大キレットから北穂高小屋泊〜奥穂高岳（新穂高温泉周回）

2016年07月23日(土) 〜 2016年07月24日(日)

• GPS: 32:18
• 距離: 25.2km
• 登り: 2,719m
• 下り: 2,720m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:52
• 休憩: 0:20
• 合計: 9:12

3:55 新穂高温泉無料駐車場
4:04 4:04 新穂高温泉バス停
4:07 4:08 新穂高登山指導センター
4:14 4:14 新穂高温泉駅
4:27 4:27 小鍋谷ゲート
4:56 4:57 穂高平小屋
5:33 5:33 白出小屋
6:24 6:26 滝谷避難小屋
6:31 6:31 藤木レリーフ
7:22 7:22 槍平小屋
8:52 8:54 南岳新道 救急箱
10:10 10:23 南岳小屋
11:41 11:42 長谷川ピーク
13:02 13:02 北穂高小屋
13:07 北穂高岳(北峰)

2日目

• 山行: 6:13
• 休憩: 0:23
• 合計: 6:36

5:38 北穂高岳(北峰)
6:59 7:01 涸沢岳
7:27 7:34 穂高岳山荘
8:08 8:11 穂高岳
8:47 8:54 穂高岳山荘
10:17 10:19 白出大滝
10:27 10:28 重太郎橋
11:08 11:08 白出小屋
11:32 11:32 穂高平小屋
11:53 11:54 小鍋谷ゲート
12:03 12:03 新穂高温泉駅
12:06 12:06 新穂高登山指導センター
12:06 12:06 新穂高登山指導センター
12:06 12:06 新穂高温泉バス停
12:14 新穂高温泉無料駐車場

天候

7月23日（土）晴れ/ガス
7月24日（日）快晴/ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場：深山荘　登山者用無料150台
※シーズン中は金曜の早い時間じゃないと埋まります
※簡易トイレ2台あり

コース状況／危険箇所等

登山ポスト：新穂高登山指導センター
道の状況：落石に注意しておけば問題ないレベル
■新穂高温泉〜白出沢出合〜槍平小屋
　ゲートを越えて車も通れる右又林道を進みます。
　白出沢出合から歩きやすい沢沿いの道になります。
　滝谷で沢の渡渉を丸太橋で越えると傾斜が急になり槍平小屋です。
■槍平小屋〜南岳小屋
　小屋前から樹林に入り、涸れた南沢を遡上して再び樹林帯になります。
　急な登りが続き木製の階段がありますが大半は朽ちています。
　森林限界を超えガレ場を登るようになると雪渓跡にはお花畑が広がります。
■南岳小屋〜大キレット〜北穂高小屋
　小屋から急な下りになり、長いハシゴや鎖場が連続して最低コルへ。
　長谷川ピークからの下りは恐怖感があり核心部で、鎖や鉄製のステップを頼る。
　A沢のコルからは大きな浮石が多く、先行者の落石に注意を要する。
　飛騨泣きへは急峻な登りだが、慎重にゆっくり歩けば全く問題ない。
■北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高山荘
　距離は短いが、近年事故の多い区間で慎重に歩く必要がある。
　北穂高岳から南峰と滝谷ドームを涸沢側から巻くように下ります。
　唯一の休憩地の最低コルから涸沢槍へは長いハシゴや鎖が連続します。
　涸沢岳への登りは急峻な岩稜で、先行者の落石などに注意を要する。
■奥穂高山荘〜奥穂高岳ピストン〜白出沢ルート
　山荘から最初の登りは、ハシゴや鎖があり高度感があるが他は問題ない。
　白出沢には残雪は一切なく、ガレ沢をペンキを目安にひたすら下ります。
　草付きから樹林に入り、下に沢を見ながら岩場を高巻きで進みます。
　丸太の渡渉からは、笹原と樹林帯の展望のない道で林道出合まで下ります。

その他周辺情報

温泉：奥飛騨温泉郷「ひらゆの森」500円
※お湯、雰囲気、コスパに優れた殿堂入りの施設です。

写真

7/23 4:07

新穂高温泉にある登山指導センターで登山届を提出。
綺麗なトイレあります。

7/23 4:10

右俣林道を進みます。

7/23 4:56

穂高平小屋。

7/23 5:56

岩がゴロゴロした道に変わりました。

7/23 6:25

滝谷避難小屋。
いろいろな噂があります。

7/23 6:24

内部の様子。
出る時に誰かに呼ばれるような声が聞こえました。

7/23 6:26

今回は余裕で渡渉でした。
丸太が雨で流されていたら水が引くのを待ってください。

7/23 6:30

険しい稜線が見えました。

7/23 7:00

天気を心配していましたが快晴です。

7/23 7:05

槍平小屋で給水をしました。
トイレは臭いがきつすぎて参りました。

7/23 7:42

南沢はペンキに従い登り、右手の樹林帯へ。

7/23 8:05

中崎尾根に早くもガスが上がってきた。

7/23 8:11

壊れた梯子が多く、やや荒れている印象でした。

7/23 8:38

それなりに展望あります。

7/23 8:43

ニッコウキスゲが群生していました。

7/23 8:44

憧れの稜線。
奥が北ホかな。

7/23 8:52

飛騨沢と同じく、シーズン中は救急箱が設置されています。

7/23 9:04

ベテランの登山者に会いました。
稜線歩きで槍ヶ岳を目指すそうです。

7/23 9:07

歩荷用の踏み跡が見えます。

7/23 9:11

ここからガレをトラバースします。
僅かに雪渓が残っている所から右上に上がります。

7/23 9:15

ハクサンイチゲ

7/23 9:15

お花畑が広がっていました。

7/23 9:16

中岳は縦走すると平凡ですが、下からは立派に見えるんです。

7/23 9:29

ガレ場の登り。

7/23 10:19

南岳小屋に到着です。
昼食は10時からで少し早かったです。

7/23 10:06

大キレットのバッジを購入。
御在所岳の藤内壁と同じデザインです。

7/23 10:30

すっかりガスが上がってきた。

7/23 10:41

上高地の屏風岩。

7/23 10:49

長野県警の二人です。
逆ルートでパトロールだそうです。

7/23 10:56

長いハシゴを下りました。

7/23 11:12

最低コル付近は普通の登山道です。

7/23 11:24

お花畑もあります。

7/23 11:33

岩稜の登りです。

7/23 11:38

長谷川ピークに到着。

7/23 11:41

信州側から飛騨側に乗越す。
ナイフリッジなので非常に怖いです。

7/23 11:44

岐阜県警の三人パーティが追ってきています。
落ちてもすぐに助けてくれる安心感ありました。

7/23 11:45

しっかりした鎖ですが岩が濡れていると滑りそう。

7/23 11:56

A沢のコルで一休みです。

7/23 11:59

ガスっているのが良いのか悪いのか。

7/23 12:26

飛騨泣きかな？
それほどでもありませんでした。

7/23 12:38

このサイズの浮石がゴロゴロしていました。

7/23 12:50

北穂小屋まであと少し。

7/23 12:57

最後の登り。

7/23 14:37

富士山以外では一番高い所に建つ小屋です。

7/23 13:51

お洒落な小物が多いです。

7/23 13:54

昼は13時まで、ギリ間に合わなくて悔しい。
飲むしかないです。

7/23 17:04

夕飯は17時から、豚生姜焼きが名物です。
ジャズが流れる素敵な食堂でした。

7/24 4:35

翌朝です。

7/24 4:44

テッペンへはサンダルで向かいます。

7/24 4:50

三一〇六米
北穂高岳に到着です。

7/24 4:45

テント場の向こうに前穂高岳と奥穂高岳。

7/24 4:52

夜が明けました。

7/24 4:54

奥穂高岳に朝日が当たります。

7/24 4:54

ズーム

7/24 4:54

こちらは前穂高岳。

7/24 4:57

大キレットから槍ヶ岳。

7/24 4:56

左手に黒部五郎岳、奥に薬師岳です。
右手の白い山が鷲羽岳・黒い影が水晶岳。

こんな感じです。

7/24 4:57

岐阜の名峰・笠ヶ岳。

7/24 4:58

富士山も見えました。

7/24 5:06

朝食も旨し。
ご飯と味噌汁はおかわり自由です。

7/24 5:41

奥穂高岳へ向かいます。

7/24 5:46

山頂を振り返る。

7/24 5:51

快晴の時に歩きたかった大キレット。

7/24 5:51

険しい稜線が続きます。

7/24 6:04

鎖場。

7/24 6:20

北ホのシンボル。
イワツメクサは本当に多いです。

7/24 6:25

最低コルです。
涸沢のテント場が見えます。

7/24 6:26

ここからは気を引き締めて登る。

7/24 6:30

登山者が蟻んこのようです。

7/24 6:32

それなりに高度感はあります。

7/24 6:34

鎖場が続き息が切れてきます。

7/24 6:40

歩いた岩稜を振り返る。

7/24 6:47

涸沢岳への最後の登り。

7/24 6:53

見えてきました。

7/24 7:00

ここまで来れば余裕です。

7/24 7:02

3110m
涸沢岳に到着です。

7/24 7:06

ドーム状の北ホ。

7/24 7:06

前ホと北尾根。

7/24 7:12

もちろん槍ヶ岳も見えています。

7/24 7:04

穂高岳山荘へ。

7/24 7:26

小屋前に水場あります。
トイレは裏手です。

7/24 7:40

荷物を置いて奥ホをピストンします。

7/24 7:42

最初のハシゴ。

7/24 7:47

涸沢岳〜槍〜北穂高岳。

7/24 7:59

あいかわらず人の多い山頂です。

7/24 8:01

ジャンダルムが見えてきた。

7/24 8:06

三一九〇米
奥穂高岳山頂に到着です。

7/24 8:08

次回は西穂高岳から縦走します。

7/24 8:08

ジャンダルム往復は止めておきます。

7/24 8:11

吊尾根方面。

7/24 8:09

御嶽山と乗鞍岳が見えました。

7/24 8:09

上高地は眼下に見えます。

7/24 8:09

ズーム

7/24 8:54

白出のコルから新穂高方面へ下る。

7/24 8:55

壮大なガレです。
どこを歩くんだろ。

7/24 9:37

長い長すぎる。

7/24 9:50

草地の最終地点です。

7/24 9:52

すでにガスが上がっていました。

7/24 10:00

一旦樹林帯へ。

7/24 10:25

沢を高巻きで進みます。

7/24 10:57

歩きやすい樹林帯でした。

7/24 11:53

二時間ほどで林道に出ました。

7/24 12:02

昼からロープウェイで上がっても何も見えないのに、続々と車がやってきます。

7/24 12:11

登山者用無料駐車場に戻ってきました。
奥飛騨温泉郷へ向かいます。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

感想

kitainotori

北アルプス南部で、まだ歩いていない区間を選びました。
憧れの大キレットは鎖や鉄のピンを使い、慎重に歩けば問題ありませんでした。
時間的には日帰りでも歩けそうでしたが見えない疲れがあるといけないので、前から泊まりたかった3000mの高地に建つ北穂小屋でお世話になりました。
一枚一枚焼いている豚生姜焼きは、とても美味しくレベルが高かったです。

北穂高岳〜涸沢岳間は毎年何人も滑落している、やっかいなコースです。
無線が入る度にドキっとすると、山岳警備隊の方々が話してしました。
数日前にも滑落者が居たようで、パトロールを強化しているようでした。

最近の北アルプスは早朝は快晴ですが、早い時間にガスが上がってくる傾向があります。
このような天気の時には小屋泊まりが良いですね。