初めての中央アルプス
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,259m
- 下り
- 1,237m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 6:55
天候 | 曇り〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所特になし |
写真
感想
初めての中央アルプス。初心者らしくロープウェイを利用した。駐車場は駒ヶ根ICから近い。コンビニはIC降りて駐車場とは反対方向に行くとすぐある。混雑時にはバスは臨時便、ロープウェイは連続運転となるが、早朝からバス待ちの列が長く、時間に余裕が無いときは早くから並ぶ必要がある。1台目に乗るには2時間前との口コミ情報あり。
(1日目)千畳敷に着くと早くも多くの登山者で混雑している。神社にお参りして、その右が登山道。さっそく駒ケ岳を目指して出発する。あいにくの曇り空、足元の花を見ながら登るとあっという間に乗越浄土だ。中岳からの展望もガスでまったく無し。頂上山荘でテント設営後、駒ケ岳を目指す。広い山頂にはたくさんの人がいる。売店で記念品を売っていたりもする。景色が無いので早々に次へ進む。
将棊頭山へは、一部の岩場を除けば、歩きやすい稜線の道が続く。ここも花が多く、視界不良を補ってくれた。山頂に到着すると時々ガスが晴れ、西駒山荘から東へ続く尾根が見通せた。駒ケ岳、中岳、宝剣岳も一瞬姿を現した。また、木曽前岳から麦草岳に続くギザギザの岩嶺(牙岩)のシルエットが迫力ある。
帰りは時間もあるので濃ヶ池、駒飼ノ池経由とした。このルートが一番花の多い場所であった。濃ヶ池の逆さ宝剣もバッチリ。登り返しがきついためか、他の登山者とほとんど会わない静かなルートである。宝剣山荘からテン場へは巻道を利用した。1箇所だけ岩が滑りやすいところがあり、本山行で唯一怖かった場所である。夕方にかけて積乱雲が見え、遠くで雷も聞こえ始めた。幸い雷はすぐに遠ざかったが、雨が降るなど不安定な天候であった。
頂上山荘のテン場はトイレ料含め900円。岩場を均して砂地のテントサイトができている。砂地のサイトは本当に快適。この日は大混雑で通路など岩の上にもテントが設営されていた。トイレもきれいで水も無料。生ビール有り。
(2日目)3:30起床。満点の星空と東にはオレンジの日の光。御来光の条件はそろっていた。朝食を食べながら日の出(4:50)を待つ。すでに山頂は多くの人だが、テン場からも拝めるのだ。雲海の向こうに南アルプス、その上の太陽。美しいときは一瞬だ。
テントを撤収して荷物を背負って宝剣岳へ。当初はテントを置いて戻ってくる予定であったが、前日の宝剣岳の混雑を見て変更した。足場はしっかりしているし、標高差もあまり無いので荷物を背負っても問題なし。前日と違い、御嶽山や北アルプス、南アルプスの山並みが一望できた。ここ中央アルプスからだと御岳山はすごく近い。噴煙も見える。宝剣岳ピークの岩はてっぺんに平らなスペースがあり、登れそうであった。ただし、ホールドが少なく安全に下りる自信がなかったので断念した。団体さんに付き添っていた山岳ガイドからも、降りる時が危険だと注意があった。
宝剣岳を下り、三ノ沢分岐で荷物をデポする。サブザッグを利用して三ノ沢岳へ向かう。道はしっかりしているが、踏み跡が細いので赤テープなどを頼りに進む。這松が茂っており、ときどき枝が足に刺さるので要注意。山頂直前に右側へピークを目指す分岐が現れるが、それは手前の別のピークであり、三ノ沢岳は直進である。山標のある場所は狭いが、大きな岩でできた山頂部分は広く、人も少なく、景色も最高で木曽駒の雄姿を望むことができる。平板状のベッドのような岩の上に寝転んで山頂での時を満喫した。時間があれば足を延ばしてほしいお勧めの山である。
帰路は極楽平経由。千畳敷に着くと前日よりもたくさんの人がいた。暑かったのでお決まりのソフトクリームに手を出したのだが、虫の襲来によりぜんぜん落ち着くことができなかった。ロープウェイもバスもバンバン稼働しており、少し待つ程度で駐車場まで戻ってこられた。
観光客が多いが、将棊頭山、三ノ沢岳など静かなコースを行けば手軽に本格登山を味わえるコースである。
いいねした人