裏銀座+笠ヶ岳(七倉↑〜新穂高↓)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 46.5km
- 登り
- 4,264m
- 下り
- 4,430m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 8:20
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:59
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:01
- 山行
- 11:17
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 13:07
天候 | 8/26 晴れ 夕方より雨 8/27 雨 8/28 晴れ 午後よりガス 8/29 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
七倉ダム到着時は真っ暗(特に街灯などなし。七倉山荘の灯りのみ。) タクシーを待つ間は山荘脇のベンチのみ。トイレはあり。 七倉山荘から高瀬ダムまでタクシーで約15分。 2200円の看板はありましたが、今回は4人乗車で2000円(一人500円)。 新穂高温泉からはこまめに路線バスあり。 新穂高温泉から平湯バスターミナルへ行き、そこから新宿行きの高速バスあり。 新穂高を16:55のバスに乗れば新宿行き最終バスに乗れます。 高速バスはバス内にトイレあるほかSAに2回立ち寄り。 <余談> 毎日アルペン号七倉行きは4列シート、トイレなし。 (毎日アルペン号はすべてトイレなし) 席の希望は言えず、どの席になるかはバスに乗る時座席表を確認。 他の行き先の4列シートバスではプラス料金で二席確保というサービスがあるが、七倉行はナシ。 バス始発の竹橋は毎日新聞社ビルの中で雨でも安心。駅から外に出ずに入れます。 ファミリーマートあり。 飲食街があるので、出発前の夕食もOK。 受付をしたらプレゼントでガーナの板チョコを1人1枚いただく。 このチョコは竹橋から北アルプスを縦走し、家まで一緒でした…。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト 七倉山荘にあり。 危険個所 特になし |
その他周辺情報 | 登山後の温泉 新穂高 ホテル穂高800円 (シャンプー・リンス・ボディソープ・化粧水・乳液あり) 中崎山荘奥飛騨の湯 800円 平湯温泉 アルプス街道平湯(バスターミナル内)600円 ひらゆの森500円 (リンスインシャンプー・ボディソープあり) 山小屋情報 烏帽子小屋 水は1L200円(宿泊者も有料) 携帯は小屋内は圏外。稜線上まであがると圏内。(DoCoMo) 夕食は写真参照。美味しかったです(^^) 乾燥室あり。夕方雨が降ってきたらストーブをつけてくれました。 更衣室あり。 トイレは和式のボットンですが匂いも気にならず。 洗面台があるが、飲用は禁止。 小屋の方はとっても親切で大変居心地のいい小屋でした。 水晶小屋 水は500mL100円(天水)(宿泊者のみ)。 それ以上は1L300円(ミネラルウォーター)(宿泊者も)。 携帯は小屋の1階は圏内。2階の寝床は圏外。 夕食は写真参照。カレーは美味しかったです。 乾燥室あり。しかし、1日中雨だったがストーブがつくことはなく全く乾かず。小窓が開いたままで、より湿ったのでは?という最悪の乾燥室。ハンガーは1人2本までと手渡し。 更衣室あり。 トイレは外。和式のボットン。蝶ヶ岳ヒュッテを超える匂い…。 外トイレ脇に手洗い水あり。飲用禁止。 本日は布団1枚に2人。35人の宿泊。 双六小屋 水は無料(テント泊も無料) 携帯は談話室は圏内。2階の寝床は圏外。 夕食は写真参照。美味しかったです(^^) 超強力な乾燥室あり。晴れていたのに暖房がついていました。 更衣室あり。 トイレは洋式和式あり。水洗。匂い全くなく超快適!! 洗面台あり、水も飲用可能。 朝には玄関口にお湯とお茶のサービスありました。 本日は空いているからと4人部屋を2人で使用させていただきました。 小屋の方はとっても親切で大変居心地のいい小屋でした。 |
写真
感想
記録 ravoM
夏休みを確保して北アルプス裏銀座をゆっくりぶらぶらする計画を立てました。
しかし出発直前になり台風が…。
とりあえず、バスも予約したのでダメでも行くだけ行こうと8/25仕事を終えて竹橋に向かいます。
竹橋の毎日新聞社ビルには飲食街があり、バスに乗る前に軽く夕食。
ファミマで飲み物を買い、受付時間まで待機。
続々とザックを背負った人が集まって来て、なんだかワクワク。
受付をすると板チョコをいただきましたが、結局食べずに家まで持ち帰り…。
乗るバスの指示を受け、バスに行くと座席表が貼ってあり指示通りに座りますが、座席表には数えるほどしか空席はない。
人気あるんだな〜と思いながら出発。
新宿でも人が乗り込み、一路山へ!
ちなみに席は1番後ろ。始めの七倉で降車するから勝手に前の方だと思っていましたが、席と降車場所は関係ないようです。
最後の方で降りる人はそのたびに起こされる可能性もあり、かわいそうに。
一般的な深夜バスは膝かけ毛布などの貸し出しがあるけれど、毎日アルペン号にはありません。
時間通り七倉山荘前に到着し、真っ暗な中バスを降ります。
山荘からの灯りのみしかない真っ暗闇のなか、タクシーの時間まで仮眠。
仮眠といっても丸太ベンチの上での野宿みたいな感じ。
雨だったら最悪ですね。
トイレは24時間使用できるので安心です。
タクシーは5:30からでしたが、5時過ぎから来て4人ずつ乗せて出発。
2台のタクシーがピストンで動いているようです。
5:45頃の2回目のタクシーで高瀬ダムへ。
2200円のところを4人で2000円にしてくれました。
割りやすいように、だそうです、ありがたいです。
高瀬ダムについて、準備を整えて、やっと歩き始め!
まずはトンネルを通り河原にあるキャンプ場を通り、ブナ立尾根入口へ。
ここから登山道なので、水場でひと休憩してから登り始め。
ブナ立尾根は北アルプス3大急登ですがとても良く整備されていて歩きやすいです。
番号が振られていて12番から烏帽子小屋の0番までの目安もあり。
危険箇所もなくいい急登ですが、やっぱりキツイのはキツイ。
番号のある場所は少し広くなっているので、休憩は番号のある場所で。
2〜3番毎に休憩しながら、ゆっくりゆっくり登り、烏帽子小屋に到着!
小屋からは赤牛岳、奥に薬師岳が見え、足元にはイワギキョウが咲き、良いロケーション!
宿泊の手続きをし、荷物を置いて、まずはお昼。
少し時間が遅くカップラーメンかカレーライスしか無いとのことでカップラーメン♪
外で景色を見ていたら外まで持ってきてくれました。
小屋の方はとても親切な方ばかりでした。
小腹を満たしたら烏帽子岳へ。
のんびり散策路風な道を歩き烏帽子岳ふもとへ。
最後だけ登り。
最後の最後は岩場の登り。
鎖は付いています。
のんびり歩きすぎて、烏帽子岳についたらガス。
狭く座る場所もないのですぐ降り、またのんびりと散策路を歩いて小屋へ。
烏帽子岳は前烏帽子岳からの姿がかっこいい!!
小屋に戻って、やっと一杯!、と思っていたら雨が降ってきてしまい、談話室で乾杯。
そしてこの雨は朝になってもやむことはありませんでした(T_T)
烏帽子小屋の夕食はシチュー。
残念ながらシチューはおかわり不可。
ご飯とみそ汁はおかわりできます。
みそ汁はアツアツで白味噌でおいしかった〜♪
ご飯もお釜からよそってくれるのでアツアツです!
2日目は雨。
台風情報で、本日だけでなく明日も雨らしいと聞き、みなさんがこのまま下山する話を聞きながらも、風がないので裏銀座を先に進むことに。
明日も悪天なら巻道で下山、と計画としました。
テント場を通り三ツ岳へ。
展望がないのでお花畑コースという名の巻道を歩いているとライチョウ家族。
ヒナ4羽が父親の後をがんばって歩いていました(^^)
その後岩ゴロの道になると今度はオコジョが。
動くの早いねオコジョ君♪
雨でも楽しく歩くことができました(*^_^*)
野口五郎小屋も雨でひっそり。
小屋前で休憩した後、野口五郎岳へ。
小屋からはすぐ。
ただ雨で展望もないので、すぐ先へ向かいます。
なだらかな下りで左に真砂岳を見ながら、でも真砂岳はパスして先へ。
ここからは切り立った場所もあるので少し気をつけながら稜線を進みます。
東沢乗越で団体さんが休憩していたので、そのまま先へ。
しかしここから先は休憩できる場所があまりないのでしかも登りなので乗越で休憩すべきでした。
頭上にある水晶小屋までハアハアしながら登りました(^_^;)
ここで会議。
雨で出発時間を遅らせたため水晶小屋到着も遅れ気味。
これから水晶岳を往復すると三俣山荘につくのが16:30頃になってしまう。
1分の会議?の結果、本日は水晶小屋泊へ。
そうと決まれば早速宿泊の手続き。
本日は布団1枚に2人とのことで場所を指定。
男女の場合は右側・左側も指示されます。
荷物を置き水筒だけ持って、水晶岳へ。
前半はのんびり散策路、後半は少しの岩場の登り。
雨でも滑る岩ではなかったので良かったです。
水晶岳では雨は止みましたが景色はナシ。
景色は無いけれど貸切の山頂を堪能し、水晶小屋まで戻りました。
小屋に着いた後また雨が降り出し、小雨が降ったりやんだりの夜になりました。
水晶小屋に入り、まだ空いてるうちに荷物の片づけ。
狭いのでお隣さんが来る前に片づけないと場所はありません。
その後、談話室兼食堂でゆっくり。
有名な力汁をいただきました。
味噌仕立ての雑煮ですね。お餅は2個入りです。
夕食はカレーライス!
少し辛めで美味しかったです。
おかわり自由です♪
みそ汁もおかわりできましたが、ちょっと苦痛な味でした…。
初の布団1枚に2人。
いい経験でした!
3日目は朝から晴れ!!
最高の展望の朝です!!!!
景色を楽しみながら鷲羽岳へ。
鷲羽岳までは緩やかな登り。
雲ノ平や、薬師岳や黒部五郎岳を見ながらのんびり歩きます。
鷲羽岳山頂は広く、のんびり景色を満喫。
槍ヶ岳もすぐそこに見える♪
良い景色はいくら見ていても飽きないですね〜♪
昨日登った水晶岳や歩いてきた道も今日ははっきり!
おととい登った烏帽子岳も見えました(^^)
鷲羽岳で景色を堪能した後は三俣山荘まで一気に下り。
前方に三俣蓮華岳や黒部五郎岳を見ながら下り、三俣山荘に到着。
ここで鷲羽岳を振り返る。
かっこいいお姿です♪
今回は黒部五郎岳にも行く予定でしたが、これから来る台風の影響が不明の為、今回はパス。
三俣山荘でゆっくり休憩した後、今日は双六小屋に向かう事に。
三俣山荘は山荘前の水場は涸れて出ないそうですが、テント場の水場は豊富に出ていました。
水を補給し、次は三俣蓮華岳へ。
巻道分岐から山頂までは少し急な登り。
三俣蓮華岳はこれまた絶景の場所。
山頂部も広く、またのんびりしてしまいました。
三俣蓮華岳からは稜線コースを通り、双六岳へ。
残念ながら、双六岳に着くころにはガス…。
しばらく双六岳山頂で待ちましたがガスが取れる気配もないので双六小屋に向かって下山。
なだらかな道を下り、双六小屋へ。
双六小屋は大規模な小屋にもかかわらず、小屋の方がいい方達でした。
とても愛想がいい!
本日は空いているので、とのことで4人部屋の個室を2人で使用させていただきました。
小屋の外のテラスも広く、まずはここで乾杯!
おでんはしっかり味が染みていて美味しかったです。
そして夕食は天ぷらに赤味噌のみそ汁。
こちらもとても美味しかったです!
ご飯とみそ汁はおかわりできます。
昨晩はさすがにあまりよく眠れなかったので、今夜はぐっすり眠りました。
4日目も朝から晴れ!
ただ台風の影響かちょっと風が強め。
でも笠ヶ岳へ向かって稜線を歩くのには支障はないくらいの風。
双六小屋から稜線に出ると、槍ヶ岳や穂高連峰が目の前にドーン!!
最高の景色を見ながら歩けます。
弓折乗越の分岐からも絶景を眺めながらの歩き。
3週間前と反対側から槍穂を眺めました。
抜戸岳でゆっくり景色を見た後、笠ヶ岳に向かって最後の登り。
山荘直下の登りがきつかった…。
山荘前に荷物を置いて笠ヶ岳山頂へ。
山頂は広く、貸切でのんびりしました。
30分程山頂でのんびりした後、笠ヶ岳山荘へ。
宿泊の手続きを、と思っていたら山荘の方より衝撃の一言。
明日は台風の影響でかなり荒れる予想なので、下山できるなら今日中にした方がよい、とのお話を聞き、ravoさんの出した結論は下山。
予備日はあるので連泊してもよかったのですが、その後も巻き返しの風も強そうだし
、と下山が決定。
そうと決まれば急ぎます。
山頂でゆっくりしたのでかなり時間が押してしまって…。
今回の教訓!まずは宿泊手続き!…⁉
笠ヶ岳山荘から早めのペースで下山。
しかし抜戸分岐直前の最後の登りで足が上がらなくなり、ravoMはravoさんに荷物を少し持ってもらい稜線から笠新道へ。
杓子平までは緩やかな下り。
その先は樹林帯に入り急な下りに。
展望もなくなり黙々と下ります。
岩場が多いので雨で濡れていたらすべって歩きにくかったかも。
久しぶりにravoさん速いし…。
それでも笠新道は大門沢よりは楽、と今回も思ってしまった…。
農鳥岳の大門沢は難関ですね(・_・;)
とくかく急ぎ目に下り、日が落ちる前になんとか笠新道を降りることができました。
登山口の水場で一息いれ、ヘッドライトをつけて新穂高温泉まで林道を歩きました。
新穂高温泉に着くもすでに最終バスもなく、ホテル穂高に飛び込み交渉。
無事お部屋も空いていて、素泊まりで泊めていただけました。
どこもホテルの空きがなければ登山指導センターでビバークするところでした
(^_^;)
翌朝は朝から土砂降り。
風も強く、強行下山して良かったです。
雨は1日中降り続いていました。
チェックアウトし平湯温泉まで路線バスで移動。
日程が余っているので平湯温泉でのんびりもう一泊(*^_^*)
1日雨でしたが、温泉でのんびりしました。
そして翌日やっと帰宅。
平湯のバスターミナルから高速バスに乗り新宿バスタへ。
高速バスは昼間なので普通の4列シート。
寒ければ膝かけを貸してもらえます。
バス内にはトイレもありました。
台風に振り回され計画変更も多々あった日々でしたが、2日目以外は天気良く、最高の景色に恵まれ、裏銀座を歩くことができました!
計画変更で黒部五郎岳に行けなくなったのは残念ですが、またのお楽しみですね(^^)
とても充実した山行でした♪
展望最高で歩くことができるなんでとても幸せです❤
満足&感謝の山行でした♪
ありがとうございました!!
次回も是非良い天気に恵まれますように!
おしまい(^^)/
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