日帰りでもヘッドランプと予備電池を持ちましょう（山行後は電池を抜きましょう）

埼玉県警察の山岳情報を見ていると、棒ノ嶺で遭難とありました。
山岳及び水難防止情報 - 埼玉県警察
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/kurashi/sangaku-suinan/index.html
棒ノ嶺は道迷いと転んで怪我がよくあるので今回も同じと思いましたが、夜間行動不能でした（装備にヘッドランプなし）。
武甲山でも3名のメンバーが遭難。道迷いからの夜間行動不能です（同じく装備にヘッドランプなし）。

ほんの少しの道迷いでも迷い込みが30分だと元の場所に戻るのに30分で少なくても合計1時間かかります。
山の下りは麓に近づくにつれ枝道（作業道等も）が増えるので道迷いしやすいです。
日帰りだからヘッドランプはいらないと結論づけないで念のために持ちましょう。出来れば予備のライトも（メインライトの電池交換と故障時用）。

製品にもよりますが、電池を入れっぱなしにすると電池を消耗するライトがあります。
100均の乾電池1本で光るLEDライトは消灯時に乾電池を消耗します（LEDを光らせる為に昇圧回路が組み込まれており、常時通電していて乾電池を消耗する）。
自分は乾電池の液漏れでジェントスのヘッドランプをダメにしました（乾電池入れっぱなしで放置していました。乾電池は電圧が低くなると液漏れしやすいです）。
山行後はライトの電池を抜きましょう。

低温時は乾電池の特性でライトの照射時間が短くなります。
メーカー照射時間の5〜8割程度で考えて予備電池をお忘れなく（メーカーによっては照射時間が当てにならないのがあるし）。
※ライトの照射時間は明るさが月明かりまでの時間としているメーカーがあるので購入時はご注意を。

また、ターボモード等の高照射モードは常用するものではありません。
18650充電池等を使うライトのターボモードは服を焦がすくらいにライト本体が高温になります（高温でライトの回路を損傷する恐れもあります）。Amazon等のライトレビューに「ターボモードでライトが壊れた」というのが多々あります。
一部のライトは保護モードが働いてターボモードから自動でモード変更する物があります。温度センサーが働くものと、電池の電圧保護の為に一定時間しかターボモードが使えないものがあるようです。

自分が使用しているライト（4本も持つ人はいないだろうなあ・・・）。
ヘッドランプ（登山道）
XTARのH3　WARBOY　Headlamp
18650リチウムイオン充電池（プロテクト付き）　1本

ザックの天蓋（ヘッドランプが切れた時の電池交換とザック内から荷物を出す時用）
USTのSplashFlash（ランタンみたいに使える）
単四電池　1本

ザックの中（予備）
モンベルのコンパクト ヘッドランプ（サブLEDの電球色が眩しくなく、テントや小屋内で使いやすい）
単三電池　1本

鍵束（車までの暗い場所や鍵穴確認用）
ELPA（朝日電器）のツイストライト（廃番）
単四電池　1本

saitama-nの日記：使用しているヘッドランプ　2015年
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-110367
saitama-nの日記：SplashFlash （小型ランタン用途に使えるLEDライト）
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-153478
saitama-nの日記：GENTOSのHC-232Bというライト（モンベルのミスリードと18650リチウムイオン充電池の特性）
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-216100
saitama-nの日記：ダイソーで買ったCOBホルダーライトにスライドスイッチを取付ける
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-201750

コメント

sato-buna

ヘッドランプ
日帰りだろうが低山だろうが、ヘッドランプと予備電池を携行するのは当たり前だと思ってましたが、、、

saitama-n

当たり前ではなかったようです
sato-buna様。
埼玉県警察の山岳情報を見るとヘッドランプと予備電池？という方がいらっしゃるようです。
自分はサブライトも持たないと不安です。

59kmo

RE: 日帰りでもヘッドランプと予備電池を持ちましょう（山行後は電池を抜きましょう）
おはようございます。

まだ暗いうちに山小屋を出発し、ヘッドランプを付けたけど付かない
電池切れという経験があります。予備電池も持っていませんでした。
その時は仲間のランプを頼りに歩きましたが、怖かった。

saitama-nさんの日記を読んで、今、ヘッドランプが点灯するか確認し、電池を抜きました👌
ありがとうございました。

saitama-n

乾電池あるあるな、前に数時間使用だから乾電池の容量は大丈夫という考え
59kmo様。
乾電池式のヘッドランプは前回の山行で数時間しか使っていないし、乾電池を抜くのが面倒だからと放置するパターンが多いと思います（もしもの為のヘッドランプ常備だと特に）。
乾電池は保管状況や前回使用時にどれだけ乾電池の電圧が残っているかという問題があるので予備電池は持った方が良いですね。

自分はヘッドランプが壊れるのを想定して予備のヘッドランプも持ちます。
最近のメインは18650充電池（電圧保護回路付き）のヘッドランプです（予備電池を用意しています）。
最近のヘッドランプは操作が複雑なのが多いですね。説明書を読まなくてもモード変更ができるくらいの操作が簡単な製品の方が良いと思います。