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ヤマレコの日記で何度かjROの事後分担金が取り上げれていて、jROは事後分担金というものがあるのかとしか思っていませんでした。
で、jROを見てみるとタイミングの良い事に2017年度事後分担金決定しましたとの新着ニュースが。遭難事故の概要が短い文章ながらもしっかり書かれています。
遭難事故の概要を読むと○○アルプスでの事故が多いですね。雪に関係するものとクライミング中の事故も多い。
自分の行く地域だと今年の3月に酉谷山避難小屋近くの石楠花尾根を下山中に道迷いビバークで低体温症で死亡というのがありました。前日に降雪でビバークして翌日の昼に酉谷山避難小屋を通過。石楠花尾根というルート選択がおかしいような。あと、ビバーク地点(タワ尾根分岐って何処かしら?)から酉谷山避難小屋着が昼だと、その人達の体力ではどのルートを使っていたとしても日没までに日原に到着できないよねぇ・・・。雪のある時に山に登らないのでよく分かりませんが。
日本山岳救助機構合同会社(jRO)
http://www.sangakujro.com/
saitama-nの日記:山岳保険の選び方と知っておくべき知識
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-151731
saitama-nの日記:埼玉県の防災ヘリコプター有料化条例は悪法か
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-153018
saitama-nさま
個別の遭難事故で保険から支払われた金額がわかる貴重な資料が公表されていますね。すぐに連絡が取れて救助や収容がされた事故と、捜索が長引いた事故とでは、支払金額が随分と違います。満額の330万円が支払われているものは、捜索に要した実際の費用はさらに多くなっているのでしょう。
会費の2000円で共通の事務経費を賄って、遭難者に支払われた分を後から事後分担金で精算する仕組みのようですが、事後分担金が1人500円で済んでいるのは「そんなものかいな」と驚きです。以前は1000円以上の事後分担金を徴収していたようですが、ライトな会員が増えて数百円で済むようになったのでしょうか。
どこの保険会社も費用明細をはっきりしてくれるとありがたいですね。JROの事後分担金の明細を見る限りでは、埼玉県の防災ヘリのように、経費の一部を遭難者が負担するようになったとしても、保険料にはあまり影響がないかもしれません。
jROは互助会の意味合いが大きいので支払い状況を明示しているのでしょう。山岳保険の保険引受会社は出来れば保険金を支払いたくないようです。「そんぽADRセンター」という相談機関があるのが証拠。
山岳保険は保険代理店がいかに保険加入者の為に動いてくれるかであると思うので、保険引受会社に丸投げして「それについては保険引受会社が判断します。」等と軽々しく言うような保険代理店とは付き合わないほうが良いと思います。
満額の330万円は遭難で行方不明の方の捜索費の請求によるもののようですね。行方不明というのが、いかに残された家族に負担になるのかが分かります。発見されないと生命保険が支払われませんし(民法第30条では「不在者の生死が七年間明らかでないときは、家庭裁判所は、利害関係人の請求により、失踪の宣告をすることができる。」としています。)。
こんばんは。
私もJROに加入しております。
リーズナブルと思います。
おっしゃる通り、行方不明だと捜索費用が嵩むので、保険だけではカバーしきれないと思います。
私の所属の会では、そういった事態に備えて会費から遭難対策費用を積み立てしております。
それと、長沢背稜は2月から3月上旬くらいは一番雪の多い時期です。
タワ尾根の付け根あたりは雪の深いところなので、ラッセル、ルーファイなど大変苦労し無雪期とは比べようもないほど時間がかかりますが、酉谷山の手前あたりからは劇的に積雪量が減ります。
トレースも酉谷山から日原方面へは必ずといって良いほどついています。
なので状況にもよりますが、雪の深い時期にここを半日で歩ける人は、酉谷山から日原は余裕で日没前に下れると思います。
自分も来年はjROに加入しようと思っています。
自分の山行は危険度のあるものではないのですが、山では何が起こるか分からないので。
こういった報告書があると信頼性があります。
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