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酉谷山避難小屋までは長沢背稜ですれ違った3人のみ。
酉谷山避難小屋では既に荷物を解いた1名がいらっしゃいました。
水場の枡の掃除をして、飲まなかったミネラルウォーター2Lの1本と雑巾3枚を置いてきました。
作業中に日原から登って酉谷山避難小屋に泊まり、明日は三条の湯に泊まるという1名が来ました。
コロナ禍で避難小屋に泊まるのはどうかなあと思ったのと、ツェルトで寝るにしても前に日記で寝る迄やる事が無いと書いたのもあって午後3時半頃にピストンで帰路へ。
途中でヘッドランプが必要なのは承知していました。
が、大ドッケ通過後に道迷い。
ピストンだからと地図はろくに見ないうえに、GPSの座標表示も見ていませんでした。
何か変だなあ・・・と思いながらも下りに下って、道迷いに気が付きました(今にして思うと遅すぎ)。GPSの座標をチェックをすると大ドッケから北側の尾根に足を進めています。
おかしい。大ドッケでは地図をきちんとチェックして東側の尾根に足を勧めたはずなのに。
軌道修正としては下記の3点が考えられます。
1 GPSを頼りに正規ルートまでトラバースを切り開いて歩く
2 大ドッケ付近まで戻る(結構な登り。もちろん下ったからなんだけど)
3 この場でビバークして寝て明日考える
1は過去の経験によると恐ろしい事になるのは目に見えています。
3は問題の先送りをしているだけ。
結局は2の大ドッケ付近まで登り返す選択をしました。
大ドッケ付近まで登りながら、行きでこんなにキツい登り道を登ったわけがないのに、どうして足を進めた?と疑問だらけ。
戻ってもルートが分からなくて、警察に「すみませーん。道に迷ったみたいなので迎えにきてくれません?」と電話するの嫌だなあと思いながら登りました(それ以前に携帯電話がつながらない場所だと思う)。
というか、ここを歩くのは3回目です。そんなに難しい道ではありません。
大ドッケ付近まで戻ったものの、歩くのが嫌になったのと再び道迷いするかもしれないのでツェルトでビバークしました(夜の11時)。
ツェルトを張って寝袋に入ったままゼリー飲料を口にくわえて全てを飲み切る前に夢の中へ(こんな時にみるのは悪夢に決まっています)。
翌朝6時過ぎに起きてトイレをして(朝焼けを見ながらは最高!)、しばらくしたら嘔吐してしまいました(道迷いのストレスによるもの?)。
ツェルト等を撤収して7時過ぎに歩き始めて大ドッケの標識に再び到着(行きも含めると3回目!大ドッケを堪能しすぎです)。東側の尾根は明瞭です。
どう考えても昨日の道迷いの原因が分かりません。ヘッドランプで照らして歩くと情報が少なくなって自分の都合の良い事しか考えられなくなるのかしら?と思いながら明瞭な尾根道を下って車に到着。
そういえば、方位磁石を良く見ていなかったのはあります(リストコンパスを胸の真ん中に持ってきていなかった)。
皆さん道迷い対策にスマホの登山地図アプリやGARMINを利用しましょうね(当方、未だにガラケーです)。
ヘッドランプの下り道は危険です(情報が少なくなるうえに、道迷いしても自分の都合よく解釈してしまいます)。尾根登りはヘッドランプで大丈夫だけどね(下りは支尾根で判断ミスを生じやすいです。疲れで判断力の鈍りも)。
浦山大日堂-酉谷山避難小屋の長沢背稜までは尾根が広くて尾根の分岐で道迷いしやすいんだよなと勝手な理由づけをしていたら、kedama_h様は10月31日に太平山へ登ったのね。言い訳できなくなっちゃった。
自分は太平山に登らず、太平山の脇にある林道を歩いたけどね!(往復共に)
※山でお会いした方はもれなく熊鈴を鳴らしていました。クマちゃん元気というニュース多いからね。
kedama_h様の山行記録:秩父の孤峰・大平山☆秋色に染まる巨ブナの森へ - 2020年10月31日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2689559.html
ヤマレコ:大ドッケ
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=6833
saitama-nの日記:スマホのGPSで遭難?
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-166397
saitama-nの日記:遭難原因を考える
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-144190
saitama-nの日記:便利なリストコンパス
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-129777
saitama-nの日記:皆さん幕営地で何しているんだろう
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-222734
saitama-nさん、おはようございます。
さ今年は熊さんも気になっているところ、ご無事で何よりです。
峠ノ 尾根ではなく、バラモ尾根に進んでしまったのでしょうか。
あの山域は集落に近くなると作業道のピンクテープも多く、また似たような尾根が並んでいて昼間でも迷いやすいです。
私も何度か歩いていますが、都度GPS確認していました。
kapibara様。
夜道は方向感覚を見失いやすいです。
当時は満月に近い月が出ていて、今は東に月があるのだなあ・・・と方向感覚の足しにしていましたが、ヘッドランプで尾根を前にすると方向感覚がぶっ飛びます。
リストコンパスで楽しないで常に持ち歩いている丸型のコンパスを使用すれば良かったかなあとも思います。
似たような尾根は本当にその通りです。
間違っていると分かりそうなものですが、自分の都合よく考えてしまいました。
こんにちは 名前が出ていたので…
大日堂の駐車場で車の中の計画書を見ましたよ
羨ましいなぁ、と思ってたのですが夜になって下山してたとは!
大平山でソレをやるとは…まさに自殺行為
大ドッケからの下りは北、東いずれも踏み跡が不明瞭で
斜度も似たような感じで急なのに加え
特に落ち葉の増えるこの時期は分かりづらいと思います
小さく巻く道があるので、それを使えば間違いにくいですけどね
さらにその先、鹿柵のある箇所も
似たように間違った尾根に引き込まれやすいので
足を止めてビバークしたのは賢明だったかもしれませんね
ま、なんにせよ遭難せずに日記が書けて良かったです
あ、そうそう
大平山ではこれまで何度もクマの足跡や熊棚を見てるので
今回出会わなかったのはラッキーでしたね
kedama_h様。
酉谷山避難小屋に泊まろうと思えば泊まれたのですけど、孤独が好きそうな先着の1名がいらっしゃったのと、後から1名来たので自分がいたら後から来た小屋に泊まりたい方がいると三密になると思いました。
歩けるところまでという軽い気持ちで小屋を後にしました。
おかげで大ドッケ周辺を堪能できました。
月明かりで明るい夜でした。
満月時は動物の行動が活発になると聞きます。
シカさんの「ピー」とか「プゥピュ〜」という鳴声を聞きながら山を下りました。
幸いにもクマちゃんには遭遇しないで済みました。
「大平山ではこれまで何度もクマの足跡や熊棚を見てるので」
!!
疲れて地面ばっかり見ていたので気が付きませんでした。
知らない方が幸せな時があります。その時までは。
行きの登りは夜明け前の行動だったので、研ぎあげたナイフを腰にぶら下げました(勝てるわけないけど、安心感はあります)。
saitama-nさん、こんにちわ。
慣れた山域と普段からの準備で
事なきを得てよかったですね。
いろんな遭難記録を見ていると、
大抵が一つ二つの要因ではなく、
三つくらいの要因が重なった挙句
起こってますから。。
この際ですからそろそろスマホを
導入してもいいかもです。
「ルートを間違えてますよ」とか、、、
最近は至れり尽くせりですけどね。(*´▽`*)
k-yamane様。
ヘタレなのと、心配性なので準備だけは欠かしません。
でも、自分の日記でGPSによるショートカットの危険性を書いていなかったら安易にトラバースへ足を踏み入れていたと思います。
「俺はガラケーをやめるぞぉおおお!!」と言いたいのですが、パソコンあれば間に合っているのでスマホに興味が無いのです。
数年後には携帯電話はスマホしか選択肢が無くなるようですが。
saitama-nさん
興味深く読まさせていただきました。
画像の大ドッケの頂上の右後方に集落の灯りが見えますから、何か、物語を読んでいるような感じがしましたが、気のせいでしょうね。
それはともかくとして、今のご時世で週末の酉谷山避難小屋に「密」の懸念があるといことは、ある意味、健全なこととも思います。新型コロナも懸念事項ですが、stay homeが原因で心身を悪化させるより、go to 酉谷山避難小屋のほうがよかろうかと思います。
その酉谷山避難小屋に複数の先客がいて、己のテリトリーを明示的に確定させて譲り合い精神のみられない人と一緒に狭い小屋で過ごすより、ツェルトを活用したほうが、精神衛生上もコロナ対策としてもいいですね。
つい先日、電車で、隣に座った女性が平然とくしゃみをするので、3回目で席を立ちました。まさか熱があったり風邪の症状があるようなときに山に登る人もいないでしょうから、感染リスクは市中に多くありとは思います。
今回のsaitama-nさんの日記は、長い夜を過ごすためのミステリー小説として解釈させていただくことにしました。
(麓の紅葉が終わるころの平日に、しみじみと再訪しようと思っています。)
ro-shonen様。
街の灯りは非常に近く見えます。
酉谷山北側の稜線からも秩父線武州中川駅近辺の街の灯りが良く見えます。
街の灯りを見る度に「何だそんなに遠くに来ていないなあ」と思います。
道迷いをすると全てが疑心暗鬼になり、例えるなら今まですり寄って来た猫ちゃんに襲われるような感覚になります(実際、過去2回の日中での同じ場所の下りで道迷いしたことがなかったし)。
山そのものに飲み込まれる感覚でした。
未だにガラケー(ドコモの3G)の自分は山で電話をかける(メールをする)というのは考えていません(一応持って行きます)。
山行中は携帯の電源を切ってしまい込んでいるので何処で携帯がつながるかは調べていませんでした。
とはいえ、ミステリーとしての読み物としてはまあまあなのでないでしょうか。
「何であんな事したのだろう?」というのはミステリーとして主人公が陥りやすい状況でしょうし。
酉谷山避難小屋泊まりは見知らぬ方が同じ意識とは限らないので悩ましいところです。
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