涸沢紅葉眺めに遠回り！天狗池大キレット北穂涸沢稜線散歩

2016年09月24日(土) 〜 2016年09月25日(日)

• GPS: 51:02
• 距離: 43.9km
• 登り: 2,591m
• 下り: 2,573m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 1:21
• 合計: 8:21

5:51 上高地バスターミナル
5:56 5:57 無料トイレ
6:03 6:03 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
6:31 6:32 明神館
6:36 6:36 徳本口(徳本峠分岐)
7:13 7:13 徳澤園
7:24 7:24 新村橋(パノラマ分岐)
7:58 8:19 横尾 (横尾山荘)
8:47 8:47 槍見河原
8:55 8:55 一ノ俣
9:00 9:00 二ノ俣
9:21 9:42 槍沢ロッヂ
10:00 10:00 赤沢岩小屋（ババ平）
10:29 10:29 槍沢大曲り
11:05 11:12 槍沢・天狗原分岐
11:51 12:20 天狗池
13:48 13:48 天狗原分岐
14:05 14:06 南岳
14:11 14:11 南岳小屋
14:12 宿泊地

2日目

• 山行: 8:10
• 休憩: 2:59
• 合計: 11:09

5:57 宿泊地
6:42 7:01 長谷川ピーク
7:57 8:07 北穂高小屋
8:11 8:20 北穂高岳(北峰)
9:52 10:05 涸沢岳
10:17 10:36 穂高岳山荘
11:06 11:16 ザイテングラート
11:30 11:34 パノラマ分岐
11:48 11:48 涸沢小屋
11:52 11:52 涸沢
11:57 12:28 涸沢ヒュッテ
12:51 12:51 Sガレ
13:28 13:28 本谷橋
13:55 13:55 横尾岩小屋跡
14:07 14:16 横尾 (横尾山荘)
14:48 14:49 新村橋(パノラマ分岐)
14:58 15:01 徳澤園
15:34 15:34 徳本口(徳本峠分岐)
16:05 16:55 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
17:01 17:02 河童橋
17:06 17:06 上高地バスターミナル
17:06 ゴール地点

2日目最初GPSのスイッチ入れ忘れていたので、飛んだところは手書き修正しています。

天候

24日：くもりのち雨
25日：くもりのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：さわやか信州号グリーンカー　バスタ新宿22:25 - 上高地バスターミナル5:20
帰り：上高地 - 松本バス＆松本電鉄（念のため到着時に帰宅便を予約。できたのですね）

コース状況／危険箇所等

さすがにシルバーウィーク最終の週末とあって、上高地バスターミナルの登山相談所も早朝からやっていました。朝早くからご苦労様です。私は毎度、登山届はネット提出ですが。

上高地からはおなじみ単調な林道歩きですが、上高地と明神の間で斜面の崩落があり、梓川に迂回路が作られていました。

天狗原分岐から天狗池へ槍沢をトラバースするルートは、途中の紅葉がピークで素晴らしかったです。コースは特に危険箇所はありません。

大キレットは夜に降った雨でA沢のコルまでは岩が濡れていましたが、靴のグリップは問題なかったです。ここは2度目ですが、槍穂の岩場は、摂理がしっかりしていて、足の置き場やガバが豊富にあるので、歩きやすいです。緊張するのは長谷川ピークからA沢のコルまでの区間と、飛騨泣きと意外と短い。

北穂から涸沢カールへの分岐手前で、登山道のはるか下に、矢印のついた岩が落ちていました。そこで迷っている方がいたので、トラバース方向が正解であることをアドバイスしましたが、ちょっとあの岩はいかんですね。矢印消しておくべきでしょう。2年前も同じように迷って、降りてしまった人を注意しました。トラバース側にはもっとしっかりマークありますが、慣れない人は、下ばかり見がちなので、下山で上にマークがあるとは考えないのでしょう。

北穂から涸沢への稜線は昨年半分歩きましたが、大キレットよりも難易度高い。大キレットは厳しく緊張を強いられる区間は全体の一部なのに対し、北穂涸沢間はほとんど休めるような場所がなく、緊張のし通しです。北穂から最低コルの下りは、くさりもない切れ落ちた崖、最低コルから涸沢への登りはくさりと鉄杭だらけ。くさりは使わなくてもいけるのですが、鉄杭はないと足場がきついです。昨年歩いた奥穂西穂と大差ないと思いますけど、これで一般登山道というのはどうなの？途中遭難者も出たようで、登山道から救助にでていました。

ザイテングラートはいままでのルートよりは圧倒的に歩きやすいです。といっても今月だけで3名もお亡くなりになっているので、気は抜かず。

その他周辺情報

上高地の小梨平キャンプ場で風呂＆ビール。小梨平は生ビール450円、なとりのあたりめも120円ととても観光地価格とは思えない安さ！今回は泊まってまったりしたかったのですが。。。

写真

9/23 22:20

出発直前に電車が人身事故でストップ！別路線に送ってもらい、なんとかバスの出発に間に合いました！

9/24 5:58

さすがにシルバーウィークで唯一天気良さそうな週末なので、すごい人！

9/24 5:58

朝5時台から売店もやっていました。おやきを買って朝食に。

9/24 6:03

朝6時の河童橋も人だらけ。こんな人出は初めて。

9/24 7:10

途中斜面崩落のため、大きく河原に迂回。

9/24 7:19

徳沢に到着！たまにはのんびりしたいなあ〜。

9/24 8:05

はしょって横尾。涸沢の大混雑を恐れ、こちらには行きません。

9/24 9:07

久々の槍沢ルート。最近の長雨で水量は豊富。

9/24 9:16

ナナカマドの実が色づいています！

9/24 9:16

何時ても槍沢は綺麗ですね〜。

9/24 9:49

槍沢ロッジでちょっと休憩。

9/24 9:55

ここくるときはいつも槍が見えない。

9/24 10:14

ババ平のキャンプ場のトイレが立派になっていました。あとはビール売っていれば完璧！

9/24 10:35

大曲り。

9/24 10:38

はい、やっぱり槍見えません。

9/24 11:14

紅葉は結構いい感じになってます。

9/24 11:24

天狗原分岐。今回は天狗方面に紅葉散策。

9/24 11:26

いいですね〜。

9/24 11:29

何気に槍が！

9/24 11:35

トラバースルートの紅葉。ここはピークですね。

9/24 11:58

天狗池に到着。槍待ちのため昼食にしました。

9/24 12:21

出待ち、そして出た！

9/24 12:33

天狗池上部が見頃！

9/24 13:04

南岳への登りの岩場から。

9/24 13:08

大キレット方面の紅葉。本日見えたのはここまで。

9/24 13:40

岩場を登って。

9/24 14:12

南岳へ到着。

9/24 16:58

天気は下り坂。テンションもだだ下がり。

9/24 17:03

テント張って、しばらく昼寝してました。

9/24 17:08

夕食タイム。今回はローソンセレクト（10％オフセール）です！それとサラダパックでお野菜も。

9/25 5:57

ずっとすっきりしない天気。7時までのんで、とっとと寝ました。明日に期待！

9/25 5:57

夜中中、風と雨、朝起きてもガスガス。大キレット行きを逡巡されている方が多かったようですが、岩のグリップが問題ないことを確認して、突入を決断。

9/25 6:16

南岳からの下りは普通の岩場。

9/25 6:21

はしご見えない。

9/25 6:55

最低鞍部は歩きやすい稜線。

9/25 6:58

長谷川ピークに到着。このあたりからすれ違いが増える。

9/25 6:58

この信州から飛騨への乗越のナイフリッジが今ひとつ苦手。

9/25 7:04

一瞬ガスがとれる。長谷川ピークに登ってくる韓国ハイカーの皆さん。

9/25 7:14

A沢のコルで休憩。前回よりも慎重に来たつもりが意外と早かった。

9/25 7:26

あとは登り返し。

9/25 7:40

飛騨泣き。ここもちょっとステップがうまくいかない。

9/25 7:44

こちらは簡単。鉄板いらないと思うけど。

9/25 7:46

北穂がうっすら見えてきました。

9/25 8:01

あと200mって標高差じゃないですよね（汗）

9/25 8:03

浮石でかすぎ！

9/25 8:17

北穂高小屋に到着！こんな天気なので、大キレット行った人か行く人くらいしかいない。

9/25 8:27

北穂山頂には普通の登山の方もいました。

9/25 8:46

では槍穂稜線の忘れ物の回収にいきます。北穂涸沢の下山ルートを間違っていた人に注意したら、こちらについてきそうになったので、慌てて止めました。

9/25 8:49

何気にきつい岩場の連続。

9/25 8:56

涸沢カールに晴れ間が！

9/25 9:09

マークだらけだけど、一般道というのはきついですね。

9/25 9:17

天候回復。ゴジラの背が。

9/25 9:19

ガスの向こうには涸沢奥穂が！

9/25 9:19

すっかり晴れた北穂方面。かっちょいい！

9/25 9:20

涸沢の紅葉が！

9/25 9:27

最低コルに到着。これで槍から西穂までの稜線がつながりました。

9/25 9:39

振り返ると槍がくっきり。

9/25 10:14

最低コルから涸沢は余裕なく写真とらず。途中遭難者救助現場にも遭遇しました。油断は大敵です。涸沢岳は昨年2回いったので、今回はパス。

9/25 10:19

穂高岳山荘が見えました。

9/25 10:33

奥穂方面にはたくさんの人が。

9/25 10:33

カールを見下ろす。テントはそれほど多くないような。

9/25 10:34

晴れました。本当ここは落ち着きます。

9/25 10:43

時間ないので、下山します。

9/25 11:18

前穂方面。

9/25 11:33

常念が。

9/25 11:38

ザイテンの紅葉。

9/25 11:44

いいですねえ。

9/25 11:55

涸沢小屋に到着。意外と人が少ない。

9/25 12:00

ヒュッテ手前。念願の金錦に会えました。

9/25 12:10

もうちょっと赤が欲しいかな。

9/25 12:10

楽しみだった生ビールおでんセット。

9/25 12:22

蝶ヶ岳方面。こちらにも忘れ物あり。

9/25 12:23

紅葉客は下山済みのようで、テントは思ったよりも少なかったです。

9/25 12:34

来週はもっと赤くなっているのかしら。

9/25 12:41

パノラマコース方面。時間がなく今回は断念。

9/25 12:50

次から次えと登りの方が。明日平日ですけど。。。

9/25 13:34

本谷橋でドラマかなんかの撮影。見たことのあるような人が。

9/25 14:15

横尾に戻ってきました。

9/25 15:08

徳沢。当初のプランではここで下山後一泊、風呂入ってまったりする予定だったのですが、雨に祟られ。

9/25 16:13

おなじみ小梨平の風呂で汗を流します。

9/25 16:47

そして生！相変わらず上高地価格とは思えない安定の安さ！

9/25 17:03

ここにも泊まってみたい。

9/25 17:08

河童橋からの眺め。山頂はちょっとガスはいっています。

9/25 17:08

焼岳。どうもプランから外れてしまう。

9/25 17:09

上高地でのんびりするのも憧れなんですが。

9/25 19:27

松本駅で特急待ちの間、いつものお店で生ビール、ラーメン、餃子ライス。さすがにシルバーウィークのあずさは混んでいました。皆さんお疲れ様でした。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

minosuke

今年のアルプステン泊登山も終盤。シルバーウィークの飛び石連休に休みをとって笠から西鎌、槍、大キレット、涸沢紅葉と盛りだくさんの縦走を計画していましたが、しつこい秋雨で、木金は断念。かわりにアプローチしやすい上高地から、天狗池、大キレット、涸沢の紅葉を眺めることにしました。昨年歩きそこねた、北穂から涸沢岳の稜線の忘れ物の回収も目的です。

紅葉時期の涸沢はトイレもすごい行列と聞いて、南岳テン場宿泊としましたが、南岳山荘も小屋は50名定員に対して80名くらいと大混雑だったようです。テン場は先客3組程度で空いてました。最終的にも満杯にはならなかったです。

初日は早めについてがっつり酒盛りするつもりでしたが、山荘はロング缶が在庫切れ。しょうがないので昼寝して、飯食べて、深夜食堂3を見ていたらそのまま寝てしまいました。

2日目、4時起きで様子みましたが、相変わらずのガスガス。とりあえず荷物まとめて小屋にいくと、皆さん大キレット行きは様子見の状況。途中で引き返してきたという人も。槍経由で槍沢から下山することも考えましたが、キレットの岩のグリップを確認すると問題なさそう。かぜも稜線では当たり前の状態だったので、突入しましたが、涸沢の登りあたりまでくると、天候が回復して、緊張するも素晴らしい稜線歩きとなりました。

そして涸沢テン泊の方々はすでに下山済みだったようで、涸沢ヒュッテではゆったり生とおでんをいただけました。本当はもっとゆったりしていきたいですが、明日は仕事につき、食事後さっさと下山。

結局上高地に予定通りの時間に到着し、予約しておいたバスに乗車しました。毎度余裕のない日程になってしまっていますが、たまにはのんびり歩きたいものです。来月尾瀬はなんとかなるかも。