表銀座 中房温泉〜大天井岳〜槍ヶ岳〜上高地

2016年08月07日(日) 〜 2016年08月09日(火)

• GPS: 55:07
• 距離: 36.9km
• 登り: 2,713m
• 下り: 2,656m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:07
• 休憩: 2:12
• 合計: 9:19

6:00 中房温泉
6:28 6:28 第１ベンチ
6:50 6:50 第２ベンチ
7:28 7:28 第３ベンチ
8:12 8:12 富士見ベンチ
8:42 9:11 合戦小屋
10:14 11:11 燕山荘
11:45 11:45 蛙岩
12:05 12:05 大下りの頭
13:33 13:33 小林喜作レリーフ
13:45 13:45 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
14:16 14:55 大天荘
15:02 15:09 大天井岳
15:19 大天荘

2日目

• 山行: 7:24
• 休憩: 2:21
• 合計: 9:45

6:03 大天荘
6:38 6:45 大天井ヒュッテ
7:13 7:14 ビックリ平
8:53 9:18 ヒュッテ西岳
10:09 10:09 水俣乗越
11:51 12:58 ヒュッテ大槍
13:44 14:14 槍ヶ岳山荘
14:35 14:46 槍ヶ岳
15:48 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 1:23
• 合計: 7:32

5:35 槍ヶ岳山荘
5:58 6:13 殺生ヒュッテ
6:34 6:34 坊主岩屋下
7:09 7:09 槍沢・天狗原分岐
7:44 7:44 槍沢大曲り
8:04 8:04 赤沢岩小屋（ババ平）
8:27 8:44 槍沢ロッヂ
9:03 9:03 二ノ俣
9:10 9:10 一ノ俣
9:52 10:35 横尾 (横尾山荘)
11:10 11:10 新村橋(パノラマ分岐)
11:23 11:31 徳澤園
12:03 12:03 徳本口(徳本峠分岐)
12:14 12:14 明神館
12:49 12:49 河童橋
13:07 上高地バスターミナル

ログがとれてなかったので手書き

天候

3日間とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■前泊
長野自動車道安曇野ICから穂高駐車場へ。
穂高駅前「あずみ野パークホテル」前泊。

■行き
穂高駐車場バス停[運賃1,700円]
↓　（4：48発：中房温泉行定期バス）
中房温泉燕登山口へ。

■帰り
上高地バスターミナル[電車バス乗継クーポン2,450円]
↓　（アルピコバス）
新島々バスターミナル
↓　（上高地線電車）
松本駅[普通320円]
↓　（JR大糸線）
穂高駅
↓　（徒歩5分）
穂高駐車場
車を回収して「しゃくなげ荘」の日帰り温泉へ。

コース状況／危険箇所等

■合戦尾根（中房温泉〜燕山荘）
北アルプスの三大急登と言われているが、きついのは登り始めだけ。

■表銀座縦走コース（燕山荘〜大天井岳）
森林限界を超えた見晴らしのいい稜線で、北アルプスの峰々を一望できるアップダウンの少ない歩きやすい縦走路。梯子を下ったところに喜作レリーフがあって大天井岳はもうすぐ。

■喜作新道（大天井岳〜ヒュッテ西岳）
アップダウンはあるものの概ね歩きやすく、北アルプスの峰々を一望しながらの稜線歩き。

■東鎌尾根（ヒュッテ西岳〜槍ヶ岳山荘）
三連梯子や鎖などで大きくアップダウンを繰り返し難易度が高い。今回の核心部。

■槍ヶ岳登攀
高度感のある急峻な岩登りであるが、鎖と梯子が整備されており足場もしっかりあるので困難は無い。

■上高地コース（槍ヶ岳山荘〜上高地）
槍ヶ岳山荘から一気に下り降りて槍沢あたりから緩やかな道となる。横尾からは日帰りハイカーも徐々に増えてきてやがて観光客で賑わう河童橋に至る。

その他周辺情報

■穂高駐車場
登山者用の無料駐車場に、中房温泉行定期バス停がある。4時48分発のマイクロバスに乗車。３台来たうちの１台目に乗ったが、バスが５台来たという報告もあるので、混雑していても乗れないということは無さそうだ。

■「しゃくなげ荘」日帰り温泉
露天は無いが落ち着く温泉。どうやら今シーズンで閉館するらしい。

写真

8/7 4:36

穂高駐車場入り口の中房温泉行定期バス停にて4時48分発のバスを待つ登山者
この日はマイクロバス3台で運行

8/7 5:41

中房温泉燕岳登山口

8/7 6:07

最初は急登

8/7 6:50

第2ベンチで休憩

8/7 7:52

タケシマランの実

8/7 7:55

ミヤマアキノキリンソウ

8/7 8:45

合戦小屋にて塩をふり掛けたスイカで水分と塩分を補給する

8/7 9:11

登山者で賑わう合戦小屋

8/7 9:13

ミヤマオトギリ

8/7 9:23

槍の穂先が見えてきた

8/7 9:25

ハナニガナ

8/7 9:27

ハクサンフウロ

8/7 9:28

ハクサンボウフウ

8/7 9:38

ウサギギク

8/7 9:39

燕山荘までもうすぐ

8/7 9:51

ミヤマリンドウ

8/7 10:08

トリカブト

8/7 10:11

ヤマハハコ

8/7 10:12

燕山荘周辺は花畑

8/7 10:14

燕山荘に着いた

8/7 10:28

燕山荘の喫茶サンルームでケーキセットとおでん

8/7 11:11

大天井岳に向けて出発

8/7 11:12

高山植物の嬢王コマクサ

8/7 11:16

表銀座の稜線
槍が見える

8/7 11:28

イワヒバリが目の前に
近くまで寄っても逃げない

8/7 11:30

振り返って燕岳と燕山荘

8/7 11:36

左に槍ヶ岳
その右側西鎌尾根から双六岳、三俣蓮華
奥には笠ヶ岳が見える

8/7 11:36

裏銀座の峰々がよく見える
鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳など

8/7 11:45

蛙岩（げえろいわ）をくぐる

8/7 11:57

槍はまだ遠い

8/7 12:05

大下りの頭
ここから一気に下る
ザレた道なのでスリップに注意

8/7 12:15

エゾシオガマ

8/7 12:18

ウメバチソウ

8/7 12:32

タカネナデシコ

8/7 12:33

シロバナニガナ

8/7 12:47

テガタチドリ

8/7 12:55

一面コマクサの群生

8/7 13:03

イワツメクサ

8/7 13:13

イワギキョウ

8/7 13:31

行く手に急登梯子が見える

8/7 13:33

乗り越えると・・

8/7 13:33

喜作レリーフがあった

8/7 13:45

表銀座縦走路と大天荘との分岐

8/7 13:50

大天荘まで500mとあるがここからの登りがきつい

8/7 14:06

ヨツバシオガマ

8/7 14:16

大天荘が見えた

8/7 14:57

チェックイン後大天井岳山頂へ

8/7 15:04

槍をバックに

8/7 15:05

記念撮影

8/7 17:37

下りたらビールで乾杯♪

8/7 17:37

夕食は肉と魚を選べる
肉はハンバーグ

8/7 17:37

魚はサバの味噌煮

8/7 18:15

燕からの表銀座縦走路を振り返る

8/7 18:21

夕日をバックに槍ヶ岳

8/8 5:09

槍のモルゲンロート

8/8 5:09

朝日が昇る

8/8 5:17

朝ご飯

8/8 6:03

槍ヶ岳に向けて出発

8/8 6:04

正面に槍から連なる穂たち

8/8 6:38

大天井ヒュッテ
左側に下る道があって槍ヶ岳へ続く
右側の登る道は牛首展望台へ行く道

8/8 7:00

眺望の効かない高木の中を進んでいく

8/8 7:13

突然眺望が開けた尾根に出る
「ビックリ平」だ

8/8 7:14

ビックリ平から槍の穂先が見える

8/8 7:44

裏銀座をバックに

8/8 7:52

チングルマの綿毛が日に輝く

8/8 7:55

オンダテ

8/8 7:55

ムカゴトラノオ

8/8 8:11

ハクサンフウロの花畑

8/8 8:12

ミヤマコゴメグサ

8/8 8:28

ヒメシャジンに似ているがなんていう花でしょう

8/8 8:31

槍を前に休憩

8/8 8:53

ヒュッテ西岳

8/8 8:54

ヒュッテ西岳から見る槍ヶ岳

8/8 9:09

ヒュッテ西岳で買った「雪山しずく」で水分補給

8/8 9:25

ヒュッテ西岳からはアップダウンの大きい縦走路となる東鎌尾根

8/8 9:30

階段を降りる

8/8 9:43

槍の穂先に向かって進む登山者

8/8 9:49

東鎌尾根

8/8 10:01

槍を見上げる

8/8 10:09

水俣乗越で小休止

8/8 10:35

きつい登り

8/8 10:36

結構岩稜地帯である

8/8 10:39

こういう梯子が多く掛けてある

8/8 10:44

梯子を降りる

8/8 10:44

大きな下り梯子

8/8 11:21

8/8 11:40

近づく槍

8/8 11:42

岩稜地帯

8/8 11:47

繊毛が無いのでイワギキョウ

8/8 11:49

ヒュッテ大槍が見えた

8/8 11:51

ヒュッテ大槍で休憩

8/8 12:04

お勧めはヒュッテ大槍名物つけ麺

8/8 12:07

男ならカツカレー

8/8 12:57

ヒュッテ大槍からの槍ヶ岳

8/8 13:02

ヒュッテ大槍を出発

8/8 13:14

槍が近い

8/8 13:28

もうすぐ槍だ

8/8 13:44

槍ヶ岳山荘に着いた

8/8 14:14

チェックインしてから槍に挑む
明日は台風の影響があるかも知れないので天気の良い今日のうちに行っておく
ヘルメットは槍ヶ岳山荘のレンタル500円

8/8 14:23

登りと下りルートが分かれているので矢印に従って登る

8/8 14:24

岩を掴んで登る

8/8 14:25

途中の階段

8/8 14:25

岩登り
三点支持で

8/8 14:28

下りとの交差地点

8/8 14:29

結構な高度感がある

8/8 14:31

山頂手前の階段が二つ

8/8 14:34

山頂に至る最後の梯子を登って

8/8 14:34

山頂へ

8/8 14:35

三角点タッチ
今は使用されてないらしい

8/8 14:38

登頂した証拠写真

8/8 14:41

下り待ち
山頂は狭くて20人も居ればいっぱいな感じ
このときは10人ほどだが下り梯子が少し渋滞

8/8 14:42

槍からの眺望その1

8/8 14:45

槍からの眺望その2

8/8 14:45

槍からの眺望その3

8/8 14:46

梯子を下る

8/8 14:48

鎖もあるが足場がしっかりあるのであんまり使わない

8/8 15:03

どんどん下る

8/8 15:06

穂先の途中の岩の間からトウヤクリンドウ

8/8 15:12

無事に下りてきた

8/8 15:48

で、やっぱり乾杯♪

8/8 16:59

夕飯はハンバーグ
・・昨日も食べたような

8/8 17:24

外の気温は16．5度

8/9 4:46

翌朝はガスって槍が見えない
しかしヘッデン付けて登っている人が何人もいる
晴れればいいが

8/9 4:57

朝ご飯

8/9 5:32

晴れてきた
穂先に人が見える

8/9 5:35

上高地に向けて出発

8/9 5:55

槍ヶ岳山荘からは一気に下る
槍の穂先は常にガスっていた

8/9 6:19

ガレ場というより大きな岩場を下る

8/9 6:30

播隆窟

8/9 6:50

シロバナヘビイチゴの実

8/9 7:38

下りの槍沢を振り返る
後ろの黄色シャツオレンジパンツと緑シャツ黒パンツの人たちは燕から上高地バスターミナルまで抜きつ抜かれつしながら同じ行程であった

8/9 8:03

槍沢大曲りから次第に樹林帯に入っていく

8/9 8:20

アザミのミツバチ
一生懸命蜜を集めている

8/9 8:22

槍見から見る槍は槍ヶ岳では無い

8/9 8:27

槍沢ロッジで休憩

8/9 8:49

センジュガンビ

8/9 9:02

梓川沿いを進む

8/9 9:53

横尾で休憩

8/9 10:00

カップラーメンでランチ

8/9 11:10

サルがいた
たくさん群れている

8/9 11:10

近づいても逃げないし襲っても来ない

8/9 12:48

モネの絵のような清流

8/9 12:49

河童橋まで来た

8/9 13:07

上高地バスセンターでチケットを買う
ここからバスで新島々バスターミナル、そこから電車で松本駅、松本駅からJR大糸線で穂高駅へ行って車を回収する

8/9 17:46

穂高駅前の「一休庵」でそば

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

sunvito

1日目、北アルプス三大急登と言われている中房温泉から燕山荘に至る合戦尾根は今回2回目。1回目の時は登山を始めて間もない頃できついと感じていたが、急登は最初だけであり登山に慣れたこともあって今回はきついと感じなかった。
合戦小屋では名物のスイカを食べて渇きと疲れを癒す。これは必須。
燕山荘には早めの到着だったので、ケーキセットとおでんで軽く栄養補給して大天井岳へ向かう。

「山と高原地図」では燕から大天井まで表銀座縦走コースとされていて、森林限界を超えた眺望が開けた稜線を、槍と裏銀座の峰々を眺めながら日本アルプス縦走の醍醐味が味わえる最高のコースである。

表銀座の稜線歩き



表銀座のイワヒバリ



その日のうちに大天井岳の頂を踏む。
登頂したときは誰も居なくてしばらく山頂を独占した。槍ヶ岳からつづく穂高の峰、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳などの裏銀座の山脈、燕から延びている表銀座の稜線、遠くには富士山の頂も望めて大変眺望が良いところ。

大天井岳山頂からの眺望



大天井岳山頂を飛び交うツバメ



2日目は喜作新道と東鎌尾根で槍を目指す。
東鎌尾根はアップダウンの厳しい尾根であって、今回山行の核心部であった。ルートは梯子、鎖などがしっかり整備されているので困難は無いが暑さと体力勝負。次第に近づく槍を望みながら進む。

槍ヶ岳山荘でチェックインを済ましてヘルメットをレンタルする。明日は台風の影響があるかも知れないので、晴れている今日のうちに穂先に登る。
登りは渋滞無く登頂できた。山頂は10人位で順番に祠の祈念撮影をしていた。晴れ渡り眺望は最高に良かった。
下りは、梯子と鎖の順番待ちがあって渋滞気味であった。

槍の穂先からの眺望



3日目、台風は日本をそれたので晴れ予報であったが、朝方の穂先はガスに包まれて望めず、その後も一瞬の晴れ間があったが終始ガスがかかっていた。
今日は上高地コースをひたすら下る縦走最終日である。