南八ヶ岳 修行縦走〜阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、蓑冠山〜


- GPS
- 09:06
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,317m
- 下り
- 2,312m
コースタイム
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:06
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝、ここから30-40分くらい移動して赤岳山荘の駐車場へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿弥陀岳、赤岳、横岳は危険といえば危険なんでしょうね。我が家の子供には、まだちょっと早いかな。 でも、どこも程よく整備されていて、テープもしっかり貼ってあるので道を間違えるようなことはありませんでした。ちなみに、2016.5.27時点で、登山道には雪はまったくありません。 赤岳山荘の前に登山ポストがあって、計画書のフォームも備え付けてありました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
|
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備考 | トレランのときはいつも、行動食としてジェルや5個入りクリームパンを持って行きますが、これでは基礎代謝分のカロリーを補給できていないことに今更気付きました。そりゃお腹減るはずだ。 |
感想
久々に年休がとれたので、ここ1週間はずっと天気予報とにらめっこ。元々、箱根外輪山一周にトライしようと思ってましたが、あの界隈はどうにも天気悪そう。関東近県では、なんとか八ヶ岳が、てんくらでBと、比較的悪くなかったので、憧れの赤岳に登ってみることにしました。朝は雨予報でしたが、それもまた良かろう。6月にトレランの大会もあるので、トレーニングも兼ねての山行です。家庭的には、子供を連れて行けるか、の下見ということで。
【アクセス】
仕事を終え帰宅後、22:30頃に自宅を出発。道の駅こぶちさわについたのは1:00過ぎでした。そこから2時間半ほど仮眠して道の駅を出発。道の駅は、トイレも綺麗で車中泊にもってこいでした。
そこから30分ほどで美濃戸口に到着。赤岳山荘までの2kmほどは、ダートが続きます。路面が濡れていて、悪路に弱い我が家のミニバンは、登りで何度かタイヤが空転して、ドキドキしながらの運転でした。
5:20ころの赤岳山荘駐車場は、クルマゼロ。さすが雨の平日。駐車場で準備をしていたら、山荘のおばちゃんが集金しに来てくれました(1000円)。
【赤岳山荘〜行者小屋】
だらだらとした登りが続きます。登山道はよく整備されていて、とても歩きやすく、赤・黄のテープも小まめに貼られているので、道迷いの心配もありません。今日の行程中、数少ない走れる区間もありました。こんな綺麗に整備してくれている方々には、いつも頭が下がります。
行者小屋では、100円を集金箱に入れてトイレ休憩をした後、文三郎尾根から阿弥陀岳を目指します。
行者小屋のテント場は、平で適度に石も転がっており、天気が良ければとても気持ちよさそうな雰囲気でした。とはいえこの日はガスガス雨天だったので、じっくり観察する余裕もなく先を急ぎます。
【行者小屋〜阿弥陀岳】
沢詰め終盤はいつも急登、とても走れず。中岳のコルの手前あたりから、雪渓も現れます。中岳のコルで右折し、阿弥陀様へ。岩の急登(崖!?)で、少し心が折れそうになりますが、なんとか邪念を振り払い急登に取り付きます。この辺りで、雨がひどくなってきました。邪念のバチがあたったか?雨対策でかなり厳重にパッキングしてきたので、レインウェア上下の着用に思いの外時間がかかりました。パンツの裾のファスナは開けておいたほうがいいな。とか、勉強になります。
【阿弥陀岳〜赤岳】
この山域は岩の急登がおおいですが、谷川岳とちがって濡れていてもあまり滑りません。その意味で、ドキドキ感は緩和されました。ただ、それでも浮石やもろい箇所はあるので気は抜けません。
阿弥陀岳から隠れ(?)ピークの中岳を経て赤岳へ。こんな天気の赤岳には、ポジティブな言葉は思いつきません。山頂直下の鎖場手前から見上げると、地獄の針山にしか見えません。手足を使ってよじ登ること、感覚的には1時間くらい。実際には20分くらいだったっぽいですが、とにかく長く感じました。それでも赤岳山頂に着いた時にはそれなりの達成感。だぁれもいないし、なんも見えないけど・・・晴れてたら気持ちいいんだろうな〜。
【赤岳〜硫黄岳】
硫黄岳は踏んだことがあります。その時の印象から、赤岳を下り終えてから硫黄岳は走れるトレイルな印象でした。見事に裏切られましたけどね。横岳を下り終えるまでは相変わらずゴツゴツの岩山急勾配が続きます。これがまた長い!足もかなり消費します。この区間、一心不乱であんまり覚えてない。
【硫黄岳〜夏沢峠〜簑冠山〜オーレン小屋】
硫黄岳で悩みます。ここまでに思ったよりも時間をとられ時刻は11:30。家族には晩ごはんには間に合うように帰ると言ってあります。しかも、明日は家族で山に行く?なんで話も。いまの足で東西天狗をやっつけて間に合うか?いや、無理だろうな〜。でも、八ヶ岳に来たからには8つのピークを踏みたい。阿弥陀、中、赤、横、硫黄。3つ足りない!やっぱり根石、東天狗、西天狗を踏まねば!とも思いましたが、土日のファミリー登山も考え、戻ることにしました。ただ、いちおう大会前のトレーニングなので、簑冠山からオーレン小屋に下り、そこから赤岩の頭まで登り返すルートをチョイス。夏沢峠から簑冠山への登りもなかなかの修行でしたが、久々の走れる区間を目指して頑張ります。やば。頭痛くなってきた。
【オーレン小屋〜赤岩の頭〜美濃戸口】
晴れた週末はたくさんの登山者で賑わうオーレン小屋も、雨の平日はガッラガラ。ちなみにここまで、あった人は5〜6人のパーティー1組、海外からの2人組、赤岳山頂山荘の方で、計10人にも届きません。よほどの物好きしかこないんでしょうね苦笑
修行のために、もとい、トレーニングのためにとチョイスしたオーレン小屋から赤岩の頭の登り返し、かなり足に効きました。展望もないので、晴れててもつまらないかもな〜。
でも、赤岩の頭でついに北アルプス方面に晴れ間が!いままで歩いてきた阿弥陀〜赤岳〜横岳もやっと顔を出してくれました。赤岩の頭は、わりと展望が良く広々としていて良いところでした。
赤岩の頭から美濃戸口は、ひたすらの下り。若干ガレてはいるものの、走れるトレイルで気持ち良く下りてきました。
【まとめ】
けっきょく、トレランというよりファストパッキング?ほとんど走れませんでした。阿弥陀岳〜横岳の稜線は無理でしょ〜。しんどかった。いつか、八ヶ岳全山縦走もしてみたいと思ってましたが、もう少し修行を積んでからかな。
あと、今回使用したレインウェアはモンベルストームクルーザー上下。トレラン(ファストパッキングだってば)にはちと重いですが、ゴアの威力は十分感じられました。はじめて長時間使用しましたが、汗かきの私でも汗抜けがよく、来てない時と大差ない快適さでした。さすがベストセラー、素晴らしい!
ということで、山はやっぱり、晴れてる時の方が良いですね。
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