バリエーションルートを歩く際は道迷いを考慮して尾根ルートがほとんどでしょう。自分が行く秩父と奥多摩は岩が土をせき止めている場所が多く、行き過ぎると危険な岩の崖を下るようになります。
今年、タワ尾根で滑落死亡した方は崖を巻かないといけないのにもかかわらず、無理して崖を下ったと思われます(行き過ぎ)。登りでは自分の技量に合ったルートを選べても下りはこのルートしか無いと思い込んで無理をしてしまいます。初めて使う下りのバリエーションルートは実際の地形を把握できていないのでルートの選びようが無いのかも。
谷でも同じことが言えます。谷の遡行なんてやったことが無いのに道迷いの末、谷を下ればどうにかなるだろうと安易に下って滑落。
ヤマレコ等で情報が入りやすい時代ですが、記録者の技量とルート詳細は不明です。バリエーションルートは登りでルート詳細を知ってから下るほうが事故が減少すると思います。
○○バリエーションルート縦走等の山行記録を拝見します。それを鵜呑みにして自分でも出来ると思わないで徐々にステップアップを。登りでルートの写真を多めに撮影しておくと(振り返って登ったルートも撮影)次回の資料になるし、地図では分からなかった崖等の情報が補足されて実際の地形を把握できます。総仕上げとしてバリエーションルートの縦走をしてはいかがでしょう。
埼玉県の熊倉山〜酉谷山手前の小黒まではバリエーションルートが豊富なのか行方不明になる方が多いです。道迷いの末に沢を下っての滑落事故もあります。
※写真の岩の崖は秩父の大血川から酉谷山・熊倉山分岐に行く途中。同じ場所。
バリエーションルートではありません。一例として。
※※平成29年度の山と高原地図から秩父の大血川-酉谷山・熊倉山分岐は東京大学の敷地内という事が原因かは不明ですが、バリエーションルートになりました。
saitama-nの日記:山に行く前に日の出と日の入りをチェックしよう
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