九州を巡る三泊四日の旅

　1月17日から20日まで九州の上半分（6県）を回るツアーに参加する。観光スポットだけだから点から点への移動だけだが、五度目（確か）の九州旅行なので粗方の地理、方向感覚は分かってはいる。眠気は有っても出来るだけ、車窓からの山並みや海岸線に注意を払う。初めての北九州空港に降り立つ。イメージとは違い瀬戸内海側の人工島の空港。バスは湯布院に向かうが予報通りの雨。金鱗湖に向かう道は七割は、韓国人の様だ。ソウルから一時間だから、九州は特に多い様だ。雨の中寄り道しながら散策する。
　　翌朝、ホテルからの見る日の出に、ここ数日の天候は約束された様だ。明礬の里から高千穂峡へ。前回は写真を撮るのも大変な遊歩道だが、自由行動をしたので歩く人も少なく、気儘に渓谷と滝を堪能する。
高千穂神社を経て阿蘇内牧温泉着。寒かったけれど点の旅を線にするべく、川沿いに一時間ほど探索する。はな阿蘇美で苺を買い歩きながら口に入れる。擦れちがう生徒が挨拶をくれる田舎町。美味しい食事と温泉を楽しみ、翌朝は阿蘇連山、寝観音左からの日の出。熊本から高速に入り柳川の川下り船に乗船。今回は年配の男性船頭さん。短時間に演歌調で童謡など五曲を披露する。香港からのカップルはついていけなかったが。工事中の昇開橋を見て長崎自由行動。駅前で降ろされ路面電車に乗る。こちらも改修中の大浦天主堂を横目にグラバー園に。以前無かった動く歩道で上から降りながら見て回る。横浜の山手異人館と比べても、グラバー邸は眺めも良く素晴らしいと思う。出島を見て眼鏡橋周辺散策し中華街で食事。思案橋から食後のハイキングで山を登りホテルへ。長崎は横須賀の比で無く、住宅が山の上へと続く。その分夜景がきれいに眺められるけれど。
　明けて最終日は平和公園を歩き買い物をして、長崎を後に太宰府天満宮に向かう。初めての参拝だが土曜日で相当な混雑。立派な神社で浅草寺並みの人出と韓国はじめ外国人が多い。梅が枝餅と昼食を食べ、バスは空港へ走る。本来は気儘な旅にしたいけれど、時間と予算が有る以上、遠距離はツアー参加しかないので、自由時間に街や野を歩き、帰る時に何処に行ったか分からない事は避けたいと思う。