水晶岳＆裏銀座逆ルート（黒部五郎岳・鷲羽岳・野口五郎岳）

2022年09月28日(水) 〜 2022年10月01日(土)

• GPS: 23:53
• 距離: 41.7km
• 登り: 3,545m
• 下り: 3,616m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:48
• 休憩: 0:02
• 合計: 2:50

11:37 折立
12:19 12:20 太郎坂
12:44 12:44 青淵三角点
12:54 12:54 積雪深計測ポール
13:14 13:15 ベンチ
13:47 13:47 五光岩ベンチ
14:02 14:02 太郎兵衛平
14:27 太郎平小屋

2日目

• 山行: 5:28
• 休憩: 0:29
• 合計: 5:57

6:49 太郎平小屋
6:59 6:59 太郎山
8:09 8:10 神岡新道分岐
8:16 8:16 北ノ俣岳
8:48 8:48 赤木岳
8:55 8:56 赤木岳南峰
9:22 9:29 中俣乗越
10:56 10:56 黒部五郎の肩
11:03 11:16 黒部五郎岳
11:21 11:28 黒部五郎の肩
12:46 黒部五郎小舎

3日目

• 山行: 5:35
• 休憩: 1:47
• 合計: 7:22

6:37 黒部五郎小舎
7:42 7:43 三俣蓮華岳巻道分岐
8:07 8:22 三俣蓮華岳
8:30 8:31 三俣峠
8:56 9:32 三俣山荘
10:33 10:45 鷲羽岳
11:10 11:16 ワリモ岳
11:25 11:26 ワリモ北分岐
11:57 12:07 水晶小屋
13:05 13:30 水晶岳
13:59 水晶小屋

4日目

• 山行: 6:12
• 休憩: 0:59
• 合計: 7:11

6:48 水晶小屋
7:17 7:18 東沢乗越
8:13 8:13 真砂岳分岐
8:45 9:07 野口五郎岳
9:17 9:17 野口五郎小屋
11:05 11:05 烏帽子ひょうたん池
11:11 11:43 烏帽子小屋
12:18 12:19 三角点
13:12 13:13 権太落し
13:37 13:38 ブナ立尾根取付
13:47 13:48 高瀬ダム テント場
13:58 13:58 高瀬ダム濁沢登山口
13:59 ゴール地点

恒例になりつつある「秋の奥黒部山行」。のんびり景色を楽しみながら歩くことが目的なので、小屋の感覚もだいたい10キロ程度、コースタイム7〜8時間に設定。朝もゆったりスタート、昼過ぎには小屋に着くという優雅な山行を目指して今年もルートを組んだ。正直、雨のことも考えて歩く距離を短くしていたけれど（気温が低く雨が強かった場合を想定して）、晴れたら晴れたでのんびり歩けるのでこれはこれで最高。実際、山頂各所でのんびりしながら歩くことができた。
ちなみにブナ立尾根は標高差はあるけれど下りやすい。登りも登りやすそう。眺望がないので苦行といえば苦行だけれど。。

天候

初日は雨。曇りの可能性もあると思っていたが、ヤマテンの予報どおりほぼ終日、雨だった。太郎平周辺だけに雨雲が残っていた様子。時折強めに降ることもあったが、基本的には小雨。
2〜4日目は晴れ！
2日目はまだ大気に湿気が残っており、飛騨地方が雲海の中。10時過ぎから飛騨地方側から積乱雲が発達しはじめ、昼頃までに黒部五郎岳の飛騨側を覆った。
3日目は快晴。高気圧に完全に覆われ、夕方までほぼ雲がない最高の天気。風も弱かった。
4日目も快晴。午後になると富山側から雲が湧いたが、立山から薬師岳の稜線が雲をブロック。こちら側は最後までほぼ快晴だった。風邪もほぼなし。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

マイカー回送　日星　0120-42-1944 076-441-0555
折立〜七倉27,000円＋2000円（有峰林道代）
松本から折立まで139km 3時間15分（Google3時間45分）。

高瀬ダムから七倉　15分
料金片道：2,400円（※4人までの乗り合わせができます。）
10月01日（土）〜 10月15日（土）6:30〜17:00
アルピコタクシー　TEL[phone]
アルプス第一交通　TEL[phone]

コース状況／危険箇所等

太郎平への道は本当に楽に登れる。北アルプスの稜線に出るのにいちばん楽だと思う。

写真

9/28 11:35

折立キャンプ場からスタート。松本の家を8時出発、11時到着。

9/28 12:35

小雨のなかをひたすら登る。何度も歩いている道なので、今日は景色が見えなくても問題なし。

9/28 12:44

1時間ちょっとで青淵三角点。

9/28 13:21

太郎平名物？の完璧歩道（階段）。

9/28 14:20

2時間45分で太郎平に到着。折立から標高差ジャスト1000m。

9/28 14:21

そこそこ濡れたけれど、余裕。

9/28 15:21

チェックイン。1万1000円は今となっては、ちょっと安すぎる。しかも個室料金なしで今回はなんと個室！

9/28 15:21

コーヒーでも飲もう。

9/28 15:25

食堂でコーヒーを。

9/28 15:26

ドリップコーヒー500円。

9/28 16:14

前回2回はこのカイコ棚だった。今回は6畳個室に3人！

9/28 17:31

夕食。とんかつ。

9/28 17:32

こういうイラストは薬師沢のやまとさんが書いているのだろうか？　なごむ。

9/29 5:57

翌朝。晴れ予報。日の出前は曇り。徐々に雲がとれていって、6時頃には晴れ間が。

9/29 6:48

これから歩いていく方向。三俣蓮華岳までは2年前に歩いた道と一緒。

9/29 6:50

素晴らしい天気。

9/29 6:51

太郎山。標高2373m。

9/29 6:51

若干、紅葉しているが昨年に比べると遅れているのと、色づきも悪い。

9/29 6:58

太郎山の横を歩く。北ノ俣岳方面を望む。

9/29 7:00

池塘があちこちに。

9/29 7:01

気持ちいい道。

9/29 7:25

北ノ俣岳への標高差は約300m。

9/29 7:36

飛騨側を望む。雲海。

9/29 7:36

太郎平を振り返る。薬師岳の横に剱岳がちょっとだけ見える。

9/29 7:51

これから歩く黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳を一望。この道は本当に気持ちいい。まるで散歩道のよう。

9/29 8:16

遠く、槍ヶ岳も見えている。

9/29 8:16

薬師岳。2926m。

9/29 8:19

飛騨。

9/29 8:49

北ノ俣岳山頂2661m付近から。赤木岳の先に黒部五郎岳。

9/29 8:55

赤木岳は頂上を巻く。

9/29 8:58

道幅広く、超快適。

9/29 9:23

中俣乗越2500mから登り。黒部五郎岳まで標高差340m。

9/29 9:24

このルートはずっと薬師岳を眺めながら歩く。

9/29 9:24

山頂はあの先。

9/29 10:24

ひたすら登る。いい道。

9/29 10:44

飛騨側から雲が迫ってきた。

9/29 10:54

黒部五郎の肩。ここにザックをデポして山頂へ。

9/29 10:59

片道10分ちょっと。

9/29 11:34

山頂からの展望。飛騨側は完全に雲の中だけど、前回はガスで何も見えなかったので良しとしよう。

9/29 11:46

黒部五郎カールを下る。

9/29 12:40

この道が単調で長い。前回も長いと思ったけれど、今回もやっぱり長かった。

9/29 12:45

黒部五郎小舍に到着。標高約2350m。

9/29 12:45

前回もこの小屋に宿泊。ちなみに携帯は繋がらない。三俣蓮華岳方面に10分ちょっと歩くと繋がる場所がある。

9/29 13:11

昼ごはんにラーメン。1200円。

9/29 13:27

双六小屋と同じ系列。清潔で気持ちのいい小屋。

9/29 13:55

個室を予約。1泊2食13,000円+個室料1万円。前回も同じ部屋だった。

9/29 13:55

玄関。

9/29 13:57

食堂。

9/29 17:01

17:00夕食。野菜多めで嬉しい。

9/29 17:32

素晴らしい夕焼け。

9/29 17:36

夕暮れとともに雲が消えていく。消灯21時。

9/30 5:02

5:00朝食。

9/30 6:38

霜が降りた。朝から快晴。

9/30 6:53

三俣蓮華岳に向けて出発。黒部五郎岳を振り返る。

9/30 7:01

笠ヶ岳。

9/30 7:03

すぐに森林限界を抜けてハイマツ帯へ。この辺りは携帯の電波が取れる。

9/30 7:03

薬師岳。

9/30 7:04

飛騨。

9/30 7:10

黒部五郎岳を振り返る。

9/30 7:20

三俣蓮華岳が見えてきた。

9/30 7:20

チングルマ。

9/30 7:23

雲の平を左手に見ながら。

9/30 7:24

ちょい休憩。

9/30 7:33

鷲羽岳とワリモ岳も近づいてきた。

9/30 7:34

三俣蓮華岳への登りもあと少し。

9/30 7:34

展望のいい道。

9/30 7:45

巻道もあるけれど、今日は快晴なので頂上を目指す。

9/30 8:06

三俣蓮華岳。標高2841m。黒部五郎小舎から標高差約500m。

9/30 8:08

素晴らしい眺望。これから行く鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳を一望。

9/30 8:08

双六岳から槍ヶ岳への稜線。何度も歩いているがこんなに晴れたのは2回目。

9/30 8:12

山頂で。

9/30 8:30

三俣山荘を目指す。分岐まで降りてきた。

9/30 8:30

分岐から見た双六岳への稜線ルート。

9/30 8:46

三俣山荘と鷲羽岳。

9/30 8:55

標高2550m。三俣山荘。

9/30 9:18

ケーキで休憩。昨年は三俣山荘に宿泊した。いい小屋だった。

9/30 9:34

さぁ、登ろう。標高差400m弱。

9/30 9:40

三俣蓮華岳を振り返る。ホルスタイン模様というか。

9/30 9:40

このうにょうにょした山肌は印象的。

9/30 10:05

さらに引く。

9/30 10:21

鷲羽池が見えたらすぐに山頂。

9/30 10:28

鷲羽岳山頂。2924m。前回はガスの切間から景色が見えた程度。それでも良かったが、今回は本当に最高の景色。

9/30 10:28

これからいく水晶岳、そして明日歩く野口五郎岳への稜線。

9/30 10:29

来た道。

9/30 10:50

ワリモ岳へ向けて歩く。いい稜線。

9/30 10:50

水晶小屋と水晶岳。

9/30 10:50

ワリモ岳と水晶岳。

9/30 10:59

少しだけ紅葉。

9/30 11:06

ワリモ岳。2888m。

9/30 11:06

振り返る。

9/30 11:09

ワリモ岳を巻く。

9/30 11:12

三俣蓮華岳と笠ヶ岳。

9/30 11:15

野口五郎岳の稜線。ここを歩きにきた。

9/30 11:15

水晶岳が近づいてくる。

9/30 11:22

もうすぐワリモ北分岐。

9/30 11:26

ここから先が今回の山行、メインルート。ここまでは歩いたことのある道。この先が未踏破ルート。

9/30 11:31

さぁ、初めて歩く道！

9/30 11:53

振り返る。一般的には裏銀座はこの景色を眺めながら歩く。最高だ！

9/30 11:57

水晶小屋。

9/30 11:57

到着したよ、と。

9/30 12:15

荷物を置いて、水晶岳へ。

9/30 12:22

山頂に近づくにつれてちょい険しくなる。

9/30 12:24

山頂が近づいてきた。

9/30 12:38

水晶岳山頂、2986m。今回のメイン。

9/30 12:41

赤牛岳と読売新道方面。

9/30 12:52

鷲羽岳と槍ヶ岳、裏銀座のメイン稜線。

9/30 12:52

9/30 12:52

裏銀座、野口五郎岳の稜線。ここを歩くためにここまできた。

9/30 12:53

来シーズン歩く予定の読売新道。

9/30 12:57

雲の平と野口五郎岳。

9/30 13:02

眼下に黒部の源流。

9/30 13:09

鷲羽岳。奥に穂高岳。

9/30 13:15

野口五郎岳。

9/30 13:29

薬師岳の稜線。

9/30 13:53

さぁ小屋に戻ろう。

9/30 13:58

小さいけれど快適な水晶小屋。今期の最終営業日。9月30日。

9/30 14:15

今日の宿泊者は20人。ちょうどいい感じ。30人以上だとちょい窮屈だろうなぁ。。

9/30 17:26

夕暮れ。

9/30 17:28

でかい雲が邪魔して夕焼けが見えない。。。

9/30 17:34

待ち構える人々。

9/30 17:37

夕焼けはイマイチだったけれど、まぁいいことにしよう。

9/30 17:52

水晶小屋の夕食はカレー。2回目の17時45分。

10/1 5:15

翌朝も快晴。

10/1 5:39

朝焼けを見に行く。

10/1 5:40

日の出。5:40。

10/1 5:41

いまいち染まらなかったけれど、まあまぁ。

10/1 5:43

水晶岳。

10/1 5:45

槍ヶ岳方面。

10/1 5:49

朝食。イワナの甘露煮。

10/1 6:03

起床後の風景。

10/1 6:13

のんびり目に準備して。

10/1 6:44

6時45分出発。

10/1 6:47

霜柱。昨日より冷え込んだ。

10/1 6:51

危険なほどではないけれど、水晶小屋からすぐの場所がちょい細い。

10/1 6:52

右側（南）側が崩れている。

10/1 7:03

水晶小屋を振り返る。

10/1 7:03

鷲羽岳。

10/1 7:10

小さいアップダウンを経て真砂岳が見えてきた。標高2862m。

10/1 7:17

東沢乗越。

10/1 7:33

素晴らしい眺望の稜線歩き。

10/1 7:36

ゴーロ帯が度々。

10/1 7:52

意外と遠い真砂岳。

10/1 7:52

10/1 7:53

10/1 8:07

真砂岳。

10/1 8:12

竹村新道分岐。

10/1 8:17

分岐から先、真砂岳を巻く。

10/1 8:21

野口五郎岳目指して巻く。

10/1 8:21

巻道からは読売新道の稜線を望む。

10/1 8:44

時折稜線に出ると360度の大展望。

10/1 9:00

標高2924mの野口五郎岳。大展望！！

10/1 9:00

眼下に野口五郎小屋。もう今期の営業は終了。

10/1 9:01

餓鬼岳。

10/1 9:01

こっちは新しい。

10/1 9:04

古いほうが味があるのでこちらで記念写真。

10/1 9:46

烏帽子小屋に向かって出発。

10/1 9:50

道は広くなったり狭くなったり。稜線をひたすら歩く。

10/1 10:08

歩きやすい道だと思ったら岩が出てきたり。

10/1 10:11

やっぱり正規ルート（烏帽子から槍を目指す）が眺望抜群。このあたりが三ツ岳西峰。標高2844m。このあたりから大きく下る。

10/1 10:14

烏帽子小屋が見えた。

10/1 10:21

三ツ岳から標高差300m、野口五郎岳から400mを下る。

10/1 10:33

高瀬ダムを眼下にする眺望の良い道。

10/1 10:50

だいぶ標高が下がってきた。

10/1 11:10

烏帽子小屋に到着。

10/1 11:11

ちょい休憩。

10/1 11:40

さぁ、本気で下山。ここから標高差さらに1300m。

10/1 11:42

ブナ立尾根は眺望なし。下りはじめのここだけ眺望がある。

10/1 11:55

森に入っていく。あとはひたすら下る。傾斜はきついが整備は完璧。歩きやすい。

10/1 12:23

中間付近。こんな感じの道を降りる。

10/1 12:41

6番。中やすみ。

10/1 13:35

そしてひたすら下って、足場の階段が現れたら登山口が近い。

10/1 13:40

登山口。でもここからまだ先が長い。

10/1 13:50

花崗岩が砕けた砂の川原を歩き、吊り橋を渡り。。

10/1 13:56

ダンプの通るトンネルの歩道を歩き。。。ううう砂埃が。。。

10/1 13:58

高瀬ダム。タクシーが待機している。

10/1 14:20

七倉温泉までタクシー。

撮影機器：

iPhone 13 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

toruiwasa

素晴らしい天気、素晴らしい眺望。
今シーズンは天気に恵まれなかったが、最後に素晴らしい天気がやってきた。
当初は27日出発の予定だったが27−28が雨確実になったため28日出発に変更。直前まで29も曇りか雨予報だったが一転して晴れに。その後も3日間連続して晴れ。下山後の日曜も晴れだったので4日晴れ続き（月曜も晴れ予報）。こんなに晴れが続いたことは今シーズンなかったはず。念が通じた。