憧れの大キレット【新穂高-槍ヶ岳-北穂縦走】涸沢の紅葉情報も

2013年09月20日(金) 〜 2013年09月22日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 34.7km
• 登り: 2,834m
• 下り: 2,409m

コースタイム

【1日目】6：30新穂高-槍平小屋-15：30槍ヶ岳山荘-山頂ピストン
【2日目】6：00槍ヶ岳山荘-大喰岳-中岳-南岳-キレット-13：00北穂高小屋
【3日目】6：00北穂高小屋-涸沢-横尾-徳澤-明神-15：45上高地

天候

3日間とも快晴！

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】まいにちアルペン号　竹橋22：00発-新穂高6：00着
【帰り】上高地-新島々-松本　特急あずさ新宿行き

写真

9/20 6:03

新穂高よりスタート
3連休ですが1日早く金曜日に入山
毎日あるぺん号　竹橋発22：00〜新穂高着6：00

9/20 6:03

3日間とも好天の予報なので素敵な山旅の予感がします♪

9/20 6:27

槍ヶ岳方面は直進
双六岳方面は左へ

9/20 7:53

しばらくは林道歩き
バスターミナルにはあんなに沢山の登山者がいたのに皆さん双六方面へ行ってしまい静かな山歩き
静かすぎてちょっぴり不安に・・

9/20 7:40

穂高平小屋
営業してるか不明

9/20 8:28

林道の最終地点
登山者用の簡易トイレ有り

9/20 8:33

橋を渡って対岸へ
台風の影響で増水してないか心配でしたが水は流れてなくて沢はカラカラ

9/20 8:33

笠ヶ岳方面が迫って見えます。

9/20 9:42

滝谷の避難小屋

9/20 9:43

白出沢出合
ここは結構な量の水が流れてました。

9/20 9:45

落ちたらタイヘン
楽しい一日が台無しになります（笑）

9/20 9:47

見上げると・・おぉっ！
ジャンダルムかな？！

9/20 10:22

庭園の中のような美しい道を行く

9/20 10:49

整備された木道を歩くようになると槍平小屋は近い

9/20 10:49

水がキレイです！

9/20 10:56

槍平小屋に到着！

9/20 11:19

槍平小屋のテン場
テントは1張りでした。
平日ですからね

9/20 13:00

槍平小屋から少し歩くと視界が開け赤い実をつけたナナカマドが迎えてくれました。

9/20 13:00

秋ですね♪

9/20 13:06

槍ヶ岳山荘が見えた！

9/20 13:24

覚悟はしていましたがここから稜線までの5時間はキツかった！
稜線がなかなか近づきません

9/20 13:24

有名な救急箱

9/20 13:24

千丈乗越の分岐
穂先が見えれば頑張れるんですが、ここからだとちょうど隠れて見えないんだそう

9/20 14:12

チングルマも秋の装い

9/20 15:03

鏡平・双六方面

9/20 15:28

やっとの思いで飛騨乗越に到着！
日本一高い峠だそうです

9/20 15:28

長野側の景色が広がります。
ここから見ると殺生ヒュッテ、ヒュッテ大槍、ヒュッテ西岳、常念小屋の4つの山小屋が直線で並んで見える

9/20 15:29

大喰岳方面

9/20 15:35

おぉっ！　富士山に甲斐駒、北岳も

9/20 15:41

槍ヶ岳山荘のテン場
日本で一番高い場所にあるテン場だそうです

9/20 15:42

うわーっ　穂先がどーん！
ここまで穂先が見えなかっただけに感動ですっ！

9/20 15:44

取りついてる人が見える
頂上のハシゴまでクッキリ

9/20 15:45

槍ヶ岳山荘に到着

9/20 15:56

案内されたのは「北穂」というお部屋
定員の半分でメチャ快適でした^^

9/20 15:45

夕食前に穂先をピストンしてみます。

9/20 16:16

天を突くようなハシゴ

9/20 16:18

左が登りのハシゴ
右は下山用のハシゴ

9/20 16:21

こんな快晴の日に登れるなんて
実は槍は三度目の正直
計画するたび雨で流れてしまっていたのです。

9/20 16:23

ハシゴ　ハシゴ　ハシゴ

9/20 16:30

登頂〜！
三度目の正直☆達成

(≧∇≦)ノ

9/20 16:27

3180mは日本で5番目に高い場所

9/20 16:29

槍の影！

9/20 16:26

西鎌と野口五郎岳方面
こっちもいつか

9/20 16:26

小槍

9/20 16:26

山頂から見る槍ヶ岳山荘
大きな山荘です

9/20 16:29

北鎌尾根
ここは行くことないでしょう・・たぶん

9/20 16:30

常念

9/20 16:32

白馬方面

9/20 16:32

7月にCheenaさんと登った立山・剱岳方面
八つ峰のギザギザが見えます

9/20 16:39

明日縦走する予定の大喰岳と穂高方面

9/20 16:50

山頂まではピストンで40分ぐらい
下りで少し渋滞

9/20 17:00

最高〜♪

9/20 17:12

お楽しみの夕食
デザートまでついて最高に美味しかった！

9/20 17:46

食後はダウンを着込んで夕日ウォッチング
穂先が紅く染まります

9/20 17:48

笠の左に日が沈む
左の岩山は小屋のすぐ裏の岩の丘
この岩の丘のおかげで登って来る時に穂先が見えなかったんですね

9/20 17:56

その丘に登って撮影
とてもドラマチックな夕日でした。

9/21 5:23

翌朝です。
今日もいい天気

9/21 5:24

素敵なご来光が見られそう

9/21 5:33

本日の太陽が生まれました！

9/21 5:39

西の空に中秋の名月

9/21 5:42

本日縦走する大喰岳方面も赤く染まる

9/21 5:44

快適な山小屋でした。

9/21 6:55

そんじゃ縦走スタート
まずは大喰岳（3101m）へ
ここから見る穂先はちょっと右に傾いて見える

9/21 7:19

快適な3000mの稜線歩き・・とはいえ結構なアップダウンがあります。
そりゃそーです、3000m級の山ですからね

9/21 7:24

中岳（3084m）
地味ですが前穂に次ぐ12位の高峰です。

9/21 7:27

中岳山頂より槍ヶ岳

9/21 7:34

次に目指すは南岳
南岳へは一旦大きく下って登り返します。

9/23 9:44

高度感があるところも！

9/21 8:19

新しい相棒
Mt.Daxの40リッター
デジイチ、三脚、ヘルメットとハーネス、
帰りの電車用の運動靴なんかも入って14キロでした。

9/21 8:22

笠の山並みを眺めながら快適な縦走です♪

9/21 8:22

気になります。

9/21 8:34

あっ　昨日休憩した槍平小屋が！

9/21 8:41

南岳（3032m）
3000m4座目のピークです。

9/21 8:46

南岳小屋と奥に存在感たっぷりの穂高

9/21 8:49

南岳小屋に到着

9/21 9:02

朝、キッチン槍で買った焼きたてのクロワッサンとコーヒーでチャージ

9/21 8:50

有名な看板
「近年これより先の大キレットでは重大事故が頻発しています。大キレットには難易度、スケール共に日本屈指のハードなルートが続きます〜中略〜無事に通過されることを願います。南岳小屋」
胸が熱くなります・・

9/21 8:55

要塞のような穂高

9/21 9:35

大キレット突入！

9/21 9:42

いきなり　これでもかってほど下らされます。

9/21 9:37

下ってきた方面を振り返る。
200m以上は下ってると思われます。

9/23 17:11

北穂まで続く険しい稜線
どの辺が飛騨泣きだろう・・・

9/21 9:53

長ーいハシゴ
逆からくるとこの辺で体力的に相当キツイはず

9/21 10:14

振り返って南岳

9/21 10:14

長谷川ピークまでは比較的普通

9/21 10:31

あ　見たことあります

9/21 10:14

新穂高方面
昨日はあの川沿いに歩いてきたことになります。

9/21 10:59

長谷川ピーク！
最初、このペンキ印が分からずに通過してしまい探しに戻って撮影（笑）

9/21 11:41

長谷川ピークを振り返る

9/21 11:41

長谷川ピークと奥に南岳

9/21 11:32

A沢のコル
ザックを下して休めます。

9/21 11:15

みかんゼリーでチャージ

9/21 12:00

有名な飛騨泣き
この辺まで来るとルートが普通じゃありません

9/21 12:03

「えっ　そこ？　そこ行くの？！」
丸印に独り言でツッコミを入れながら登る（笑）

9/21 12:06

自分の股の下から200m下が見える高度感

9/21 12:07

長野側から飛騨側に飛び移るとこ。。
なんて言うか、ハシゴから家の屋根に飛び移る時のような（手摺がない）そんな怖さ

9/21 12:10

手がかりは豊富で登りやすい

9/21 12:15

写真を撮る時とかホントにヤバい所はこんな感じで確保してます。

9/21 12:38

レコで良く見る「北ホ　あと200m」のペンキマーク
皆さん200mは距離なのか標高なのかと良く書かれますが、私はたぶん標高だと思います。
ホントにキツかったんだから・・

9/21 12:40

北穂への最後の登り
ほとんど垂直な壁に思えます。
大キレットは技術というより体力勝負です。

9/21 13:05

ゴ〜ル！
北穂高小屋のテラスに飛び出しました。

9/21 13:05

やったー　　やっとこれた北穂高小屋
超嬉しい^^;;
日本一高所にある山小屋

9/21 13:09

カレーを注文

9/21 13:09

このマークの食器で食事するのが夢でした。

9/21 13:37

小屋から1分で北穂山頂へ
5座目のピークです。

(≧∇≦)ノ

9/21 17:16

うほーっ
歩いてきた大キレットを一望！

9/21 13:26

ガス湧く滝谷

9/21 13:42

岩ヒバリがごあいさつ

9/21 14:25

テラスで生ビ

9/21 14:26

テラスから覗き込むと涸沢が見えます。

9/21 14:55

クラッシックが流れる優雅な食堂

9/21 16:35

夕食は豚の生姜焼き
感動ものの美味しさでした。
食事だけでなく、ロケーションやホスピタリティ、そして歴史
北穂高小屋は一流の山小屋だと思います。

9/21 17:07

ガス湧く大キレット
これはこれでいい雰囲気

9/21 17:16

いい時間です
小屋のサンダルで山頂に来れちゃうのがスゴイ

9/21 17:28

長谷川ピークが夕日に映えます。

9/21 17:34

滝谷も染まる

9/21 17:43

夕映えの大キレット

9/21 17:44

素晴らしい一日でした！

9/22 5:22

翌朝です。
山頂で朝日を待つ人々

9/22 5:27

空が焼けてきました。

9/22 5:31

なんだか空が絵に描いたような・・・

9/22 5:39

モルゲンロート！！

9/22 5:40

ギザギザの岩が朝日で浮き立って見えます。

9/22 5:37

奥穂もモルゲン

9/22 6:01

布団1枚に2人・・・
決して快適ではありませんでしたが、きっとまた来ます。（空いてる時期に）

9/22 7:05

奥穂まで縦走しようと思ってましたが、前日はあまり良く眠れなかったので体力的にパス

9/22 7:26

涸沢のテント村が近づきます

9/22 7:28

紅葉は標高2700m付近まで
（2013/9/22現在）

9/22 8:10

ナナカマドの実が赤く染まっています

9/22 8:20

トリカブト？

9/22 8:36

このまま台風が来なければ10月の連休には見頃を迎えそうですね
（2013/9/22現在）

9/22 8:37

また紅葉の時期に来てみたいような怖いような・・・
平日に休めないかな

9/22 8:43

涸沢でおでんは外せません^^

9/22 11:03

本谷橋
テンション上がるのは分かるけど橋の上でジャンプして写真撮るのはやめましょうw

9/22 13:06

横尾

9/22 13:10

横尾からの長い林道歩きに備えてスカルパ→ローカットのメレルに交換

9/22 14:13

徳澤のソフトクリームも外せません

9/22 15:55

上高地に到着！

9/20 15:45

おまけ
山小屋の看板コレクション
山小屋の看板ってカッコいいと思いませんか？
こちらは槍ヶ岳山荘　　年季が入ってます

9/21 8:49

南岳小屋

9/21 13:06

北穂高小屋
どれも達筆ですな〜

9/22 8:24

涸沢小屋
センスあります^^

9/20 10:56

最後に槍平小屋

9/20 10:56

本物のクマさんは勘弁ね（笑）
おしまい

撮影機器：

D200 ニコン

感想

aipapa

憧れの大キレットに挑戦！
一般コースの中で最高難度と言われる登山者憧れの縦走路です。
最高難度・・とはいえ最近は鎖やステップもしっかり整備されていますから、ある程度の岩登りの経験と体力さえあれば誰でも挑戦できるコースだと思います。
雨の日はダメ　　岩が滑るので難易度がぐっと上がります。
（特に飛騨泣きあたり）

ザックを下して休憩できる場所も限られていますから栄養補給のタイミングが大切
ハイドレも必携です。

あと、よくある「行けるとこまで行ってダメだったら引き返そう」と言う考えもNG
キレットに一旦足を踏み入れたら絶対に抜けるつもりで挑戦すべき、。なぜなら北穂側から入っても南岳側から入っても、途中で引き返すといたらどちらもハードな登りですので。

今回、個人的には初日に槍ヶ岳山荘まで行けるか　が核心でした。
初日に槍ヶ岳山荘まで行かれない場合、予定を全て変更せねばなりませんでしたので。

2日目にキレットを越えた後、穂高岳山荘まで進むか北穂高小屋で行動を中止するか悩んだのですが、北穂に泊まって正解でした。写真を撮る人には北穂の小屋は最高だと思います。

コメント

リカロJP🐶

aipapaさん、お久しぶりです。
冬の八はすれ違い。

今期は、ニアミス。お互い素晴らしい彩雲の見れたし、何よりでした。

自己確保、、、流石です。

aipapa

ricalojpさんへ
こちらこそご無沙汰してます！

お互い素晴らしい天気の日に縦走できましたね

あ　自己確保・・・　ついつい写真に夢中になっちゃう
自分がいまして（笑）
撮影に夢中で落っこちちゃったらシャレになりませんもんね^^;;

北穂の山頂は本当に素晴らしいですね
来年のＧＷに北穂の小屋に泊まろうと思ってます！