甲武信ヶ岳から雲取山


- GPS
- 25:01
- 距離
- 50.0km
- 登り
- 3,956m
- 下り
- 4,530m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:07
- 山行
- 11:11
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 12:03
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 4:29
天候 | 晴れ、くもり、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
中央線で塩山駅 塩山駅からバスで西沢渓谷 #帰り 鴨沢からバスで奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
甲武信岳は残雪につきアイスバーン多数。2200mくらいからチェーンスパイクは欲しい。12爪で歩いている人もいた。 踏み抜きも多く、膝上までズボズボいく。 |
写真
感想
全くテント泊をせずに半年ほど経過したため、テン泊をするために連休を利用して奥秩父を歩くことにした。
# 計画
当初の計画は、金峰山から入って奥多摩駅まで抜けるルートだった。
調べるうちに今年の残雪は長引いており、大弛峠から国師ヶ岳がかなり歩きづらいというのことで、甲武信岳からの入山に変更。
行ってみると、甲武信岳も調べた通り残雪がしっかり残っており、普通に雪山だった。
チェーンスパイクは持っていたものの、靴が非防水で踏み抜くたびに少しずつ足が冷えた。
甲武信岳の山頂に登って降りた頃には凍傷にならずとも精神的に参って甲武信岳でテント泊するこになってしまうと思い、甲武信岳は諦めて、早々に破風山へ向かう。
木賊山の巻道は、腐った雪で踏み抜きが多く、滑落の心配があった。今回のコース中、もっとも集中力を要した。ピッケルが欲しかった。
# コース全体
アップダウンに富んだ縦走路。笠取山は今回始めて登ったが、分水嶺からの急登のキツさも然ることながら、そのあとの岩場の上りが意外とスリリングで緊張感があった。
初挑戦となった将監峠から大ダルのルート。崩落地も多いと聞いていたが、身構えすぎていたように思う。コースの不整地具合で行くと、飛龍山から三条ダルミのほうが怖い場所が多い。ただ、この区間も昨年壊れていた橋が修理されていたりして、しっかり人の手が入っているのを感じた。
コースの手入れ具合で行くと、雲取山から鴨沢までのルートよりは全然荒れているが、不明瞭なところもなく、人がしっかり歩いている道で良い。
むしろ、鴨沢までのルートはきれいすぎて驚いた。早足、なんなら走れるくらいきれいな道。そりゃあ、コースタイムも短くなるわい。
コースのなかで一番好きなセクションは水晶山。八ヶ岳的な雰囲気があり、神秘的である。
最後の最後に登場する三条ダルミからの上りは辛かった。
11時間も歩いた末に、この登りは応える。心を無にして登った。
このコース内でもっとも眺望がよかったのは、飛龍権現にある禿岩。前回飛龍に登ったときはなぜか立ち寄らなかった。絶対に行くべき。
# 天候
初日の22時から午前3時すぎまで降ったり止んだりを繰り返す。以降、2日目の夜も少し降る。
初日から強風の予報だったが、2日目はほんとに強い風でコルに入ると耐風姿勢を取らないといけないような場面もあった。
将監以降のルートで強風を心配していたが、山の南側のトラバースルートになることもあり、風は吹かず。太陽が照って暑かった。
最終日も夕方から雨予報で、晴れ。ただ、風が冷たく、半袖半ズボンとまではいかない天気だった。地上に降りて、そんな格好の人は少なかったので、全体的にひんやりした空気だったと思う。
# 水
途中避難小屋泊を想定して水を多めに積んでいたが、小屋が短い区間にたくさんある。補給が楽なので、無理に多めに積む必要はないと感じた。
# テント場の混雑
1日目雁坂小屋。パンパン。裏のテント場までいっぱい。小屋の簡易泊を進められたが、ビビィ泊だったため傾いたところに無理やり設営。
2日目雲取山荘。パンパン。一番奥までびっしりだったと思う。ビビィなので、小屋に近い狭い傾いたところに設営。これは失敗であんまりちゃんと寝れなかった。無理せず、もっと奥地の水平な場所を取るべきだった。
# 感想
1日目、破風山避難小屋に泊まるつもりだったが、小屋横に鹿の死骸があり、何か不吉な予感がして、雁坂まで行くことを決めた。
2日目、夕方から雲取山では雷雨の予報だった。当日もwindyで確認したところ、予報が変わっておらず、将監小屋付近で30分以上進むか停滞するか悩んでいた。一瞬帰宅することも考えて、小屋番にバスの時間帯を聞いたところ、新地平まで戻らないとバスがないとのこと…。ちなみに、新地平までは約6時間。雲取山に行くのとほぼタイムは変わらない。天気について尋ねると、降水量とか見る限り、それは昨日の夜の雨とさほど変わらないから、心配することではないと言われ、妙な説得力があり、腹をくくって雲取までいくことにした。
実際天候が崩れることはなかったし、懸念していた将監峠から大ダルのルートも個人的には難しいコースではなかった。
3日目は本当は奥多摩駅まで歩くつもりだったが、雲取の石尾根を歩いている最中、お腹の調子が悪くなり、七ツ石小屋のトイレを借りた。そこからルート復帰する気力も完全に削がれ、鴨沢に降りることにした。
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