針ノ木岳 水晶岳

2021年08月18日(水) 〜 2021年08月23日(月)

• GPS: 51:07
• 距離: 69.6km
• 登り: 7,402m
• 下り: 7,288m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:50
• 休憩: 0:29
• 合計: 12:19

4:52 柏原新道登山口
6:23 6:23 ケルン（柏原新道）
6:33 6:38 駅見岬
7:34 7:34 水平岬
8:06 8:11 富士見坂
9:00 9:00 種池山荘
10:45 10:46 岩小屋沢岳
11:27 11:28 新越山荘
12:28 12:28 鳴沢岳
13:24 13:25 赤沢岳
15:18 15:29 スバリ岳
15:33 15:34 小スバリ岳
16:19 16:23 針ノ木岳
17:11 針ノ木小屋

2日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:03
• 合計: 6:13

6:18 針ノ木小屋
7:30 7:31 蓮華岳
10:27 10:28 北葛岳
12:17 12:18 七倉岳
12:31 船窪小屋

3日目

• 山行: 8:41
• 休憩: 0:21
• 合計: 9:02

5:35 船窪小屋
5:45 5:45 七倉岳
5:52 5:52 船窪天場
6:22 6:23 船窪乗越
6:39 6:50 船窪岳
8:17 8:19 船窪第2ピーク
11:02 11:03 不動岳
12:53 12:54 南沢岳
13:20 13:20 烏帽子田圃
13:56 13:56 烏帽子岳山頂分岐
14:20 14:25 前烏帽子岳
14:37 烏帽子小屋

4日目

• 山行: 8:37
• 休憩: 0:13
• 合計: 8:50

5:40 烏帽子小屋
5:47 5:54 烏帽子ひょうたん池
9:13 9:15 野口五郎小屋
9:36 9:36 野口五郎岳
10:25 10:26 真砂岳
11:19 11:20 南真砂岳
12:26 12:28 真砂岳分岐
13:45 13:45 東沢乗越
14:30 水晶小屋

5日目

• 山行: 8:01
• 休憩: 0:04
• 合計: 8:05

5:49 水晶小屋
6:31 6:32 水晶岳
7:24 7:26 温泉沢ノ頭
8:38 8:39 南赤牛岳
9:24 9:24 赤牛岳
13:54 奥黒部ヒュッテ

6日目

• 山行: 7:17
• 休憩: 0:10
• 合計: 7:27

6:36 奥黒部ヒュッテ
9:16 9:22 平ノ渡場・仮設
13:29 13:33 ロッジくろよん
13:54 13:54 黒部湖駅
14:00 14:00 黒部ダム
14:03 ゴール地点

天候

小雨　時々　曇り　のち　土砂降り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央高速　安曇野ICより1時間ちょっと
柏原新道登山口

コース状況／危険箇所等

　　柏原新道〜針ノ木岳
新越小屋までは、笹などの小道
その後はかなりハードな上り下りでザレ
　　針ノ木岳〜船窪小屋
蓮華までは緩やかな上り、下りは激しい下りで
100mぐらいの大岩を半分から鎖場
そこからの登りは少しあれているがわかりやすい
七倉岳に上る前に大きく降る
七倉岳の登りは崖っぽいところはありますが危険は感じませんでした
　　船窪小屋〜烏帽子小屋
かなりハードな山行き
去年崩壊した山道もかなり素敵なアイディアで治っていました
迷いそうなところは綺麗に草刈りしてありました
それぞれの方々に感謝します
　　烏帽子小屋〜水晶小屋
真砂岳までは穏やかな景色の良い道（見えなかったけど）ゴーロあり
南真砂岳の往復は途中危険なザレ場あり、濡れるので対策を
水晶小屋までは結構起伏が激しくザレ場
最後の登りはつらい
　　水晶小屋〜奥黒部ヒュッテ
赤牛岳まではザレ岩の繰り返しハードではないがかなり長く感じます
読売新道は半分が岩稜帯で岩を踏み外さないように
残りの半分は樹林帯、凄く滑りハードです（濡れた木には特に注意）
　　奥黒部ヒュッテ〜黒部湖
船着き場までは崩れているところを絶えず直している感じ
アスレチックみたいですごく楽しい
船から降りたら林道をゆっくりと思っていたら大間違い
ハードな山登りを平らにした感じ

全体的によく整備されていて道迷いはありません
岩が多いので滑らないように

その他周辺情報

三俣山荘は8月31日まで閉鎖してます（宿泊当日の朝に小屋の人から言われました）

写真

8/18 4:49

雨風が強いので迷ったけど出発

8/18 5:32

やっぱり急登
カッパの中が汗まみれ、傘にチェンジ

8/18 6:21

8/18 8:08

前回来た時よりも少し崩れが進んでる気がした

8/18 8:18

野イチゴがたくさんありました

8/18 8:47

種池山荘に着きました
雨が降ってるので立ったまま朝食

8/18 9:12

腰の高さの笹
これが程よくずぶぬれになります

8/18 10:47

岩小屋沢岳

8/18 10:48

新越山荘の人達とすれ違いました

8/18 11:26

1ヶ月だけの営業なんだって

8/18 12:26

鳴沢岳

8/18 13:22

赤沢岳頂上に到着

8/18 13:30

かなりの急な崩れ通過
何故か足裏が痛い

8/18 14:00

雲が晴れると黒部湖が見える
ここで予定時刻より遅いので小屋に☎しました

8/18 14:00

登ったり降ったり激しいけど
霧が晴れたときの景色が最高

8/18 14:08

風の芸術
半分霧の中

8/18 15:24

スバリ岳頂上

8/18 16:23

どうにか針ノ木岳
靴の中がぐちょぐちょ

8/18 16:26

爺ヶ岳と虹

8/18 17:12

針ノ木岳小屋到着
ここで初めて靴の中敷きが無い事に気ずく
本日の宿泊者　自分だけ

8/18 17:46

一人だけの食事
贅沢だけどちょっと寂しい

8/19 5:28

朝食
靴が乾かないし天気は回復しないし
敗退しようか迷う

8/19 6:05

さあ出発
セリアで買ったプラダンのウインドスクリーンで靴の中敷きを自作
まだ続けるか下山するか迷ってる

8/19 6:05

意を決して続行

8/19 7:02

立山連峰が綺麗に見える

8/19 7:05

今年2回目の蓮華岳が目の前

8/19 7:28

ここを降りたらもう戻れません

8/19 8:52

けっこう長い鎖場
楽しくてしょうがない
来てよかった〈単純〉

8/19 9:01

実際のほうがエグイ崖ですよ

8/19 9:07

50mぐらいの鎖
クライミングの練習できます

8/19 10:28

北葛岳
へし折れてます

8/19 10:31

これから行く七倉岳と
左側に今夜お世話なる船窪小屋

8/19 11:08

綺麗な急登
素晴らしい

8/19 12:14

七倉岳見えた

8/19 12:17

七倉岳

8/19 12:31

船窪小屋

8/19 13:10

自分が久しぶりのお客さんだそうです
今夜の予約は自分ひとり
なのに囲炉裏を起こしてくれてます

8/19 14:36

ビールを飲みながらご主人と楽しく団らん
とても穏やかで温和な優しい方でした

8/19 16:57

ここも自分ひとりの夕食
地元のお米と近くで採れたあざみの葉の天ぷら
美味しい

8/20 4:46

朝食
朝、1人増えてました
遭難しかかってここに来た人でした
靴の中敷きにとご主人が段ボールをいただきました

8/20 5:04

ご主人が、朝日が綺麗ですよと教えていただきましたh

8/20 5:04

綺麗

8/20 5:07

雲も良い演出しています

8/20 5:35

さあ出発
雲が多いが視界クリアー

8/20 5:37

お世話になりました
いい小屋でした、また来ます

8/20 5:43

歩きやすい気持ちの良い山道
だけど時々ある石が危険

8/20 5:56

木々の隙間から崖を望む
水場はこの辺かな

8/20 6:05

雨が降り始めました

8/20 6:24

8/20 6:48

対岸から
崩れた水場を見つけようとズーム

8/20 6:49

ここかな？
わからない

8/20 6:51

去年崩壊した山道
よく直したと思うほど

8/20 6:52

この梯子滑るので注意
自分は激しく転びました

8/20 6:52

危険は感じません
安全に行けます

8/20 6:54

8/20 6:58

8/20 6:58

高瀬ダム

8/20 8:16

船窪第2ピーク
船窪岳からずいぶん離れてる

8/20 9:44

景色見えず
何の印かな

8/20 10:53

観音岳が見える
ここでサルに出会ってにらめっこ

8/20 10:59

観音岳も山頂のところがない
なんか意図的な感じ

8/20 11:15

乗り越しまで急下り

8/20 11:42

吸い込まれるような崩落場

8/20 11:42

まだ難関路

8/20 12:22

ヘロヘロなのにまだ登？
でも草が綺麗に刈ってありますありがたい

8/20 12:52

南沢岳到着

8/20 12:53

広い山頂
ここから小屋まで長い

8/20 14:37

やっと烏帽子小屋到着
今夜の宿泊は、男性部屋自分だけ貸し切り
あと女性2人だけ

8/20 15:16

前烏帽子が見える

8/20 17:03

夕食と奥のおにぎりは朝食
ご主人に中敷きの事を相談した

8/20 17:05

なんと、私物を頂きました
泣きそうになりました

8/20 18:05

ヘリポートから見た三ッ岳
ここが唯一携帯電波が入るスポット
明日の情報を入手

8/21 5:39

朝から雨が降ってます

8/21 5:46

テント場と池
雰囲気最高だね

8/21 6:12

昨日は霧で見えなかった烏帽子岳の頭が奥に見える

8/21 6:44

来た道を振り返る
雨が強くなってきた

8/21 7:04

三ッ岳

8/21 8:34

わ
岩亀か蛇かと思った

8/21 9:13

野口五郎小屋

8/21 9:34

野口五郎岳が見えた

8/21 9:36

野口五郎岳

8/21 9:37

8/21 9:39

あれは？
野口五郎は双耳峰？

8/21 9:55

綺麗な池
凄く透き通ってる

8/21 9:55

水晶岳と赤牛岳の間だけが見える
雨も上がった

8/21 10:15

ここから真砂岳を目指すため
ひたすらザレ岩を登る

8/21 10:24

真砂岳到着
南真砂岳だけよりこっちのほうが高いのに
百高山は南

8/21 10:35

ここから向こうに見える南真砂岳を目指す

8/21 11:52

ここが崩れていてとても危険

8/21 11:51

でもお花がいっぱい斜面

8/21 11:33

この背丈ほどの藪が洗車機のように水を含んでる

8/21 11:17

びちょびちょになりながら
晴嵐荘の分岐

8/21 11:19

百高山の南真砂岳
ダッシュで戻る

8/21 11:20

結構遠い

8/21 11:45

8/21 11:48

橋

8/21 12:28

さて、水晶小屋
先は見えない

8/21 13:15

え、突然雷鳥
いきなり雨が降り始めました

8/21 13:15

ここにも
突然、南のほうから雷が鳴り始めました
怖え〜

8/21 14:23

水晶小屋が見えます

8/21 14:34

道が険しくザラザラ

8/21 14:35

振り返る

8/21 14:38

水晶小屋到着、雨に濡れてるので
タオルで拭いてから小屋に入る

8/22 5:47

今日は賑やか
でも、定員の半分
小屋で知り合った方と山談義、楽しいひと時

8/22 5:49

朝、三俣蓮華小屋でコロナが出てトイレを含めて使えないとの事
かなりの風と雨の中出発

8/22 6:09

黄色い○がたくさん
こんな日はとてもありがたい

8/22 6:27

あれが頂上かな

8/22 6:29

憧れの水晶岳
視界なし

8/22 6:30

見えないのですぐ出発

8/22 7:24

温泉沢の頭です
高天温泉入りたいな

8/22 7:24

次へ行く

8/22 7:53

最高の景色が見える場所
もったないな

8/22 9:20

赤牛岳
石が赤いんだ
平坦な頂上

8/22 9:21

8/22 9:22

読売新道が始まります

8/22 9:34

こんな崩れた場所もあります

8/22 9:51

8分割？

8/22 9:51

雨で岩の上は滑ります

8/22 10:00

岩稜隊が終わり黒部湖が見えだしました

8/22 10:00

雨が上がった
と言うか、高度が下がって雲の下に降りたのかな

8/22 10:15

対面の尾根に烏帽子小屋の屋根が見えます

8/22 10:21

8/22 10:31

目の前にライチョウ
逃げない、堂々としてる

8/22 10:43

ここから笹漕

8/22 11:09

足元はかなりのぐちょぐちょ

8/22 11:14

山道は川とかし
石は滑る
時々ある木道は危険（濡れているから）

8/22 11:49

ここから長い樹林帯に入る

8/22 12:30

根っ子の下が空洞で踏み抜き注意

8/22 13:13

大崩れ

8/22 13:16

高度が下がると滑る箇所か多発
かなり転びました

8/22 13:54

小屋に到着
今日も、自分ひとりです
トイレも水洗、洗濯機、お風呂完備
乾燥室もあるので今までをリフレッシュ

8/22 17:34

また自分のためだけに食事を作ってくれました

8/23 5:23

お風呂に入って洗濯しました
本当は入浴時間は洗濯できません

8/23 5:31

まだ新しいトイレ

8/22 18:09

雨が降ってる
草木の緑がとても良い雰囲気で見とれる

8/23 5:38

朝食
毎日幸せだったけど、今日で最後
それにしても良い小屋だ

8/23 6:36

雨が降ってるけど出発
お世話になりました
2時間のあるき、船に時間まで3時間以上ある

8/23 6:38

テン場も広く平

8/23 6:41

意外とデンジャー

8/23 6:43

かなりの川の勢い
あの橋で大丈夫か

8/23 7:33

わ
道が
でも、通れます

8/23 9:05

今度はこんな橋
楽しませてくれる

8/23 9:21

時間なあったのでゆっくり歩いて船着き場へ
水没している
船付けるのか

8/23 10:09

中々アクロバティックな乗船
船はついたけど停泊中はエンジンを回して微調整

8/23 10:21

船に揺られるのは気持ちいい

8/23 10:25

あっという間に到着
もっと乗っていたかった

8/23 10:26

石段がきつい

8/23 10:31

軽快に歩けるけど山道

8/23 10:58

細かい起伏が多数

8/23 11:08

こんなトラバースも

8/23 11:39

オベリスクみたいな突起
地図で調べたら後ろ立山の稜線よりもっと手前の場所

8/23 12:51

橋の付け根が不安

8/23 12:54

赤沢岳

8/23 13:34

ロッジくろよん
ここまで長かった

8/23 13:42

こちらからダムを見るのは初めて

8/23 13:50

真ん中の突起はスバリ
右の丸い山の向こうに（見えない）針ノ木

8/23 14:02

ダムを渡ってるときに見た丸山

8/23 14:04

到着
ここで自分の夏休みが終わりました

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

Tシャツ 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック インナーシェラフ

感想

こうぼう

ちょっとロングを行こうと計画
出だしから大雨と風でちょっと気分が落ちた
スバリの登りあたりで足裏がかなり痛く、濡れてきました
針ノ木小屋で靴を脱ぐと中敷がない靴ぼびちょびちょ
ここで敗退を考えました
小屋の人（多分パトロールの人）からアミノバイタルを多く頂き
いちようセリアで買ったプラダンのウインドスクリーンを足形にきりぬき
頼りない中敷きを自作しました
船窪小屋ではご主人に段ボールをもらい
烏帽子小屋では長靴用の私物をいただき本当に感謝しかありません
計画も予定にない1泊多く増やしゆっくり行くことにしました。

小屋は水晶小屋以外は自分一人、水晶小屋も半分ぐらいでした
どこもお盆中はゼロの日があったそうです

日本一危険な水場の七倉の水場は完全に崩壊しており水はありません

コメント

ikeda-t

koubou5様

毎度良い山行の記録をありがとうございます。
人と人の出会いのある素晴らしい山行ですね。
中敷がないのは褒められたものではないが、
それをフォローしたご自身の力とアイディアと
力を貸してくれた方々の優しさに感動いたしました。

また良い山行を楽しみにしております。

こうぼう

ikeda-t さん コメントありがとうございます
御返事遅くなりました　
この年になっても山に行って色々教えていただくことばかりです
何かしらやらかすことと、それを乗り越えること
何より助けていただくこと、何物にも代えられません
そしてこのようなつたないレコを見ていただくうれしさ
ありがとうございます
ikeda-tさんのレコも拝見させていただいてます
お互い楽しく安全に山に行きましょうね
どこかの山で会いましょう