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Yamareco

記録ID: 8347380
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

里見八犬伝めぐり~下野國編・其の壱(庚申山化猫退治ノ巻)

2025年06月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:28
距離
14.7km
登り
1,004m
下り
1,004m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:47
休憩
1:42
合計
10:29
距離 14.7km 登り 1,004m 下り 1,004m
8:14
2
国民宿舎かじか荘
8:16
8:18
83
9:41
9:43
37
10:20
10:21
5
10:26
11:17
107
13:04
13:05
18
13:23
13:38
47
14:25
14:40
40
15:20
15:22
13
15:35
97
17:12
17:24
4
17:28
17:29
21
17:50
52
18:42
1
18:43
国民宿舎かじか荘
関東ふれあいの道・栃木23「ヤシオ咲く庚申のみち」を利用して、銀山平から庚申山荘をピストンするコース設定です。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
起終点:国民宿舎「足尾の宿かじか」(前泊、後泊あり)
コース状況/
危険箇所等
銀山平から一の鳥居までは林道歩きとなりますので、危険な個所はありません。
(ただし私たちが通った翌日にはクマ出没情報があって警察も出ていました)
一の鳥居から庚申山荘までの登山道は沢沿いに登っていく形ですが、登山道自体は整備されており、急登は少々ハードですが、特に危険な場所はありません。
庚申山荘から庚申山頂に向けては、クサリ場、垂直梯子などがあり、注意が必要です。(今回は最初の梯子の手前で下山しましたので、最新実状は不明です)
その他周辺情報 前泊、後泊には、国民宿舎の「足尾の宿かじか」を利用。野趣豊かな露天風呂が魅力の源泉「庚申の湯」で登山の疲れをいやせます。
また、「足尾の宿かじか」の庚申の湯は、日帰り入浴も可能(2025/7/3より再開)です。
https://ashio-kajika.jp/
今回も愛車うさぎ号で里見八犬伝めぐりの前泊移動開始。関越道の高坂SAで、百花王の肉汁ひもかわうどん堪能しました。
2025年06月27日 07:04撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/27 7:04
今回も愛車うさぎ号で里見八犬伝めぐりの前泊移動開始。関越道の高坂SAで、百花王の肉汁ひもかわうどん堪能しました。
寄居で関越を下りて一般道で「道の駅くろほね・やまびこ」に立ち寄り、山椒アイスと焼きおにぎりをいただきました〜
2025年06月27日 09:59撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/27 9:59
寄居で関越を下りて一般道で「道の駅くろほね・やまびこ」に立ち寄り、山椒アイスと焼きおにぎりをいただきました〜
里見八犬伝では犬飼現八が下野国の網苧(あしお)の里で、とある茶店で庚申山の奥の院の話を聞き、名場面「庚申山の化猫退治」につながる、ここ足尾の里。立ち寄ったのはレトロ感満点の沢入駅。手元文献では現八が辿った「梅雨入」の候補として「沢入」が比定されています。
2025年06月27日 12:09撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/27 12:09
里見八犬伝では犬飼現八が下野国の網苧(あしお)の里で、とある茶店で庚申山の奥の院の話を聞き、名場面「庚申山の化猫退治」につながる、ここ足尾の里。立ち寄ったのはレトロ感満点の沢入駅。手元文献では現八が辿った「梅雨入」の候補として「沢入」が比定されています。
江戸時代の「下野國足尾庚申山之図」にも描かれていた庚申山碑。かつては磐裂神社の庚申山登山口(鳥居の右側)に建てられていたのを、県道・銀山平公園線への入り口にあたる現在地に移転したとのこと。
2025年06月27日 12:29撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/27 12:29
江戸時代の「下野國足尾庚申山之図」にも描かれていた庚申山碑。かつては磐裂神社の庚申山登山口(鳥居の右側)に建てられていたのを、県道・銀山平公園線への入り口にあたる現在地に移転したとのこと。
こちらがその磐裂神社です。こちらには庚申山猿田彦神社までの参道の一丁目石があります。鳥居のたもとの「庚申山表口」の石碑も確認しました。庚申講ならここからスタートですね。
2025年06月27日 12:41撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/27 12:41
こちらがその磐裂神社です。こちらには庚申山猿田彦神社までの参道の一丁目石があります。鳥居のたもとの「庚申山表口」の石碑も確認しました。庚申講ならここからスタートですね。
せっかくの足尾なので、足尾銅山観光へ。江戸から昭和の坑内施設をめぐって「ザ昭和」なお土産屋さんに立ち寄ったら、化け猫登場?いえいえ、とっても人懐っこい可愛いネコタちゃんです〜
2025年06月27日 15:03撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/27 15:03
せっかくの足尾なので、足尾銅山観光へ。江戸から昭和の坑内施設をめぐって「ザ昭和」なお土産屋さんに立ち寄ったら、化け猫登場?いえいえ、とっても人懐っこい可愛いネコタちゃんです〜
銅親水公園から舟石峠越えの林道は狭くて登山道チック。ここもまるまる関東ふれあいの道で、舟石峠が登山口の備前楯山には3日目に登る予定です。
2025年06月27日 16:39撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/27 16:39
銅親水公園から舟石峠越えの林道は狭くて登山道チック。ここもまるまる関東ふれあいの道で、舟石峠が登山口の備前楯山には3日目に登る予定です。
前泊、後泊でお世話になる国民宿舎かじか荘に到着。受付のお姉さん曰く「GW前から修理中だった露天風呂が今日から運用再開しています」おお、超ラッキー〜♪
2025年06月27日 17:56撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/27 17:56
前泊、後泊でお世話になる国民宿舎かじか荘に到着。受付のお姉さん曰く「GW前から修理中だった露天風呂が今日から運用再開しています」おお、超ラッキー〜♪
翌朝、露天風呂を堪能して、朝ごはんもしっかりといただきまーす。お願いして食事開始を30分早めていただきました。
2025年06月28日 07:01撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 7:01
翌朝、露天風呂を堪能して、朝ごはんもしっかりといただきまーす。お願いして食事開始を30分早めていただきました。
宿舎のエントランスには登山情報。ちょっと古いかな。え?庚申山荘のちょっと先に水場あるの?
2025年06月28日 08:13撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:13
宿舎のエントランスには登山情報。ちょっと古いかな。え?庚申山荘のちょっと先に水場あるの?
いいお天気になりました〜ってか、めっちゃ暑くなりそう・・・
2025年06月28日 08:13撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:13
いいお天気になりました〜ってか、めっちゃ暑くなりそう・・・
お宿の目の前が、庚申山、皇海山、備前楯山3山の合同登山口(銀山平)になっていました。
2025年06月28日 08:15撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:15
お宿の目の前が、庚申山、皇海山、備前楯山3山の合同登山口(銀山平)になっていました。
ここは関東ふれあいの道・栃木1「赤銅のみち」および栃木23「ヤシオ咲く庚申のみち」の起点でもあります。今日のルートはほぼ「ヤシオ咲く庚申のみち」です。
2025年06月28日 08:17撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:17
ここは関東ふれあいの道・栃木1「赤銅のみち」および栃木23「ヤシオ咲く庚申のみち」の起点でもあります。今日のルートはほぼ「ヤシオ咲く庚申のみち」です。
歩き始めるとすぐに庚申山登山口の看板が。看板には「南総里見八犬伝」のことも書かれてました。ウサクマは歌川国芳作の庚申山の化猫退治をプリントしたTシャツを着込み、気合い十分です。
2025年06月28日 08:19撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:19
歩き始めるとすぐに庚申山登山口の看板が。看板には「南総里見八犬伝」のことも書かれてました。ウサクマは歌川国芳作の庚申山の化猫退治をプリントしたTシャツを着込み、気合い十分です。
ウサクマはかじか荘に連泊しているので、そちらの駐車場を利用していますが、すぐそばには登山専用駐車場もあり、8割がた埋まっていました。まあ皇海山を目指す方々はとっくに出立していますよね。
2025年06月28日 08:20撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:20
ウサクマはかじか荘に連泊しているので、そちらの駐車場を利用していますが、すぐそばには登山専用駐車場もあり、8割がた埋まっていました。まあ皇海山を目指す方々はとっくに出立していますよね。
備前楯山への分岐。昨日はココから出てきてかじか荘に泊まりました。
2025年06月28日 08:25撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:25
備前楯山への分岐。昨日はココから出てきてかじか荘に泊まりました。
視点を左に振ると庚申山への林道ゲート。一般車は通行止めです。
2025年06月28日 08:27撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:27
視点を左に振ると庚申山への林道ゲート。一般車は通行止めです。
ここからまずはひたすら林道歩きです。ただ、新緑がいい具合に日差しを遮り、風も適度に吹き抜けるので、野鳥とセミ?の声も重なって、とても気持ち良い夏のトレッキングです。
2025年06月28日 08:33撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:33
ここからまずはひたすら林道歩きです。ただ、新緑がいい具合に日差しを遮り、風も適度に吹き抜けるので、野鳥とセミ?の声も重なって、とても気持ち良い夏のトレッキングです。
まだ歩き始めの丸石沢は、結構立派な滝になっていました。とくに案内板とかありませんが、ほかの場所だったら名前がついていてもおかしくないくらい素敵な滝です。
2025年06月28日 08:49撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 8:49
まだ歩き始めの丸石沢は、結構立派な滝になっていました。とくに案内板とかありませんが、ほかの場所だったら名前がついていてもおかしくないくらい素敵な滝です。
のんびりと森の命を感じながら林道ハイク。所々にこのような道標が経っています。
2025年06月28日 09:01撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 9:01
のんびりと森の命を感じながら林道ハイク。所々にこのような道標が経っています。
ただ落石は多いようで、この辺りからガードレールが大きな落石でフルボッコ状態になってきました。
2025年06月28日 09:03撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 9:03
ただ落石は多いようで、この辺りからガードレールが大きな落石でフルボッコ状態になってきました。
庚申渓谷ゲート。一般車は通行できないこの林道ですが、ゲートは開いていました。
2025年06月28日 09:06撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 9:06
庚申渓谷ゲート。一般車は通行できないこの林道ですが、ゲートは開いていました。
イワガラミ、リョウブ、終わりかけにフタリシズカなど、路傍には梅雨時のお花がたくさん。
2025年06月28日 09:11撮影 by  ILCE-6000, SONY
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6/28 9:11
イワガラミ、リョウブ、終わりかけにフタリシズカなど、路傍には梅雨時のお花がたくさん。
笹美木沢の手前になると、路面にかなりのぬかるみも。で、この轍!軽ワゴン車2台がウサクマを追い抜いていきました。後で聞いたところ、一般車両ではなく、なんと利用停止中の庚申山荘復活作業のための業者さんだそうです(ありがたい〜)
2025年06月28日 09:29撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 9:29
笹美木沢の手前になると、路面にかなりのぬかるみも。で、この轍!軽ワゴン車2台がウサクマを追い抜いていきました。後で聞いたところ、一般車両ではなく、なんと利用停止中の庚申山荘復活作業のための業者さんだそうです(ありがたい〜)
笹美木沢もなんとも涼しげなせせらぎになっていました。
2025年06月28日 09:40撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 9:40
笹美木沢もなんとも涼しげなせせらぎになっていました。
ウサさんより少し先行していたくまは、この辺りでかなり強い獣臭を感じて、ちょっと慎重に。さいわい何事もなく、まもなく獣臭も消えました。ウサさんは気づかなかったそうです。
2025年06月28日 09:47撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 9:47
ウサさんより少し先行していたくまは、この辺りでかなり強い獣臭を感じて、ちょっと慎重に。さいわい何事もなく、まもなく獣臭も消えました。ウサさんは気づかなかったそうです。
天狗の投げ石。斜面一面に同じくくらいの大きさの岩塊が広がっています。足尾七不思議の1つだそうです。(あと6つは知らんけど)
2025年06月28日 09:52撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 9:52
天狗の投げ石。斜面一面に同じくくらいの大きさの岩塊が広がっています。足尾七不思議の1つだそうです。(あと6つは知らんけど)
だいぶのんびり、庚申川沿いの林道を2時間近くかけて一の鳥居に到着です。参道然とした厳かな佇まいは、江戸時代から明治にかけて盛んだった庚申講の信仰登山を感じさせます。
2025年06月28日 10:20撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 10:20
だいぶのんびり、庚申川沿いの林道を2時間近くかけて一の鳥居に到着です。参道然とした厳かな佇まいは、江戸時代から明治にかけて盛んだった庚申講の信仰登山を感じさせます。
ここからが「ヤシオ咲く庚申のみち」の後半、水ノ面沢沿いに登っていく登山道となりますが、関ふれ案内板、見事なまでに汚れていますね〜かなり間近に見ないと全く読めません。
2025年06月28日 10:22撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 10:22
ここからが「ヤシオ咲く庚申のみち」の後半、水ノ面沢沿いに登っていく登山道となりますが、関ふれ案内板、見事なまでに汚れていますね〜かなり間近に見ないと全く読めません。
こちらのは「日光国立公園庚申山登山口」と記されています。
2025年06月28日 10:22撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 10:22
こちらのは「日光国立公園庚申山登山口」と記されています。
でもその前に小休止。鳥居の傍らの駐車場には、先ほど追い抜いて行った業者さんのワゴン車と、2Lのペットボトル3本を括り付けた自転車、なるほど自転車でここまで、ってのも手ですね〜
2025年06月28日 10:23撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 10:23
でもその前に小休止。鳥居の傍らの駐車場には、先ほど追い抜いて行った業者さんのワゴン車と、2Lのペットボトル3本を括り付けた自転車、なるほど自転車でここまで、ってのも手ですね〜
ウサクマは駐車場の先へ進んで、庚申七滝で一休みさせていただきます♪滝見遊歩道がいくつかあったようですが、今はどれも通行止めみたい、残念。
2025年06月28日 10:26撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 10:26
ウサクマは駐車場の先へ進んで、庚申七滝で一休みさせていただきます♪滝見遊歩道がいくつかあったようですが、今はどれも通行止めみたい、残念。
それでも、最初の滝周辺までは行けるので、滝ミストを堪能します〜
2025年06月28日 10:31撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 10:31
それでも、最初の滝周辺までは行けるので、滝ミストを堪能します〜
そこそこの水量があって素敵な滝です。最初の滝の滝つぼ近くに降りることもできました。
2025年06月28日 10:37撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 10:37
そこそこの水量があって素敵な滝です。最初の滝の滝つぼ近くに降りることもできました。
庚申七滝の案内板の周囲には野外卓がいくつか設置されていますので、そこでちょっとエネルギー充填しておきます。
2025年06月28日 10:44撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 10:44
庚申七滝の案内板の周囲には野外卓がいくつか設置されていますので、そこでちょっとエネルギー充填しておきます。
庚申七滝の休憩広場を突っ切ると、そのまま一の鳥居からの登山道に出ることができました・・・が、どこがルート? 左手の庚申山荘側から下山してきたお姉さんが沢沿いを歩いていたので、なるほど、とウサクマも沢を上り始めました。
2025年06月28日 11:16撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:16
庚申七滝の休憩広場を突っ切ると、そのまま一の鳥居からの登山道に出ることができました・・・が、どこがルート? 左手の庚申山荘側から下山してきたお姉さんが沢沿いを歩いていたので、なるほど、とウサクマも沢を上り始めました。
すぐに九十一丁目の案内標識。丁目石はありませんが、きっとこれが昨日見た磐裂神社からの丁目カウントなんでしょうね。(九十三丁目以降は、丁目石の残存率が上がりました)
2025年06月28日 11:16撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:16
すぐに九十一丁目の案内標識。丁目石はありませんが、きっとこれが昨日見た磐裂神社からの丁目カウントなんでしょうね。(九十三丁目以降は、丁目石の残存率が上がりました)
庚申七滝の休憩広場を突っ切るときにウサクマはちょっと強引に突っ切ってしまいましたが、素直に階段に沿っていけばココに出たようです。
2025年06月28日 11:17撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:17
庚申七滝の休憩広場を突っ切るときにウサクマはちょっと強引に突っ切ってしまいましたが、素直に階段に沿っていけばココに出たようです。
赤テープに誘われるように沢沿いを上っていきます。水量の少ない沢沿いにありがちな羽虫の集団もおらず、歩きやすいです。
2025年06月28日 11:19撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:19
赤テープに誘われるように沢沿いを上っていきます。水量の少ない沢沿いにありがちな羽虫の集団もおらず、歩きやすいです。
ときどきちょっと渡渉めいた箇所もあってたのしい♪
2025年06月28日 11:25撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:25
ときどきちょっと渡渉めいた箇所もあってたのしい♪
沢の水量がかなり増えてきてました。せせらぎによる耳の涼ばかりでなく、気化熱による避暑効果もありそうで、吹き抜ける風が心地いいです。
2025年06月28日 11:46撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:46
沢の水量がかなり増えてきてました。せせらぎによる耳の涼ばかりでなく、気化熱による避暑効果もありそうで、吹き抜ける風が心地いいです。
苔と小滝のみちをひたすら上っていきます。
2025年06月28日 11:47撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:47
苔と小滝のみちをひたすら上っていきます。
磐裂神社から百丁目に到着〜ここまで来れば猿田彦神社まで残り十四丁(町)ですから、およそ1.4kmってところでしょうか。
2025年06月28日 11:52撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:52
磐裂神社から百丁目に到着〜ここまで来れば猿田彦神社まで残り十四丁(町)ですから、およそ1.4kmってところでしょうか。
う〜ん、古いけど、これは何の爪かな〜庚申山だもの、化け猫だよね、化け猫であってほしい(笑)
2025年06月28日 11:58撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 11:58
う〜ん、古いけど、これは何の爪かな〜庚申山だもの、化け猫だよね、化け猫であってほしい(笑)
鏡岩のベンチで小休止。この岩にマツワル伝説って、なんか里見八犬伝序盤の里見義実と伏姫と八房(犬)のお話に似ている気が・・・馬琴先生、地方伝承を参考にしたのかな?
2025年06月28日 12:02撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 12:02
鏡岩のベンチで小休止。この岩にマツワル伝説って、なんか里見八犬伝序盤の里見義実と伏姫と八房(犬)のお話に似ている気が・・・馬琴先生、地方伝承を参考にしたのかな?
ちなみに、ヤマレコに登録されている鏡岩の位置は、実際の位置と若干異なっているように見えましたが、クマのGPS精度のせいかな〜
2025年06月28日 12:15撮影
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6/28 12:15
ちなみに、ヤマレコに登録されている鏡岩の位置は、実際の位置と若干異なっているように見えましたが、クマのGPS精度のせいかな〜
百丁目を超えると、しっかり現物が遺っている丁目石が増えてきました。こちらは百四丁目と、3つに折れてしまっている百六丁目(丁目の判読は問題なし)。
2025年06月28日 12:17撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 12:17
百丁目を超えると、しっかり現物が遺っている丁目石が増えてきました。こちらは百四丁目と、3つに折れてしまっている百六丁目(丁目の判読は問題なし)。
夫婦蛙岩を通過しますって、どこが夫婦なんだ?
2025年06月28日 12:25撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 12:25
夫婦蛙岩を通過しますって、どこが夫婦なんだ?
俯瞰から見える位置に来て、なるほど、確かに夫婦蛙やね〜と納得しました。
2025年06月28日 12:28撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 12:28
俯瞰から見える位置に来て、なるほど、確かに夫婦蛙やね〜と納得しました。
標高も1300mを超えて、このあたりから登山道の周囲はクマ笹に覆われてきました。
2025年06月28日 12:32撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 12:32
標高も1300mを超えて、このあたりから登山道の周囲はクマ笹に覆われてきました。
庚申山の守護神・仁王門に到着〜
2025年06月28日 12:47撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 12:47
庚申山の守護神・仁王門に到着〜
ヤシオツツジの終わった庚申山でも、路傍には可愛い草花がちらほら。黄色いニガナもたくさん。
2025年06月28日 13:00撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:00
ヤシオツツジの終わった庚申山でも、路傍には可愛い草花がちらほら。黄色いニガナもたくさん。
化け猫の棲むお山によく似合う、おどろおどろしい木ですね〜
2025年06月28日 13:01撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:01
化け猫の棲むお山によく似合う、おどろおどろしい木ですね〜
百十二丁目。丁目石の右面に寄進者「渋谷向町一丁目 伊勢屋忠兵衛」の刻字。設置当時、人気長編「南総里見ハ犬伝」の切附本『英名ハ犬士』の版元が、伊勢屋忠兵衛です。
2025年06月28日 13:01撮影 by  iPhone 15, Apple
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百十二丁目。丁目石の右面に寄進者「渋谷向町一丁目 伊勢屋忠兵衛」の刻字。設置当時、人気長編「南総里見ハ犬伝」の切附本『英名ハ犬士』の版元が、伊勢屋忠兵衛です。
お山巡りとの分岐点、百十四丁目「旧猿田彦神社跡」に到着。パッと見では神社の痕跡は残ってないようですね。
2025年06月28日 13:11撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:11
お山巡りとの分岐点、百十四丁目「旧猿田彦神社跡」に到着。パッと見では神社の痕跡は残ってないようですね。
お山巡りのみちの看板には「八犬伝中犬飼現八山猫退治」の文字が、かろうじて残っているけど、看板としては現在ではほとんど解読不能です。
2025年06月28日 13:12撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:12
お山巡りのみちの看板には「八犬伝中犬飼現八山猫退治」の文字が、かろうじて残っているけど、看板としては現在ではほとんど解読不能です。
庚申山荘に向けて少し進んで振り返ると、あれ?屋根?あれって旧神社社殿の屋根の遺構なのかな?
2025年06月28日 13:14撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:14
庚申山荘に向けて少し進んで振り返ると、あれ?屋根?あれって旧神社社殿の屋根の遺構なのかな?
庚申山荘に到着です。山荘復活のために業者さんがにぎやかに作業していました。ここで作業するために毎日ここまで登ってくるのか・・・感謝しかないです。
2025年06月28日 13:24撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:24
庚申山荘に到着です。山荘復活のために業者さんがにぎやかに作業していました。ここで作業するために毎日ここまで登ってくるのか・・・感謝しかないです。
せっかくなので庚申山荘をバックにお写真パシャリ。復活したらぜひ再訪して泊まってみたいです(皇海山には行けないと思いますけど)
2025年06月28日 13:27撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:27
せっかくなので庚申山荘をバックにお写真パシャリ。復活したらぜひ再訪して泊まってみたいです(皇海山には行けないと思いますけど)
「ヤシオ咲く庚申のみち」では、ここから天下見晴らしまでピストンするのがルートですが、化け猫退治目的(?)のウサクマは庚申山頂方面へ向かいます。残っていたクリンソウが見送ってくれました。
2025年06月28日 13:32撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:32
「ヤシオ咲く庚申のみち」では、ここから天下見晴らしまでピストンするのがルートですが、化け猫退治目的(?)のウサクマは庚申山頂方面へ向かいます。残っていたクリンソウが見送ってくれました。
皇海山の名が標識に出てきましたね。まあ今のウサクマでは、その山容を目にすることすら叶わぬ幻のお山です。
2025年06月28日 13:38撮影 by  iPhone 15, Apple
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皇海山の名が標識に出てきましたね。まあ今のウサクマでは、その山容を目にすることすら叶わぬ幻のお山です。
さて、これがかじか荘の登山情報に書かれていた水場なのでしょうか?ちょっと水量が足らない気がしますので、別モノかな?
2025年06月28日 13:39撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:39
さて、これがかじか荘の登山情報に書かれていた水場なのでしょうか?ちょっと水量が足らない気がしますので、別モノかな?
如何にも庚申山って雰囲気の巨岩が目前に立ちはだかってきました・。
2025年06月28日 13:53撮影 by  iPhone 15, Apple
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如何にも庚申山って雰囲気の巨岩が目前に立ちはだかってきました・。
雨でもないのに大量のしずくが降り注いている怪しい洞窟・・・
2025年06月28日 13:55撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 13:55
雨でもないのに大量のしずくが降り注いている怪しい洞窟・・・
え?これってコースなの?確かにマークあるね・・・マジかーーー!
2025年06月28日 13:57撮影 by  iPhone 15, Apple
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え?これってコースなの?確かにマークあるね・・・マジかーーー!
しずくを浴びながらよじ登ってみると、足元に可愛いコウシンコザクラが一輪だけ残っていました。
2025年06月28日 13:58撮影 by  iPhone 15, Apple
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しずくを浴びながらよじ登ってみると、足元に可愛いコウシンコザクラが一輪だけ残っていました。
いいねいいね〜化け猫の棲みかっぽいね〜
2025年06月28日 13:59撮影 by  iPhone 15, Apple
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いいねいいね〜化け猫の棲みかっぽいね〜
さぁこれから、垂直梯子や鎖場が連続する、核心部に入るところに、庚申山と「南総里見八犬伝」の看板が貼り付くように立っていました。

2025年06月28日 14:14撮影 by  iPhone 15, Apple
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さぁこれから、垂直梯子や鎖場が連続する、核心部に入るところに、庚申山と「南総里見八犬伝」の看板が貼り付くように立っていました。

やった〜第一目標の八犬伝の看板までこれた! 化け猫の棲み家まではあと少し。しかし、時刻はすでに14時すぎ。すでにタイムリミットかニャ~
2025年06月28日 14:17撮影 by  iPhone 15, Apple
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やった〜第一目標の八犬伝の看板までこれた! 化け猫の棲み家まではあと少し。しかし、時刻はすでに14時すぎ。すでにタイムリミットかニャ~
犬飼現八が化け猫を弓で射った「大胎内」もあと30分くらい。でも続々と下りてくる下山者さんと狭い梯子や鎖場は相互通行できないし、危険なところなので焦るのもヤバイし、熊出没の情報もあるし・・・
2025年06月28日 14:19撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 14:19
犬飼現八が化け猫を弓で射った「大胎内」もあと30分くらい。でも続々と下りてくる下山者さんと狭い梯子や鎖場は相互通行できないし、危険なところなので焦るのもヤバイし、熊出没の情報もあるし・・・
は〜い、今日は諦めてここで帰りま〜す。ミヤマカラマツよ、さよならだけが人生さ〜
2025年06月28日 14:22撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 14:22
は〜い、今日は諦めてここで帰りま〜す。ミヤマカラマツよ、さよならだけが人生さ〜
そうと決まれば、ダッシュで下山です。
2025年06月28日 14:52撮影 by  ILCE-6000, SONY
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6/28 14:52
そうと決まれば、ダッシュで下山です。
とはいえ、このあたり、ダッシュってわけにも・・・
2025年06月28日 14:53撮影 by  iPhone 15, Apple
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とはいえ、このあたり、ダッシュってわけにも・・・
後続のウサさんを待ちながら足元を見ると、コウシンソウ!・・・じゃないね、ウワバミソウかしら、小っちゃくて可愛いお花です。
2025年06月28日 14:57撮影 by  ILCE-6000, SONY
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後続のウサさんを待ちながら足元を見ると、コウシンソウ!・・・じゃないね、ウワバミソウかしら、小っちゃくて可愛いお花です。
旧猿田彦神社跡まで下りてきました。鹿さんの頭蓋骨がこの山のおどろおどろしさを引き立てます。
2025年06月28日 15:29撮影 by  iPhone 15, Apple
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旧猿田彦神社跡まで下りてきました。鹿さんの頭蓋骨がこの山のおどろおどろしさを引き立てます。
仁王門まで下りてきました。
2025年06月28日 15:49撮影 by  iPhone 15, Apple
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仁王門まで下りてきました。
ココから見ると、夫婦蛙岩って、本当は子連れの3匹(3段重ね)に見えるな〜
2025年06月28日 16:03撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 16:03
ココから見ると、夫婦蛙岩って、本当は子連れの3匹(3段重ね)に見えるな〜
鏡岩の野外卓で小休止。ここまでに、庚申山頂や皇海山からの皆様も、すっげ〜じゃらじゃらクマ鈴鳴らしまくって、にぎやかにウサクマたちを追い抜いていきました。
2025年06月28日 16:16撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 16:16
鏡岩の野外卓で小休止。ここまでに、庚申山頂や皇海山からの皆様も、すっげ〜じゃらじゃらクマ鈴鳴らしまくって、にぎやかにウサクマたちを追い抜いていきました。
庚申七滝への分岐まで戻ってきました。ここで再び滝に向かいます。
2025年06月28日 17:10撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 17:10
庚申七滝への分岐まで戻ってきました。ここで再び滝に向かいます。
ふ〜〜やっぱ落ち着くわ〜〜橋のたもとでちょっと滝つぼに降りて手足をパシャパシャ、気持ちいい〜♪
2025年06月28日 17:16撮影 by  ILCE-6000, SONY
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6/28 17:16
ふ〜〜やっぱ落ち着くわ〜〜橋のたもとでちょっと滝つぼに降りて手足をパシャパシャ、気持ちいい〜♪
一の鳥居に手を合わせて、ここまでの無事を感謝。
2025年06月28日 17:28撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 17:28
一の鳥居に手を合わせて、ここまでの無事を感謝。
ひたすら林道を下ります〜長い(ーー;)翌日にはこの林道でも熊出没らしくて警察が出たそうです(宿の方に聞きました)。じゃあ、今朝の獣臭もやっぱり・・・?
2025年06月28日 17:46撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 17:46
ひたすら林道を下ります〜長い(ーー;)翌日にはこの林道でも熊出没らしくて警察が出たそうです(宿の方に聞きました)。じゃあ、今朝の獣臭もやっぱり・・・?
今度はほぼコースタイムで銀山平の林道ゲートに戻ってこれました〜
2025年06月28日 18:36撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 18:36
今度はほぼコースタイムで銀山平の林道ゲートに戻ってこれました〜
夕食時間にギリギリセーフで国民宿舎かじか荘に帰着しました〜お疲れさま♪さあ、露天風呂と晩御飯だ!
2025年06月28日 18:42撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/28 18:42
夕食時間にギリギリセーフで国民宿舎かじか荘に帰着しました〜お疲れさま♪さあ、露天風呂と晩御飯だ!
翌朝チェックアウト後に、宿のすぐ近くにある現在の猿田彦神社をお詣りしてみると、途中の銀山平キャンプ場入口近くに、六十九丁目の丁目石がありました。
2025年06月29日 10:23撮影 by  iPhone 15, Apple
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6/29 10:23
翌朝チェックアウト後に、宿のすぐ近くにある現在の猿田彦神社をお詣りしてみると、途中の銀山平キャンプ場入口近くに、六十九丁目の丁目石がありました。
やっぱりこの道も、磐裂神社から庚申山(旧猿田彦神社)までの参道なんですね。
2025年06月29日 10:28撮影 by  iPhone 15, Apple
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やっぱりこの道も、磐裂神社から庚申山(旧猿田彦神社)までの参道なんですね。
そして、今の猿田彦神社に参拝。昨日の無事の御礼と、今日この後で登る備前楯山での安全祈願をしました。
2025年06月29日 10:38撮影 by  iPhone 15, Apple
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そして、今の猿田彦神社に参拝。昨日の無事の御礼と、今日この後で登る備前楯山での安全祈願をしました。
社務所に宮司さん(女性)がいらっしゃったので御朱印をいただけました。境内には江戸時代に描かれた下野國足尾庚申山之図も。昨日の記憶と結び付けて、今一度庚申山登山の余韻を楽しみました。
2025年06月29日 10:42撮影 by  iPhone 15, Apple
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社務所に宮司さん(女性)がいらっしゃったので御朱印をいただけました。境内には江戸時代に描かれた下野國足尾庚申山之図も。昨日の記憶と結び付けて、今一度庚申山登山の余韻を楽しみました。
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック

感想




南総里見八犬伝ゆかりの地めぐりウサトレも、安房国を飛び出して、坂東(関東)一円にその守備範囲(攻略範囲)を拡大中のウサクマです。

今回は南総里見八犬伝ゆかりの地めぐりで初めての下野国。足尾の庚申山をめぐります。足尾の庚申山がウサトレ計画上に登場したのは、実は南総里見八犬伝ゆかりの地めぐりが始まるずっと以前、まだウサトレが「関東ふれあいの道・神奈川」をメインにしていたころまで遡ります。

当時、関東ふれあいの道・神奈川12「丹沢山塊東辺のみち」の仏果山痩せ尾根は、関東ふれあいの道の中で唯一の「難易度4」と言われ、これを踏破できたウサクマは大喜びでした。そんな中、ウサさんが「栃木にもすごい難易度のコースがあるらしい。すごすぎて全コース踏破のカウントに含まれないほどヤバいらしい」という情報を見つけてきました。それが足尾庚申山の「お山巡りのみち」でした。

そんなところ、ウサクマの技量では行くこともないだろうと片付けられていたのですが、南総里見八犬伝がウサさんの中で盛り上がると、必然的に出てきたのです。

南総里見八犬伝の名場面のひとつ「庚申山 化け猫退治の場」。
庚申山といえば、奈良時代に開かれた日光の修験の山。南総里見八犬伝でも、奥の院まで辿り着いて帰ったものはいないというとても険しい山として描かれています。

マジですか~当時から、やっぱりそんなヤバい山なのか⁉️そんな修験場まで果たして辿り着けるのか⁉️

という不安とは裏腹に、歌川国芳作、庚申山の化猫浮世絵をプリントしたTシャツを着込み、気合い十分でその聖地を登山してみました。

出発は標高830mの銀山平。登山口である標高1051mの一の鳥居までは、4kmの林道歩き・・・長いな~しかも途中で強い獣臭が風に乗ってきて、かなり緊張しました。

庚申七滝は、とっても気持ちのいい滝で、ちょっとだけひとやすみ。一の鳥居からは、沢沿いに登っていく歩きやすい登山道。せせらぎの音とマイナスイオン、森の木陰と1000m超の標高のおかげで、関東では猛暑日と言われてたけど、登山道は割と歩きやすかったです。

いろんな奇岩を抜けながら、やっと辿り着いた標高1485m。今は営業休止中の「庚申山荘」。ここがかつて、庚申信仰の聖地「旧猿田彦神社」があった場所です。

そしてここからが、八犬伝で化猫退治をした修験の場。今まではせせらぎと木漏れ日の、ほのぼのハイキングだったところが、いきなりコースはハードになり、おどろおどろしい洞窟など妖気いっぱいのところを抜けていく・・・雰囲気出てきたぁ~

さぁこれから、垂直梯子や鎖場が連続する、核心部に入るところに庚申山と「南総里見八犬伝」の看板。

しかし時刻はすでに、計画でこの時刻になったら引き返そうね、と決めていた14時を過ぎていて、宿泊先の夕食時刻までの時間を考えるとすでにタイムリミット。

梯子を下りてきた皇海山帰り思しきお兄さんに聞いてみると、犬飼現八が化け猫を弓で射ったという「大胎内」までは片道30分くらい。往復1時間をかけても行ってみるか?と、いったんはその気になったウサクマも、続々と梯子を下りてくる皇海山帰りの上級者さんの群れに圧倒され、上りに踏み切れない状態。狭い梯子や鎖場は相互通行できないし、ウサクマがノロノロしてると下山者に迷惑かかるし、プレッシャーを感じて焦るのも、危険な場所では禁物ですよね~

は~い、 今日は諦めてここで帰りま~す。

ちなみに翌日も、庚申山で熊出没して警察が出ていると、宿の方が教えてくれました。森と里で、なんとかうまく棲み分けできるといいのにな~



【里見八犬伝めぐり~下野國編 ウサトレ一覧】
★其の壱 庚申山化猫退治ノ巻 (2025年6月28日)

【里見八犬伝めぐり~上野國編 ウサトレ一覧】
 其の壱 妙義神社参拝ノ巻 (2025年4月27日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8069386.html
 其の弐 里見城跡探訪ノ巻 (2025年4月27日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8073294.html
 其の参 妙義山名勝石門群巡礼ノ巻 (2025年4月28日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8076359.html

【里見八犬伝めぐり~武蔵國編 ウサトレ一覧】
 其の壱 べらぼう石浜對牛楼ノ巻 (2025年3月23日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7937727.html
 其の弐 本郷円塚山忍岡ノ巻 (2025年4月19日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8034098.html

【里見八犬伝めぐり~下総國編 ウサトレ一覧】
 其の壱 滸我芳流閣ノ巻 (2025年3月1日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7860751.html
 其の弐 伏姫桜国府台合戦ノ巻 (2025年3月30日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7961733.html
 其の参 結城合戦ノ巻 (2025年4月12日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8007467.html

【里見八犬伝めぐり~安房國編 ウサトレ一覧】
 其の壱 滝田城跡犬掛ノ巻 (2024年1月5日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6345679.html
 其の弐 館山城跡ノ巻(2024年1月6日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6345679.html
 其の参 稲村城跡ノ巻(2025年1月24日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7728723.html
 其の肆 白浜城跡野島崎ノ巻(2025年1月24日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7729642.html
 其の伍 洲崎ノ巻(2025年1月25日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7732181.html
 其の陸 宮本城跡ノ巻(2025年1月25日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7734962.html
 其の漆 伏姫籠穴富山ノ巻(2025年2月21日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7824011.html
 其の弐の補(館山城救援第二章再ノ巻)(2025年2月22日)
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7828798.htm

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ハイキング 関東 [日帰り]
庚申山御山巡り周回ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
3/5

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