[百名山30座目][三大キレット]唐松岳・白馬三山〜不帰キレットをこえて白馬岳へ…滑って、転んで、1回転💦
富山県
長野県
edus4100
体力度について
- GPS
- 19:56
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,245m
- 下り
- 2,837m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:43
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 3:51
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 10:58
写真
7月24日の天気図【気象庁】
http://jma.go.jp
7月25日の天気図【気象庁】
http://jma.go.jp
【白馬第三無料駐車場】 7:32安曇野は晴れていましたが、白馬は雨。段差あり。未舗装と舗装あり。走行注意。雨なのでちょうどいい気温。ソフトシェルを着こんで出発🚶
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安曇野は晴れていましたが、白馬は雨。段差あり。未舗装と舗装あり。走行注意。雨なのでちょうどいい気温。ソフトシェルを着こんで出発🚶
【ゴンドラ駅】 8:13雨ですが人は多かったです。大勢の人はどうもツアーみたいでした。ここから八方池までは人口が多い。ツアーで渋滞。しかもツアー客が私にあれこれ指示してきてうるさい😭
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雨ですが人は多かったです。大勢の人はどうもツアーみたいでした。ここから八方池までは人口が多い。ツアーで渋滞。しかもツアー客が私にあれこれ指示してきてうるさい😭
リフト=グラートクワッドを乗り継ぐ。ここらで雨あしがいったん弱くなる。クガイソウやシモツケソウなどが咲き乱れてている。靴は高山植物をかすめながら登って行く。
ここで雨…。ちと心が折れる。天候の回復を期待して出発。ツアー客は傘をさしてる人も多かった。
カイコ部屋。混んでるっていってたけど、1人布団1枚。あんまり山慣れしてない方々(静かに山を楽しむ方々ではない)なので、落ち着けません。
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夕食。まあ、おいしかった😋🍴💕 隣の人は味噌汁をこぼし…。私は、山酔い(軽い高山病)のため、食欲はなくて完食はした。けど、すぐに寝た。
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まあ、おいしかった😋🍴💕 隣の人は味噌汁をこぼし…。私は、山酔い(軽い高山病)のため、食欲はなくて完食はした。けど、すぐに寝た。
おそらく2峰の降り。radicalでもないかは先に行ったほうが安心感があるので3人パーティーの前を行く。悪代官(笑) 高度感たっぷり♥
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よくみる写真。ここの鎖場は水平梯子(後ろがいたので写真はとらず)を踏みながら越えるのでいちばん緊張した。→鎖がゆるゆるで梯子が滑りそう…。
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モミジカラマツ(紅葉落葉松草, 紅葉唐松, 学名:Trautvetteria caroliniensis var. japonica, キンポウゲ科モミジカラマツ属)
この時点では不帰キレットを越えてるってわからず、ここは1峰の間と思ってた。実際はここが不帰キレット。
天狗ノ大下リではほぼ壁の鎖場。
今日2つ目のピーク。アップダウンが激しい稜線ではないけど強風でバテバテ。
とっても感じのいい小屋でした。次来るならここに泊まりだなあ♪
自分もここで朝食。
【白馬山荘】15:14受付の時に今日は混むって言われた。受付を済ませてさあお部屋へというとき、隣が山ガールなのでやっぱり場所を変わってといわれた(“チッ…”と心の叫び)。
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受付の時に今日は混むって言われた。受付を済ませてさあお部屋へというとき、隣が山ガールなのでやっぱり場所を変わってといわれた(“チッ…”と心の叫び)。
登山者は唐松岳山荘よりもこっちのほうがよかった。
美味しかった😋🍴💕
向かいに座った山おじさんと山ガールとしばし談笑。
山頂は山荘から15分。強風で帽子を飛ばされる人がいっぱいいたみたい。
こっちは村営の山荘。雰囲気は白馬山荘よりもこっちのほうが自分的にあってた。いい小屋。
【避難小屋】6:39ドアをあけたら山ガールがお着替えしてた。あいにく着替え終わったところだったけど、ちと気まずい。この後、10分くらい休憩した。
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ドアをあけたら山ガールがお着替えしてた。あいにく着替え終わったところだったけど、ちと気まずい。この後、10分くらい休憩した。
心を奪われながら2回こける。
【大雪渓】大雪渓の上からは水の流れが通ってます。シェルンドは見なかったけど、落ちたら10年くらい遺体は見つからないだろうなあ！クレバスというよりはシェルンドですねえ。
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大雪渓の上からは水の流れが通ってます。シェルンドは見なかったけど、落ちたら10年くらい遺体は見つからないだろうなあ！クレバスというよりはシェルンドですねえ。
大雪渓をどんどん上がってくる登山者。アイゼンの紐を爪でひっかけて1回前転…。アクシデントでも動じないのが私。ただし、この時かシェラカップを紛失して動転する。
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すれ違ったツアーのガイドさんに萌えー👍
ここからですタクシーが客引き。駅に行くならバスが便利。無料駐車場なら相乗り客をタクシーの運転手さんが調整するんでタクシーが便利。
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天狗山荘と白馬山荘でお買い上げ。天狗山荘のバッジはカッコいい(￣▽￣)ゞ
第二郷の湯に寄った。12時〜。タクシーの運転手さんから￥100割り引き券をもらったんで￥500で。今回、足の親指にマメができてた。こういうときは温泉にはいるとすぐになおるφ(．．)
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ミヤマママコナ(深山飯子菜, 学名:Melampyrum laxum var. nikkoense, ゴマノハグサ科ママコナ属)
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ヨツバシオガマ(四葉塩釜, 学名:Pedicularis chamissonis var. japonica, ゴマノハグサ科シオガマギク属)
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ヤマブキショウマ(山吹升麻, 学名:Aruncus dioicus var. kamtschaticus Aruncus, バラ科ヤマブキショウマ属)
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シナノオトギリ(信濃弟切, 学名:Hypericum kamtschaticum var. senanense, オトギリソウ科オトギリソウ属)
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ミヤマコゴメグサ(深山小米草, 学名:Euphrasia insignis Wettst., ゴマノハグサ科コゴメグサ属)
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タカネマツムシソウ(高嶺松虫草, 学名:Scabiosa japonica var. alpina, マツムシソウ科マツムシソウ属)
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ハッポウタカネセンブリ(八方高嶺千振, 学名:Swertia tetrapetala var. happoensis, リンドウ科 センブリ属)
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ゼンテイカ(禅庭花, 学名:Hemerocallis dumortieri C.Morren var. esculenta (Koidz.) Kitam. ex M.Matsuoka et M.Hottaユリ科ゼンテイカ属, 別名ニッコウキスゲ(日光黄菅))
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ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草, 学名:Solidago virgaurea subsp. leiocarpa, キク科アキノキリンソウ属)
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キバナカワラマツバ(黄花河原松葉, 学名:Galium verum L. subsp. asiaticum (Nakai) T.Yamaz., アカネ科ヤエムグラ属)
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ハクサンチドリ(白山千鳥, 学名:Dactylorhiza aristata (Fisch. ex Lindl.) Soó, ラン科ハクサンチドリ属)
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イワカガミ(小岩鏡, 学名:S. s. Siebold et Zucc. f. alpinus Maxim.,イワウメ科イワカガミ属)
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ハクサンシャジン(白山沙参, 学名: Adenophora triphylla (Thunb.) var. japonica (Regel) H.Hara, キキョウ科ツリガネニンジン属)
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ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花, 学名:Ranunculus acris var. nipponicus, キンポウゲ科キンポウゲ属)
オオヒョウタンボク(大瓢箪木, 学名:Lonicera tschonoskii Maxim., スイカズラ科スイカズラ属)
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コウメバチソウ(小梅鉢草, 学名:Parnassia palustris var. tenuis, ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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ウサギギク(兎菊, 学名:Arnica unalascensis var. tschonoskyi, キク科ウサギギク属)
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ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草,学名:Saxifraga fortunei var. alpina, ユキノシタ科ユキノシタ属)
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ミネウスユキソウ(峰薄雪草, 学名:Leontopodium japonicum Miq. forma shiroumense (Nakai) Ohwi., キク科ウスユキソウ属)
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ハッポウウスユキソウ(八方薄雪草, 学名:Leontopodium japonicum form. happoense., キク科ウスユキソウ属)
ミヤマオダマキ(深山苧環, 学名:Aquilegia Flabellata var. pumila, キンポウゲ科オダマキ属)
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シロウマタンポポ(白馬蒲公英, 学名:Taraxacum alpicola var. shiroumense, キク科タンポポ属)
ホソバ ツメクサ(細葉爪草, 学名:Minuartia verna var. japonica, ナデシコ科タカネツメクサ属)自然観察会の資料をつくってる方に教えてもらいました。
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自然観察会の資料をつくってる方に教えてもらいました。
タカネツメクサ(高嶺爪草, 学名:Minuartia arctica var. hondoensis, ナデシコ科タカネツメクサ属)
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ミヤマアズマギク(深山東菊, 学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus, キク科ムカシヨモギ属)
ミヤマオダマキ(深山苧環, 学名:Aquilegia Flabellata var. pumila, キンポウゲ科オダマキ属)
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ハクサンフウロ(白山風露, 学名:Geranium yesoemse var. nipponicum, フウロソウ科フウロソウ属)
ミヤマクワガタ(深山鍬形, 学名: Pseudolysimachion schmidtianum subsp. senanense, オオバコ科ルリトラノオ属)
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シナノキンバイ(信濃金梅, 学名:Trollius riederianus var.japonicus, キンポウゲ科キンバイソウ属)
ミゾホウズキ(溝酸漿, 学名:Mimulus nepalensis var. japonicus., ゴマノハグサ科ミゾホウズキ属)
【GUDDEI Research: 2013SUMMER 2013SUMMER 花、白馬、大雪渓!!, 好日山荘, 2013.6】フリーペーパーこれを好日山荘でみてみて白馬岳にいきたくなった。
http://www.kojitusanso.jp/guddei_2013sum
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これを好日山荘でみてみて白馬岳にいきたくなった。
http://www.kojitusanso.jp/guddei_2013sum
【ワンダーフォーゲル編集部・アウトドア出版部編集, 夏山JOY2014 ワンダーフォーゲル7月号増刊−ニッポンの夏山。その先の絶景へ, 山と溪谷社, 2014.6】
【Weston, Walter (1896). Mountaineering and Exploration in the Japanese Alps. London: John Murray. 青木枝朗訳, “日本アルプスの登山と探検", 岩波文庫, 1997】
【Weston, Walter (1918). The Playground of the Far East. LONDON: John Murray. 水野勉訳, “日本アルプス再訪”, 平凡社ライブラリー 161, 1996】
【深田久弥, 日本百名山, 新潮社, 改版, 2003】「この立派な山に、以前は信州側にはこれという名前が無く、単に西山と呼ばれていた。それがいつ頃からか代馬岳と名付けられ、それが現在の白馬岳と変わった。（略）それによってハクバという発音が生じ、今では大半の人がハクバ山と誤って呼ぶようになっている。」
「この立派な山に、以前は信州側にはこれという名前が無く、単に西山と呼ばれていた。それがいつ頃からか代馬岳と名付けられ、それが現在の白馬岳と変わった。（略）それによってハクバという発音が生じ、今では大半の人がハクバ山と誤って呼ぶようになっている。」
コマクサ リンエソウ イワイチョウ ウルップソウ
最近、山行で本を読むことはないけど、これは楽しめます。
【日本登山地形図(TOPO10MPlus V3)】￥17000(税別)発売日2015年2月10日
http://store.iiyo.net/shop/ProductDetail.aspx?sku=1120902
発売日2015年2月10日
http://store.iiyo.net/shop/ProductDetail.aspx?sku=1120902
装備
| 備考 | ■持参したもの ・テント：MOUNTAIN HARDWARE Supermega UL2 参考価格￥57240 サイズ212cm×長辺146(短辺89)cm×91cm 前室81cm 重量0.98kg http://www.mountainhardwear.jp/items/OU9669/ http://www.mountainhardwear.com/supermegaul-1-OU9649.html ・シュラフ：モンベル スーパースパイラルダウンハガー #3 http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121291 シュラフは#3でちょうどよく快眠できます。ぺらぺらでどうかと思いましたがシュラフカバーをつければ着こまなくてもいいくらい。 ・シュラフカバー：モンベル ブリーズドライテック ウォームアップスリーピングバッグカバー https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121033 今回ばかりは#2シュラフとあわせると暑いくらいでした。どちらかというとシュラフの＃を3までおとしたほうがいいです。 ・マット：ニーモ ZOR20M http://www.iwatani-primus.co.jp/products/Nemo/mp_019.html ・テントマット：イオンで買った￥250の銀マットをカットして使用←1年くらいたったサバイバルシートを買い替えにあわせてグランドシートにするとさらにいいかもしれません。 ・サブザック：EXPED Cloudburst 25 エクスペド クラウドバースト25 http://www.utility-outdoor.com/2012/06/20/14255 ・水：プラティパス https://www.e-mot.co.jp/platypus/ 飲料用2リットルで＋2リットルを途中で補給。 ・虫除け：天然ハッカ油 http://kitamihakka.com/ これまで使っていた天然スプレーのにおいが嫌になって使ってみた。COOLかつにおいも優しい。 ※これだけ持っていって小屋に泊まりました(￣▽￣;) ■今回の山ご飯 【アルファ米】 http://www.onisifoods.co.jp/products/gomoku.html これまでずっと拒否ってましたが、計量、簡単、便利でかつ、そこそこ不味くないのでいいかと思った。ただし、量はかなり多い…。2食分用意したけど、1泊なら1食分で十分だった。 |
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感想
■白馬へ🚗
後立山スペシャルで鹿島槍から乗鞍までをつなげる壮大な計画。不帰キレットをこえて白馬三山という計画をしたものの、計画しただけでしたが、今回はようやく実現にむかいました。不帰キレットといえば三大キレット。前評判では通過した方々が皆 八峰キレットよりすごい と言っていたので、どんなすごいとこかと思ってました。夏休みのうちの1日を土日にくっつけて標準1泊2日ルートを高速運転での疲労も加えて2泊3日ルートにしてでかけました。
■唐松岳から白馬三山縦走〜不帰キレットを越えて🚶
天気予報には裏切られ☔
白馬の駐車場に着いたときは雨。でも天気図をみながらこの低気圧は足が早いと(思い込み)雨具を装着してゴンドラへ。今回はテント泊装備で絞りに絞った減量で15kg(前回は25kgで荷物料金を支払い)。ゴンドラ、リフトを乗り継いで八方尾根に。ツアーの登山客(池までのコース)の渋滞にはまりながら、唐松岳山荘に昼頃到着。平日ながらコミコミでした。乾燥室はすぐに乾くくらい。ただ、久々の2000m超えに山酔いでダウン。本当は高山病とか山酔いは寝るのはいけないのですが、熟睡でしたよ…。唐松岳山荘は、ツアーで利用されるらしく、にわか登山者(山屋きどり)も多いので、落ち着けないです。私は小屋ではかなり神経を使います。ほかの登山者との協同生活なので。寝場所を確認していて、ザックをおく場所をどうしようかなあと考えていたら、さきに来て廊下を占領している人たちに「何をうろちょろしてるんだ？」のように笑われました。ようやく寝場所を決めてザックをおろして明日の準備をしたら、寝ている人もいるのに大声で山談義(ではなく山自慢)。でも、あとから横に来た人はあいさつをされて丁寧な方でした。金曜日だから空いてるかなあと思いましたが甘かったです。ツアーがわるいとかにわか登山者がという訳ではなく、こういう人たちが集まってくる。ある程度の割りきりは必要ですね。
不帰ノ嶮を越えて🚶
唐松岳に4：40に着。まわりにヘルメット姿は多かったけど全員山頂から山荘方面に戻って行く(おいおい、みんなどこにいくんだ？)。不帰ノ嶮の前評判と実際にみた荒々しさにたじろぎ、30分ほど行くのを躊躇してたのですが、意を決して出発。途中から3人パーティーが追い付いたので、ちょっと安心感。途中1ヵ所キツイとこはあったけど、普通に乗り越え、いつのまにか天狗の大走りにかかってました。白馬岳まではどちらかというと体力勝負。不帰ノ嶮よりも体力勝負のほうがしんどかったです。
不帰キレット✂
3峰：唐松岳からみるとギザギザ。ちょっとたじろぎますが、見た目と実際はちがくて、そんなではないです。しっかりトラバースする登山道がありました。
2峰：尾根はフラット。3峰と1峰のキレットには鎖場もあるので安心。水平梯子にふみこむ時だけ緊張しましたが、写真によくある岸壁のトラバースは正直軽々と通過。
1峰：キレット最低鞍部は休憩ポイント。天狗ノ大下りの登りは足にきますが、キレットを越えた勢いで登ったほうがいいかも。天狗ノ大下りをつめたとこは壁のようなとこがあります。鎖もチョコチョコありますが、ここを越えればもう稜線ですよー。逆ルートで通過する人が多いと聞きましたが、天狗ノ大下りのポイントは正直こたえるので逆ルートがいいと思ったのですが、どっちが楽とは言いきれず…。
※あっけなく越えられたので、正直見た目と実際は違うなーと思いますが、白馬岳までの行程は体力勝負でした。行程では、白馬から入って頂上宿舎で1泊、天狗山荘で1泊して天気のよい時間に越えて下山するほうが楽かなあと思いました。
天狗の頭👺
稜線はお花が咲き乱れていましたが、強風で写真を撮れず。今回はレアなお花もいっぱい見れたのにかなり写真には撮れてない…。強風で寒いので休憩もなかなか取れず、結局、天狗山荘まで一気に歩く。天狗山荘は最高の場所。ロケーションも最高だし、水場も雪融けの天然水が無料。小屋の人も利用する人も雰囲気がいい。少なくとも山自慢をする山屋きどりはいない。会話は情報の交差点で自慢ではない。おなじコースなら健闘をたたえ、行き交う人とは情報を交換する。会話に自慢はないし大げさなこともない。小屋のある場所で小屋の人も登山者もこうも雰囲気がかわるものだとびっくりした。小屋を選ぶ時には場所をみることが重要ですよねえ(￣O￣)
天狗山荘で1時間くらいまったり朝食＋ドーピングをしてから白馬鑓ヶ岳と杓子岳を越えて白馬岳を目指す。ガスは晴れたけど、強風なのは相変わらずで飛ばされそうになりながら進む。聞けば、風速10km〜15kmだったそう。
白馬鑓ヶ岳〜杓子岳🗻
白馬鑓ヶ岳の登りから足にきて、スローペースになるものの、杓子岳も越えてコルに到着。ただし、ここからの登りが大変で、丸山でダウン。杓子岳の勇姿をみながら休憩をとる。白馬頂上宿舎のテント場はコミコミで、一応場所は空いてたけどいい場所ではなかったので白馬山荘に行くことにした。翌日の時間が短縮にもなるので。
※白馬鑓ヶ岳と杓子岳はガレ場。巻き道もあるのでピークを踏まないで通過することもできます。たいていは白馬鑓ヶ岳から白馬鑓ヶ岳温泉♨に行く白馬三山コースが多いので白馬鑓ヶ岳からは人口が増えます(笑)
白馬山荘〜白馬🐴
白馬岳をハクバというのは山屋の潜りである(笑)。といっても、日本百名山で深田久弥がいっているようにいまやハクバのほうが有名。ハクバというのは麓で、山はシロウマ。もっとも、山男の店で店員が「シロウマ岳では…」という会話を聞いて、シロウマ岳ってどこだろう？と思って、シロウマ岳がハクバ岳だと思ってたとこだと知ったのはつい最近の話(笑)。白馬岳は人気スポットで、所謂ハクバ村にはモンベル、パタゴニア、好日山荘と普通にショップがあるくらい(ただ、山域の小屋にショップがある立山までではない)。白馬岳といえば、白馬山荘(ハクバ山荘というらしい)。有名だけあって白馬山荘はやっぱりコミコミ。巨大な小屋で(涸沢ヒュッテみたいな？)、落ち着けないかなあと思ったら、コーヒーをマイカップで御願いして断られた以外は、全然よかった。布団も2人1枚が結局1人1枚になったし。食事は見た目よりも味がよかった。ただし、ビールは500ml￥800とちょっと割高感あり。食事中は向かいにおじさん(となりに寝てた方でさも裏庭を散歩する感覚で来られてる猛者)とガール(仕事で松本にきてから登山をはじめた登山歴2年の綺麗な山ガール)と談笑。疲れていたので食後は、まわりのカエルの大合唱ならぬイビキの大合唱にも負けずに爆睡(笑)。寝床を5人で占めていた方々は騒々しかったですが、山にわくわくしていたようす。翌朝は、乾燥室に干していた汗だく👕💦の服を回収にいったら乾燥室のドアの前に荷物をおかれて乾燥室に閉じ込められる。大きな声をだしてもきずかれず、無理にドアを開けても荷物をおいてるおばさんは知らんぷり。すかさず大きな声で「出してください」と叫んでもおばさんは知らんぷり。周りの方々が気づかれて、私を救出してくれましたが、それでもおばさんは「あっ、すみません。」と靴紐を結びながらこたえるだけ。というわけで、白馬山荘の客層も唐松岳頂上山荘と同じでピンからキリまでいます。つまり混雑するときに有名どころは山小屋に泊まりにいくもんでばないですね。荷物をデポして、エクスパドのサブザックで30分で白馬岳をピストン。強風は相変わらずで 帽子などを飛ばされる方がいっぱい…。白馬山荘で荷物を回収してから昨晩気になってた白馬頂上宿舎へよる。思ったとおりいい小屋でした。コーヒーは￥460で安いし、マイカップを出したら、ニコっとされました(マイカップだと白山の室堂ではお菓子のサービスもありますよー)。やっぱり公営の小屋で、雑誌に大きく紹介されてないほうがよい小屋であることが多いですねえ。
小雪渓から大雪渓⛄
小雪渓はアイゼンをつけずのトラバース。ダブルストックに三点確保しながらトレースをたどれば大丈夫ですが、慎重に行くに越したことはない。
大雪渓は、トレースがしっかりしている。シリセードならすぐに降りてしまうけど、時と場所では危険行為になってしまいます…ので普通に降りた。大雪渓の下は川になっているのでシェルンドに落ちたら助かりません。12本爪のアイゼンしかもっていないので場違いながら着けたら、やっぱり軽アイゼンがほとんどだけど、登りでキックステップをきれないので簡単な12本爪アイゼンを選んだほうが正解(といっても出だしで調子に乗ってアイゼンの爪を紐にひっかけて横転するという初歩的な失敗あり😅)。谷川岳のようにシリセードで降りるわけではないので大雪渓の下までずーっと歩いたらもろ膝にきました。
■今回の反省
滑って転んで1回転💦
今回も事故なく無事に下山してきたけど、白馬岳からの下山時はボロボロでした。大雪渓までに2回滑り、大雪渓では出だしで派手に1回転、大雪渓から白馬尻小屋までに団体さんとのすれ違い時にあしもとが見えずに1回滑る。いずれも大事なくすぎたけど、雪峰のチタンのシェラカップを紛失、モンベルの帽子を破損。あしもとでは親指にマメができる。
テント泊装備で結局小屋泊⛺
夏のシーズン中なので朝は行動食、昼は小屋メニュー、夜はアルファ米でいいやと装備を絞りに絞ってようやく15kgまでに重量を絞った。UL装備の成果って喜んでたけど、唐松岳頂上山荘では強風というかそもそも水場がなくテント泊から小屋泊に切り替え。白馬山荘では、頂上宿舎にしようと思ったけどいい場所がなく、そもそも次の日にピークをピストンするのに便利な白馬山荘にしたので結局小屋泊。訓練にはなったけど、小屋泊装備にすればもっと身軽だった。
気持ちのいい山行とは🌼
まず、人が行く時期に山行計画をたてないのがキホンと思う。静かで山に慣れた人たちのなかでは情報交換をしたり、これから行く山の情報をもらったり、お互いの苦労を称えあったり、いいもの。ただし、ツアーが小屋を予約するので、立地と有名どころの小屋では混むだけで本来のいいサービスを受けられるかどうかは疑問。今回は、たまたまか、男の隠れ家にも載ってる小屋2箇所で泊まったけど、唐松岳頂上山荘は泊まり客が自分にあわず、白馬山荘は大きすぎて自分のスタイルにあわなかった。今回の行程では難しいけど、白馬岳から南下するなら白馬岳頂上宿舎、天狗山荘が一度は泊まりたいとこという印象を受けた。
天候☀
山行は終始10mから15mの強風でした。恐怖心はなかったけど、白馬岳では強風で帽子などを飛ばされる方が多数。初日は、猿倉で入山規制(完全にダメという訳ではないけど自己責任で)、どうも雨で雪がゆるんで落石が多いのと渡渉箇所が川になってたとのこと。大雪渓ではなく栂池や白馬鑓ヶ岳の方からに変更されてたようでした。今年は雪渓が多く、乗鞍や白馬鑓ヶ岳の方ではアイゼンが必要だったとか。大雪渓も残雪期のような状態でピッケルはいらないけどアイゼンをしてちょうどよい状態でした。すれ違いの方々であしもとをつい見てしまうのですが、団体さんやパーティーは軽アイゼン、山屋は前爪のあるアイゼンをしていたようです。ですが…。ピッケルはまだしもストックももたずして登りに苦労されてる方が多かったですが
■お花畑🌷
白馬といえばお花畑。確かに中途半端な量と種類ではない。山全体が山上のお花畑🌼 ただし、場所によっても違うようで、八方尾根、唐松岳、白馬三山、大雪渓、猿倉とそれぞれ咲く花は異なる。今回残念だったのは、雨と風。特に風は写真を撮るのを拒むかのよう。実際にみた花はレコにアップした写真の1.5倍くらいはあった。なかにはレアな花もあったけど、心のアルバムに撮めておくことにした。
■ギア🔧
EXPED Cloudburst 25 エクスペド クラウドバースト25
http://www.utility-outdoor.com/2012/06/20/14255
価格 7,350円税込
容量 25L
重量 300g
素材 70Dタフタナイロン PUコーティング
防水ロールトップのデイパックです。薄い背面パネルがU字型に入った軽量モデルで立体メッシュハーネスにはスターナムストラップや取り外し式のウエストバンドテープが付きドライバッグにハーネスをプラスしたようなタイプ中では
しっかりした生地と作り、背負い心地です。フロントのバンジーコードはフックによりジャケットなども簡単に素早くホールドが可能です。背面にはクリアパネルがあり取り出しの際に必要な物がどの辺にあるかが解ります。対応荷重は5�圓任垢里妊▲織奪�ザックやULデイパックとして使用がお奨めのモデルです。
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最近レコがご無沙汰でしたので、心配しておりました。
もしかしてシーズン中、もうどっかの山小屋に住み込まれているのでは無いかと
と言う冗談はさておいて、天気は残念でしたねっ
けど、アドベンチャー＆
ありがとうございました
こんばんは🌙😃❗
レコがご無沙汰だったのは疲れて週末に動けなかっただけです。山小屋で働いているかも…。というのはあながち…。
天候はまずまずでしたが、ともかく強風が大変でした。おかげで36度の猛暑をやり過ごすことができ(笑)
次は大キレットですねえ(￣▽￣;)
テント泊の装備を持って危険地帯を縦走するのすごいですね！！自分もチャレンジしようとは思ってるんですがなかなか決心がつきませんね。
自分はこのコース最初はedus4100さんと一緒で帰りは栂池に降りてますが大雪渓には一回も行った事無いので興味があります。機会があれば行きたいんですが。。。。
１０月に白馬山荘に泊まりましたがかなり宿泊する人が少なくて静かな印象でした。泊まる所も一部もう閉めてたんじゃないでしょうか。季節外れに行くのも良いのかもしれません。
軽量したら15kgだったんでいったかなあ(笑) 八峰キレットを越えたときは25kgだったし…。テント泊といってもテントの重量は0.8kgですしねえ
レコみましたよ。乗鞍岳を越えるとはすごいですねえ。いやあ、僕的にはムリムリ(笑) 大雪渓はシリセードであっという間かなあと思ったけど、谷川岳みたいにいかなかったです( *・ω・)ノ 登りが多過ぎて…。
山小屋はオフシーズンが正解ってこれ正解(笑)
edus4100さん。天泊装備で小屋泊まり2泊3日の山行お疲れ様でした。このコース20代に何度か経験があります。私は逆コースでしたが・・・
天狗山荘中々いいですよね。その昔、10月の後半で丁度 小屋仕舞いの日に作業を手伝ったらその晩は只で泊まらせてくれました。小屋の最終日なので食料使い切りで豪勢なディナーでしたよ。35年前の話です。(;^_^A
追伸：
私の最近の天泊装備の重量は10kgを切ります。例えば9.6kgとか。食料、水分込みですよ。超ウルトラライトでしょ。10kgを超えたら何かを減らします。年寄りなので山で動けなくなると困るので・・・
この山行、雑誌と前情報でいちどいってみようかなあと唐松岳頂上山荘と白馬山荘にしましたが、シーズン中の小屋はツアーや学校の登山が多くて不正解でした。天狗山荘と白馬岳頂上宿舎がとってもよかったですねえ。次回は…。といっても、次回があるかわかりませんが逆コースで白馬岳頂上宿舎と天狗山荘に泊まりたいです( *・ω・)ノ
逆コースだと帰りはリフトが使えますねえ。今回は猿倉からが雨で入山自粛だったので唐松岳からのルートで正解でした。次回があるなら栂池からかなあ。
水2kgを除いたら11kgまで絞れました。もうちょい絞ってみます。要らんものを絞って目標10kg。水こみで10kgは…。頑張ろう。
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