八ヶ岳縦走


- GPS
- 17:48
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 3,604m
- 下り
- 3,259m
コースタイム
- 山行
- 15:25
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 17:48
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
足を岩に引っ掛けて転倒しそうになる事が何度となくあり、後ろをついて行きながら、「あれれ?大丈夫ですか!?」と思っておりましたが…(s)
はい..まるっきり足があがらない感じでした(g)
最後までガンバれ〜(g)
まさかのgarnetさんのサプライズ接待ありがとうございました。
ジュース、食べ物を持って待っていてくれるとは!
この後、18時頃にゴールするにはルートをどう変更すればいいのか話合い、ルートを変更して急げば…18時頃には下山できる!という事で話がまとまり先を急ぎます。(s)
感想
八ヶ岳縦走しましょう!
と、春に決めてから数か月が過ぎ、いよいよ決行日が近づいてきた数日前にgarnetさんから「熱が出た!」と連絡があり…
縦走の延期も選択肢において打ち合わせした結果、予定通りに実行することになり前日の土曜日から八ヶ岳入りしてウォーミングアップで阿弥陀岳へと登り、下山完了したのが土曜日の昼頃。
それから食事・温泉を終え、縦走スタートとなる観音平登山口駐車場に到着して仮眠しようとしたけど下山者が多くて眠れそうにない。
仕方なく道の駅へと移動して寝ようとするも、当たり前ですがここも車の出入りが多く、雨がじゃじゃ降りとなってきて眠れそうにない。
何だかんだとあっという間に集合時間がやってきて、仕事を終えてやってきたgarnetさんと合流。すぐに観音平登山口へと移動して縦走開始です。
上を見上げると星が見え、下を見ると遠く街灯りが見え、暑くもなく、寒すぎることもなくちょうど良い感じで登っていくのですが、どうも先を歩くgarnetさんの調子が芳しくない感じです。何の問題も無さそうな登山道で足をつまづくことが一度ならずに数度と続き、足があがらない感じに見受けられます。
そのうちに体も慣れてきて大丈夫なんだろうな?と思いつつ後をついていくと押手川のところで道に迷った…あっちでもない、こっちでもないとウロウロしながら元の場所に戻ってみて、そこから仕切り直して進んで行くと間違ったところが分かり、時間はかかったけど先を目指して登っていき網笠山へと到着。
その後の登りでどうもgarnetさんの歩みがだんだんと、ちょっとヤバくないですか?って思うほどになってきて、のろし場に着いたところでgarnetさんが撤退を決断。
このまま縦走を続けていけるようには見受けられないけど、garnetさん単独で下山ができないほどに体調が酷い訳ではないので、ここで別れることにしましょう!となり、「頑張ってください!」と後を託された自分としては何としてもゴールを目指してピッチを上げて行きたいところですが…
初めてのルートで周りがガスって見えない状態では、ヘッドライトキョロキョロで道を間違わないよう慎重になってしまい、行程の遅れも思うようには取り戻せません。暗いうちは我慢の歩きが続き、やがて明るくなってきたところでフト見たら富士山が見える!日の出で空も赤く染まってきた!と気持ちも良くなりながら赤岳へと登りつめると周りはガス充満で何も見えず。
縦走開始から赤岳まで約6時間。遅れは取り戻せるどころか、さらに遅れ気味になってきたので、四国まで帰る時間を考えたらゴール時間は18時頃、遅くなっても19時には下山完了しておきたいので途中でのコース変更も考えながら行けるところまで行こうと先を急ぎます。
赤岳から先は流石に八ヶ岳!と思えるほどに多くの人とすれ違ったり、先にいかせてもらったりで思うようにはスピードはあがりませんが、これも仕方無しで焦らずに歩いているとやがてガスもとれだして空模様も良い感じになってきました。
山びこ荘へと到着して初めて座り込んでの休憩。
8時間30分くらい歩きづめだったので持って来たおにぎりが美味しい。
小休憩した後は再び縦走再開。garnetさんに時折り現在位置を報告しながら気分良く歩いていくと西天狗と東天狗が見えてきだし、それぞれの山頂には多くの人が見えます。この時点での行程遅れが取り戻せないままだったので西天狗には行かずに少し時間を短縮します。
ちょっと残念な気もしますがゴールを目指さなきゃ!
ゴールに迎えに来てくれるgarnetさんをあんまり待たせるのは申し訳ないと思いつつ先を急ぎ夏草峠へと降りてくるとヒュッテの駐車場で手を振る人が!一目でgarnetさんと分かり、駈け降りていくとジュース、お菓子、おにぎり、栄養ドリンク等々…
めっちゃ嬉しいやないですか!のサプライズ接待。
ありがたく頂きながら、今後の行程について打ち合わせ。
ゴール時刻は18時頃にしておきたいので、どうすれば今の遅れを取り戻せるのか?を相談して茶臼山〜縞枯山〜北横岳のルートを通らずに雨池方面へと進み双子池から予定通りのルートに戻ろう!そしたら1時間半〜2時間程度の遅れが取り戻せる。
そしてゴールを蓼科山登山口とするのか?7合目登山口とするのか?は時間を見ながら決めましょうとなり、標準コースタイムの×0.8位で行けば18時頃にはゴールできますよ!頑張りましょう!と応援してくれるgarnetさんに後押ししてもらい小走りで雨池方面へと急ぎます。ショートカットしたから楽になるのか?と思いきや、そういう訳にも行かないようでそれなりに勾配はあり、これってショートカットになったのか?と疑問に思いながらも双子池ヒュッテへと到着。
ここから先の登る山はあと3つ!
双子山、前掛山、そして蓼科山。
ここまで温存しておいた体力もここで使わないと時間通りにゴールできないと思い、まずは双子山へと登頂。見晴らしの良い2つの山頂があるので双子山なんでしょうが、景色を楽しむ余裕はなく先を急ぎます。双子山から降りると次は前掛山。
前掛山に登っていくとベテラン風の方2名にここまで登ってくるのにどのくらいの時間がかかったのか?と訊かれます。おそらく、もうすぐ暗くなるので山頂へと行くのはやめておいた方が良いとアドバイスしてくれるつもりなんでしょうが、「観音平から歩いてきて、麓からここまでで約30分位です」と答えると何も言わずでした。
あまり立ち話もできるほどの余裕も無いのでどんどん先を目指します。
前掛山から将軍平へと降りてきて蓼科山荘前でちょっと休憩していると、山荘の方が出てきて同じように心配してくれます。これからどうするつもりなのか?と聞かれて、観音平から歩いてきて最後は蓼科山に登るつもりですと答えると、「気を付けて!」と励ましてもらい、蓼科山を目指します。
今日一日苦しめられた…
じゃなくて、楽しませてもらった走れない岩場ゴツゴツルートを登りつめて山頂へと到着。初めての蓼科山山頂は今日の苦労を象徴するような岩場ゴツゴツで凄く広い、遠くには歩いてきた八ヶ岳連峰の美しい稜線が見渡せて、もうすぐ沈んでいく夕日が雲を赤く染めてきており、感慨に耽りたいところですが、そういう訳にもいかずにすぐに取って返して将軍平へと降りて来て、ここから更に7合目登山口へと降りていきます。
ここも今日の苦労を象徴するようなガレガレの荒れた登山道で走るのが怖いほどに荒れていますが、そうも言ってられないので走れそうなところは走り、暗くなって再びヘッドランプで地面を照らし、足元に集中して走っていきます。
やがて前方にヘッドランプの灯りが1個見えだして、それが待ってくれているgarnetさんだと確信。
歩を速めて灯りへと駆け寄り、固い握手を交わして感謝の気持ちを伝えて無事に縦走終了。
そこから自分の車を取りに観音平登山口へと連れて行ってもらい、そこでまたの再会を約して解散。
温泉に入ったり、食事する時間も勿体ないので、そのまま車を走らせ途中で眠たくなればサービスエリアで仮眠しながら四国へと戻ってきたのが朝5時。
それから仕事にいって…
で、ちょっとハードでしたが非常に充実した濃い週末を過ごす事ができました。
一緒に縦走してゴールしたかったのですが、今回はgarnetさんの体調不良があってバックアップに回って頂くことになり、初めは何だか申し訳ないな〜と思っておりましたが、最後はこれはこれで何かを教えて頂いてるんだと思えるようになりました。
次はお返しする側に回りましょうか〜!
garnetさんが四国でロング縦走する機会にはバックアップに回りますよ〜。
たぶんね。
お疲れ様でした&ありがとうございました。
shichi7さんと5月の赤岳山行の際に決めた八ヶ岳全山縦走。
体調を整え...
9月からまるっきり体調がおかしく、ついには実行の数日前に発熱、風邪を引く...
こりゃ無理だ。
せめてナイトハイク区間の同行、途中でのサポートと思いスタートしました。
結果としては、押手川分岐からの編笠山への登りの個所でルートミス...
同行するどころか、時間を費やしてしまいました。
身体は動かない、苦手な雨上がりの岩、赤岳はおろか、権現岳までも行けずに早々とのろし場でshichiさんの健闘を祈り、下山を選択しました。
ロング山行、ナイトハイク、自分には足りないものがたくさんあるんだと知りました。
ひとまずは体調を整えるところからロング山行をしたい。
shichi7さん、四国からのロングドライブ、前日の阿弥陀、日帰り縦走お疲れ様でした。千羽までにはいろいろ整えますので、またよろしくお願いします。
コメント
この記録に関連する登山ルート

shichi7さん 思わぬ一人ロング縦走お疲れ様でした。感想読みながら縦走中のshichi7さんが想像つくので笑っちゃいましたが、感動もしました。本当スバラの一言です。下山後四国までの一人運転心配していましたが、何事もなく仕事に間に合うように帰ってこれたのでこれまた
ゼロ富士参加で懲りたのですが、またお二人のお供できるようトレーニング頑張ります〜!! お疲れ様でした。
garnetさん 体調悪いなかお疲れ様でした!!リタイヤ後 エイド担当!アドバイザー、そして応援者とサポートに徹した一日 なかなかできんことです。sichi7さんにとっては凄い励みになったと思います。ライン入って流石garnetさんや〜って感心スバラな山友にバンザイ
今度は千羽で逢えるのかな? 私も申し込んだからには完走目的で頑張るのでお互い頑張りましょう!! ちゃんとゴールで待っててくださいよ。今回みたいに〜
nanchiさん、こんばんは。
いやー、まさかの早々のリタイアでした
体調悪くても赤岳、いやせめて権現と思ってのスタートだったから。
のろし場から先は、ガレ場や岩場もあるし、何より自分のペースでは遅くて時間がかかり過ぎていたので、撤退宣言、サポートに徹しました。
石鎚山東稜ガイド、バースデー登山のおもてなしのお返しとしては、まだまだ足りないくらいです。
麦草峠で会ったshichiさん、ゴールしたshichiさん、スバラでした
やりきる男に自分もなれるように精進し直します
次はおそらく千羽になるでしょう。
ゴール後、みんなで乾杯しましょう
nanchiさん
コメありがとうございます。
ロング縦走にはつきものの、気持ちや体調の上げ下げを繰り返しながら長時間歩いてみて、自分を冷静に観察しながら
「今、自分は体調の波の沈んでいるところにいるから、もう少し頑張れば調子があがってくるハズ…」
「今、自分は気持ちの波が沈んでいるところにあるから、休憩して気持ちを立て直そう」
などなど考えながら自分の中で起きている事に対処していけるようになってきたのが自信にも繋がっているんやと思います。
nanchiさんもゼロ富士で同じような体験をしたであろう気持ちや体調の変化を、今回の八ヶ岳縦走でも感じながら歩けて良い経験になりました。
また、garnetさんのバックアップのおかげで素晴らしい経験もできました。
年明けの千羽ロングの完走を目指して体・心・技をレベルUPしていきましょう。
shichiさん、garnetさんお疲れ様でした。
日帰りで35キロオーバーって
また今度よろしくお願いします
私は足ひねって休養中です。そろそろ動きます
kazumochiさん
ゼロ富士以来のご無沙汰です。
今回は天気予報で雨が降るかも?だったのに終始良い天候に恵まれて、最高のコンディションだったので気持ち良く歩く事ができました…なんてね。
本当は足元グジュグジュドロドロで、岩も濡れて足の置き方が悪いとツルッと滑って何度か転倒したり、走れない状況が続きましたが、与えられた条件の中でそれをどういう風に克服対処するのか、どう考えるか等、勉強になるのが最高に楽しいです。
パズルをしている感覚ですかね〜
また機会をあわせてご一緒お願いしますね。
足ひねったんですか!?
あれまぁ〜…ですが、焦らずボチボチとリハビリしていってください。
千羽ロングでの再会楽しみにしております。
kazumochiさん、こんにちは。
心・技・体が揃った状態でないとこの縦走は厳しかったですね
早々とリタイアした後は、shichiさんのちょっとサポートしたり、八ヶ岳の麓でのドライブを楽しんでました。
バイクのツーリングの方々に、道を譲るとみなさん手を挙げて気持ちを伝えてくれました
自転車、バイク、車の公道での共存、これはトレイルランナー、観光登山、登山者の山での共存と一緒だよねーなんて思ったり。
脚の回復具合は順調ですか?
くせになると怪我は長引きますので...
次回は千羽でガツンとっみんなで頑張りましょう
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