど、それでも約1000mを30分ほどで降りるスキーの機動力のすばらしさ。
ワサビ平過ぎてもまだスキーで進めたおかげで、想定より早く下山できたかな。とはいえ、途中のデブリと土砂崩れにはびっくり。これも自然の力。
新穂高温泉でコーラで乾杯。keiさんに駐車場から車を取ってきてもらい温泉で人権回復。
和佐府でまるよcarを回収、高山の山屋が泊まるには恐縮なホテルにチェックイン。居酒屋でご当地グルメで打ち上げ。翌朝は、こうへいうどん。
ずっと行きたかったルート。予報を裏切る好天、楽しく頼もしいメンバーと行けて、本当に良かった!黒部の雄大さの素晴らしいこと。こんな絶景を歩いて滑れることの幸せ。一日歩いてへとへとになって、夜に宴会する幸せ。
春の山旅を目一杯満喫した3日間でやったーーー。
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