湯河原幕山公園梅まつりに。

昼前に家を出た時には薄日模様だったが、西空を見て進むうちに空全体が灰色になってしまう。西湘バイパスに入り箱根山を目前にするといかにも雪降りと思える、白靄が山に掛かる。そんな空模様だがR135線で相模湾には大島が薄っすらと浮かぶ。吉浜橋を過ぎて右折すると湯河原の街並みの上にドーム状の幕山が正面に現れる。東海道線と新幹線のガードを潜ると公園への坂道に入る。梅まつりの開催中だけれど、平日なので駐車待は無い。（℗500円）入園料200円をゲートで支払い、公園内に入る。木のチップ広場には10軒ほどの出店が並ぶ。閑散としてはいるが10組位の人はいる。中国台湾の言葉も飛ぶ。石段を登り散策路に入れば五分程度の開花か。小田原フラワーガーデンでもそうだけれど、この開花具合が一番良い。白と桃が重なる輪違いの木が多いようで、その愛らしさにはうっとりする。山から下りてくる中高年のハイカーも歓声を挙げる。風もなく山肌一面が梅の香に包まれている。梅の木肌は粉が吹いた様に白くなるが、その点も古木感があり味わい深い。微かに白いものが舞い、周りに誰もいなくなったので、ハイカーの後を追い駐車場に降りる。