日帰り大キレット《北穂高岳》


- GPS
- 13:12
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 3,078m
- 下り
- 3,082m
コースタイム
- 山行
- 11:53
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 13:08
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料駐車場は満杯だった 広くて快適。シーズン中はこちらが便利。 八ヶ岳山荘駐車場(800円)が良心的に思えた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥丸山 倒木あり、アドベンチャー感ある。 半分以上笹薮だが、頂上の見晴らしは、穴場で特等席。 南岳新道 完璧に整備された登山道 滝谷が凄すぎて、笠ヶ岳や、双六方面の眺望が霞んでしまうほど。山頂直下のガレ場も歩きやすい。 大キレット 完璧に整備された登山道 安全にも徹底的に配慮されている 劔岳岩場と同程度のレベル 北穂高岳〜穂高山荘 コースマップでは波線にならざるを得ない。 白出沢 下りはルートが読め、標高2,500付近まではeasy 重い荷物を背負って、浮石に乗るのは危険。 |
その他周辺情報 | ひがくの湯 (950円)2回目利用 今シーズン50円の値上げ 高いが、満足度も高い |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今日は好天に恵まれ、「うわっ、なんじゃこりゃ!」「凄すぎる!」独り、何度大声を出したか分からない。360度、山が全て見通せた会心の好天。こんな日は中々ない。写真や動画を撮りまくりの最高の登山になった。
高山まで下道3時間のドライブも板に付いてきた。NAVIがなくても到着出来る。せせらぎ街道も、東側に壁のように連なる稜線を眺めながら、日経ランナーズサロンを聞く。ご機嫌だ。
カーボン入りのランニングシューズが欲しくなった。S/LAB SPECTURと、METASPEED EDGE TOKYO。
17時に高山到着、夕食を取り、飛騨高山おみやげ処 惣市 高山ラーメンで仮眠。ここから穂高まで約45分。気温は23℃前後だったと思う。今回から車中に扇風機を備え付けたが、寝付けず、3時間横になっていただけだった。今回は未踏の北穂高岳へ行く計画を立てた。どうやって山にアクセスするか。山行は12時間程度が良い。この間、笠ヶ岳登山で見た、奥丸山の稜線も歩きたい。となると南岳新道からのアクセスが良いだろう。これなら未踏の大キレットも通過出来てさらに良い。穂高山荘まで行って、白出沢で下りることにした。
南岳への登りで空が白むように出発は1時としたが、無料パーキング🅿が満杯で駐車に手間取り、遅れて1時20分の出発となった。平湯の気温は18℃。肌寒く、既に秋を感じた。
左俣を進み奥丸山登山口へと向かう。
3時間かけて登頂した。この山の印象は半分以上笹薮。頂上(2,439)からは眼前に槍、大キレットを望む。眺望はすこぶるいい。下山する頃には夜が明けた。増水した沢を渡渉して槍平小屋へ。右俣を進めば楽に来れた。率直な感想だ。
南岳新道を登る。完璧に整備された登山道だ。1,000m標高を上げれば稜線に辿り着くのも嬉しい。何回も後ろを振り返り、笠ヶ岳やら双六方面を写真に収めた。圧巻は滝谷を間近で見られるロケーション。何度も足を止めさせられた。
この登山道はいい。南岳小屋では、常駐警備隊員に声を掛けられた。「軽装ですネ」怒られるのかと思って身構えたが違っていた。昨日はガスで眺望なく、今日はここ数日で1番天候条件がいいという。滝谷で一昨日滑落したクライマーは、今朝収容したとの事だった。いざ大キレットへ歩みを進める。刷り込まれたイメージは、とても危険なところ。しかしこの登山道は、完璧に整備され、安全対策も完全で、重い荷物を背負ったり、夜間に踏み込まない限りはとても安全だと感じた。劔岳の岩場と同程度に安全に配慮されている。ここから見た絶景はとても凄かった。富士山、八ヶ岳、南アルプス、etc、何でも見える。北穂高岳から見る景色も素晴らしいのだが、ここでは独りで没頭出来る。最高に感激し、興奮した時間だった。滝谷も、凄すぎる。初大キレットは、とても素晴らしかった。その後、北穂高岳初登頂。快晴の山頂には沢山の登山者がいた。小さな子供もいた。北穂高岳は、奥穂高岳の影に隠れている印象だが、この山はとても素晴らしい。見渡せる景観は、奥穂よりもこちらの方が勝っているのではなかろうか。そして穂高山荘へ至る登山道は、決して甘くなく玄人向けだ。最も気に入ったのはこの稜線から見る圧巻の涸沢カール。
この角度から見る涸沢カールは、映像でよく知る涸沢カールとは違って、スケール感が半端ない。紅葉🍁の時期は一体どうなってしまうのかと独りごちた。
もっと早くにここへ来るべきだった。
東海では酷暑で38℃を記録したようだが、北アルプス稜線はそよ風。長袖Tシャツ1枚でちょうど良かった。太陽の力は既に弱まっている。標高3,000mは暑くはならない。
穂高山荘へ至り、白出沢を下山する。
ここは毎回夜中に登って酷い目に合っているお気に入り登山道だが、おそらく日中登ってもルートは分からないと思われる。南岳新道とは大きな違いだ。南岳新道は、ご丁寧にも目印棒が立っている。しかし下りるのはルートが見えるので山頂直下はeasyだ。しかし標高2,500辺りから怪しくなる。
次回夜中に登る時に備えて、少しでも楽をするためにルートを学習しといたが、果たして活かせるだろうか。予定通り3時間で下山した。
南岳新道、大キレット、北穂高とても素晴らしかった。最高の晩夏が山には訪れている。
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