北岳・間ノ岳 フルコース
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,428m
- 下り
- 2,393m
コースタイム
- 山行
- 0:26
- 休憩
- 7:43
- 合計
- 8:09
- 山行
- 2:02
- 休憩
- 8:27
- 合計
- 10:29
天候 | 7/31:晴れ・曇り 8/01:曇り・雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
憧れの北岳・間ノ岳に登ってきました。
てんきとくらすの天気予報がずっと「C」だったので、登山は延期かなと思っていましたが、急遽「A」に変わったので、会社の夏休みを利用して
土曜日の夜に芦安に入り、日・月の2日間の山歩きを計画しました。
ウキウキしている為かなかなか寝付けず、車中泊の窓ガラスから大きく輝く星々を観てました。
第3駐車場から4時45分にタクシー乗り場に行ったら、第1陣のタクシー5台は既に満席。追加で呼ばれた7台目にお世話になりました。
天候は快晴。広河原に着くと大勢の人で賑わっていました。インフォメーションセンターの2階に上がり、自宅で書いてきた登山計画書を提出。
おにぎりを食べてさあ出発です。
人道吊橋、広河原山荘、樹林帯とワクワクしながら進んでいくと、遥か先に北岳の上部が確認でき更にテンションが上がります。
単管パイプで作ったポニートラスの小橋を2つ渡って進んでいくと雪渓が見えてきました。
全てヤマレコで予習した風景ですが体験できるのは格別な思いです。
おにぎりを食べながらマイペースで進みました。振り返ったら見える鳳凰三山、八ヶ岳(赤岳)、甲斐駒ヶ岳の写真を撮るのが忙しく
なかなか前に進めませんでした。
パッドレスの大きさに圧倒されながら歩を進めると、これも予習通り、丸太梯子が出現。
ウダウダ言ってもこれを登りに来たんだろと自分に言い聞かせながらゆっくりゆっくり高度を稼ぎました。
八本歯のコルを越えると間ノ岳、北岳山荘が見えました。また懐かしい仙丈ケ岳も確認できこの景色を見ただけでも価値はあると思いました。
こんな岩場を登るのか思いながら止まらないようにゆっくり進んでいきました。吊尾根をバックに撮って頂いた記念写真は一生の宝物です。
最後まで気を抜かず歩を進めて登頂!
早速、看板の横に立ち記念写真撮影。何とか雲に覆われる前に登ってこられました。
スマホを出してポケモンGOを立ち上げましたが、モンスターは居ませんでした。(北岳山荘には居ました。)
雲があがってきたので北岳山荘に向けて出発。雲がかかったり切れたりの中を進んでいると、ライチョウ2羽を皆が眺めていました。
モンスターの代わりといっては何ですが、レアな写真をゲットでしました。
北岳山荘に到着すると山荘前で生ビールのジョッキを手にくつろいでいる人がたくさんいました。
受付は結構な混雑。順番を待ち手続きをすると今日は布団1枚に2人でお願いしますと、塩見岳の部屋のB-??の半分だけと指定されました。
が部屋に入ると(他の部屋とは異なり)まだ数人しかおられませんでした。荷物を下ろし服を着替えて足を延ばしました。
周辺の様子を見に行きたかったのですが、山荘のツッカケが出払っていたのとトイレの窓から外を見ても雲で視界が悪かったので断念。
自分の部屋に戻り、缶ビール(スーパードライ・500円)2本を持参したおつまみとともに頂きました。
山荘のメニューは少し苦手に思えたので食事は持参してきたおにぎりやハム等を頂きました。
山のバッジを買いに売店に行きましたが、間ノ岳のバッジは売り切れでした。(前日の大量のお客さんが買いあさったのかなあ)
7時頃になると皆それぞれ横になりだしましたが、まだ畳まれたままの布団が結構残っていました。
お姉さんが部屋に来られていろいろ調整をされ、結局、私の部屋は、一人に布団1枚が与えられゆっくりと寝ることができました。
消灯時間は8時ですが、多くの方はゆっくり横になられていました。他の部屋からは大きな声でしゃべり続ける酔っ払い、おばさん、韓国人の方
もいましたが、消灯になれば静かになりました。
少し寝ましたが、1時38分に廊下でレジ袋をゴチャゴチャする輩に起こされ、その後もヘッドライトがあちこちを照らすのも気になり両隣のオジサンのように爆睡はできませんでした。
マナーモードにしていない携帯に電話がかかってきて呼び出し音が延々となっている(止め方知らないのか?)のも迷惑に感じました。
みんなが起きだしたので私も4時前に起きました。着替えは出来たので寒さを確認しに外へでました。
まだ薄暗く、星も見えました。ヘッドライトを灯して出発していく人も多くいましたが、私は地面が見える明るさになるのを待ちました。
ナイキのブラジリアジムサックにおにぎりとお茶だけいれて4時30分、間ノ岳に向けてスタートです。(軽い軽い)
少し歩きましたが、風が少しあり肌寒かったので合羽の上をウインドブレーカー代わりにきました。
中白峰さんの手前でご来光の時間になりました。雲の合間からでしたが太陽が見えてよかったです。また幻想的で魅力的な富士山を見ることもでき感激しました。
途中からは学生さんと同じペースになりました。私の前を歩いていた可愛い女の子は、落石注意など列の前からかかる声を復唱したり
浮き石を発見したら手で横に除けたりと山岳部(?)らしい行動をされていて関心しました。
順調に間ノ岳まで進み息があがることもなく登頂できました。
記念写真を撮って頂き、北岳山荘へ戻ります。
逆光になるため良い写真は撮りにくかったですが、横からの太陽のお蔭でブロッケン現象も見えました。
この角度から見る北岳が最も美しいと誰かが書かれていましたが、私もそう感じました。
左に見える中央アルプス、遠くに見える槍や穂高のシルエット、吊尾根歩きは爽快そのものでした。
山荘に到着すると閑散としていました。
2階に上がると廊下に私のバックだけが置かれていました。(お手数お掛けしすいませんでした。)
トイレを済ませて、8時丁度に山荘を後にしました。
北岳は雲の中でよく形が分かりませんでしたが、昨日来た道を頂上まで戻っていきます。
晴れたり曇ったりを繰り返しましたが、周囲の景色は見える状況の中、2度目の北岳登頂です。
記念写真を数枚撮って頂き、すぐに下山を開始しました。
女王・仙丈ヶ岳はずっと見られたのですが、プリンス・甲斐駒ヶ岳はまったくみることができませんでした。(残念)
そうこうしている内に肩ノ小屋に到着。北岳肩ノ小屋バッジと間ノ岳バッジを購入しました。
そして、少し迷いましたがスーパードライも買っちゃいました。(ベンチに座って少しゆっくりしました。)
2時頃には広河原に着きたいなと考えながら下山していましたが、今年もやはり右膝が痛みだしました。
ゆっくりペースはいっこうに上がらず、やっとこさ白根御池小屋に到着。ソフトクリームを食べている時間はないとジュースを買いました。冷えてて美味しかったです。
ぽつぽつ雨は降ってたのですが、雨脚がひどくなってきました。合羽の頭巾を襟から出しました。また初めてザックカバーを装着しました。
右膝が曲がらないので自分の左足の置き場を確保し、右手にもったステッキで右足にかかる体重を減らすようにしながらの下山です。
夏休みということもあり、下からは学生さんが列をなして登ってきました。
バスに遅れる危機感もあって、多く道を譲っていただきました。(ありがとう。)
途中、スリップし2回転倒しましたが、15時すぎ何とか広河原まで戻ってきました。
(御池小屋から広河原山荘の間は下山者用にもう少しリボンなどのマーキングが欲しかったです。)
15時のバスは目の前を出発していきましたが、15時10分のタクシーに空席がありました。
テントで上着を着替え、センターまでジュースを買いにいったら即出発時刻になりました。
帰りの車は大雨で滞水した林道を突っ走りました。運転手は集中豪雨で林道閉鎖するようなことを言われてましたが何とか芦安まで帰ってこれました。
この二日間、時刻的にはほぼ予定通りの行動ができました。
メタボのオジサンにとって感動的な経験ができた山登りでした。
最後に、記念写真を撮影してくれた方々、本当にありがとうございました。(ウダウダな散文ですいません。)
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