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https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-218983
前回の続きです。
山用の飯盒といえば丸川荘の丸鍋が有名なのかな（吹きこぼれの圧力で蓋が外れないように蓋を押さえる可動式取っ手がついています）。今は各社がライスクッカーを作っていますね。
どうでもいいけど、自分はコーティング加工の鍋やフライパンが嫌いです。コーティングが剥がれるので製品の寿命が短いから。
米の糊化（アルファ化）は60℃くらいから始まります。90〜95℃になると米の糊化が米の外に溶けだして炊きあがりのご飯に粘りが出るようです（95℃以上でないとダメという情報もありました）。
家庭用の電気炊飯器は炊きあがりのご飯に粘りを出す為に圧力をかけて水の沸点を上げています（とりあえず炊ければ良いという製品でなければ）。
標高の高いところは水の沸点が低いので95℃以上になりません。
標高の高いところで圧力鍋を使用せずに米を炊くと糊化が足りず、粘りのないパサパサとした炊きあがりのご飯になると思われます。
好日山荘 ガイドコラム：標高と水の沸騰の関係
http://guide-column.hatenablog.com/entry/2013/08/21/000000
となると、標高のある場所の飯盒炊爨は米に片栗粉を混ぜると粘りのあるご飯が炊けるのかしら？（片栗粉のデンプン質の粘りがご飯にまとわりつくという考え）
少量の餅を細かく刻んで混ぜても良いかも（ちまきっぽくなる？）。
標高のある場所に行かないので試しようがないですけど。
toshimizu7566様の情報（標高2570m）では芯のある硬いご飯でパサパサになるとか。
どのみち圧力鍋を使わないと無理っぽいなあ。
というか、標高のある場所で米を食べたきゃ飯盒炊爨なんかしないでアルファ米食べるか。
圧力鍋は重いし（軽い製品だと鍋の厚みが足りなくて圧力に負けて壊れやすいと思われます。焦げ付きもしやすいでしょう）。
パサパサのご飯でも食えるだけありがたいと思えとな？
それじゃあ某研究所の所長ですよ（キスリング世代という設定）。
某研究所の所長が登場する「さいたま登山研究所（仮）」シリーズは下記にて。
saitama-nの日記：スマホのGPSで遭難？
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-166397
saitama-nの日記：「もうレシピ本はいらない」で紹介されている米の炊き方で白米を炊く
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-177422
saitama-nさん、こんにちは。
ウチの山岳会では、コッヘルで米を炊くとき、満タンにしたグランテトラ(懐かしい！)の水筒を乗る分だけ蓋の上に乗せていました。おまじない程度の圧力増強効果だったかもしれませんが、不思議と失敗したことはありませんでしたねぇ。
また、ひっくり返しはしませんでしたね。ちなみに火加減は、ずっーと「トロ火」です。で、初めの一口で「トロビアーン」という人が必ずいました。どうしようもないオヤジたちですね(笑)
yama-boy1様。
という事は・・・
下界では米の炊きムラが出ないように米が対流する火力が必要で強火で炊くが、標高のある場所では強火にすると米の糊化が十分になる前に吹きこぼれたり水が蒸発して米の糊化が足らず芯米になるという事なのかしら？
トロ火で吹きこぼれなければ十分に米の糊化が可能なのね。
標高のある場所でも米の糊化は十分に出来るという結論になりそうです。
貴重な情報ありがとうございます。
自分は食べる時に「トロビアーン」とは言いませんけど
そうですね。料理の科学的な根拠は語れないのですが、確かに吹きこぼれにはかなり気を付けていました。で、「おこげ」ができたという記憶もあまりないのです。私自身、長いブランクがありましたが、最近の山行でも同じ方法で炊いていました(笑)
この方法は、yamaneさんがおっしゃるように時間がかかりますが、そこはツマミを作るところから始めて、楽しい食前の宴会タイムになります。
なお、炊飯の量は4〜8人分(大体3〜6合)が多かったです。少量の時や最近流行のメスティン炊飯、飯盒の時などは別の考え方や方法があるのかもしれませんね。
うまく炊けたら、今日一日を振り返って心の中で唱えましょう(笑)「トロビアーン」
(圧力は掛けていませんw;;)
saitama-nさん、こんにちわ。
自分の中では標高2400mの雷鳥沢キャンプ場を
基準に考えるようにしていて、
あそこだと平地で１気圧(1013hPa)に対して、
765hPa酸素濃度75%水の沸点が92℃です。
なので、やはり貴重な圧力を逃がさないように
蓋にでかい石を載せて、ごくごくトロ火で
やや長め(平地の1.5倍くらい)に炊きますね。。。
で一口目はトロビヤーン。。。と
あっ、、ぱくりじゃないですよ。
みんな考えることは同じなんだなと。。(*´▽｀*)
k-yamane様。
むむむ。
なんだか標高のある場所では「トロビアーン」と言わないと飯盒炊爨が出来ないような流れになってきました（食べる時にも言おう！）。
これも一種の圧力ですね。
saitama-nさん、こんばんは！
炊飯の解説、ありがとうございます♪ それで”その1コメ”の続きなのですが、2000m以上の高山テン泊で美味しい炊飯をと、圧力鍋を探したことがありまして💦 国産鍋では�，�一番小さくて軽いようです。
しかし日記紹介のインドの1L軽量圧力鍋に及ばず。。。と思っていたら、なんと1.5LのがAmazonで売られるようになっていました�◆�しかし大分お高いなぁ💦 それに高山に行くときは荷物を減らしたいですし。いや鍋奉行名な方々には1.1kgなんて誤差かも知れないでしょうけど〜
それでは、トロビヤ〜ン＼(^_^)／
��Amazon：パール金属 片手 圧力鍋 2.5L
2.5Lで1.6kg
��Amazon：Hawkins CB15 Hard Anodised Pressure Cooker
https://j.mp/2GUxpv4
1.5Lで1.1kg
toshimizu7566様。
夏の酉谷山避難小屋（標高1522.7m）では美味しいご飯が炊けました（メスティンとSOTOのG-STOVE）。
標高2000mを超えるとトロビアーン炊爨にお世話になった方がよろしいようです。
ちゅうか、自分は根性無しなのでトロビアーン炊爨のお世話になるようなところに行かないけど・・・。
圧力鍋は圧力の下がらない内に蓋を開けて中身をぶちまけそうで怖いです。
山に持ち込むのは少々重いですね。
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