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1 まずは山でどんな事故(遭難)が起こるか知る
各都道府県警察、各都道府県消防、各ビジターセンターに情報があります。
ヤマレコなど、山の遭難をまとめているウェブサイトで確認でも。
山岳遭難マップ - データ提供:長野県警察、山梨県警察、三重県警察、奈良県警察、静岡県警察、埼玉県警察、岐阜県警察、神奈川県警察、山形県警察 powered by ヤマレコ
https://www.yamareco.com/accident_log/
奥多摩トレイル安全データマップ作成のおしらせ(くじ助成事業) – 公益社団法人 東京都山岳連盟
https://www.togakuren.com/info/2024/11/07/okutamatoreirumapnosirase/
jROはココヘリ運営会社による子会社後に事後分担金の精算をしないという事で事後分担金のお知らせを作らなくなりましたが、過去10年ほどの「事後分担金のお知らせ(PDF)」を今のところは閲覧可能です。
jROの「事後分担金のお知らせ」は雪山での詳細があって、他の情報よりも参考になります(雪山は費用が高額になる傾向があります)。
2 自分の山行スタイルを確認する
アクテビティによって求める補償が異なります。
当然、必要な山岳保険も変わります。
3 ウェブで保険案内は見落としやすいし、メリットだけで規約の記載が無い時がある(免責事項が分からない)
可能であれば山岳保険会社から紙の保険案内を取り寄せて赤ペンなどでチェックしながら内容を確認する(特に免責事項)。
噴火・津波の自然災害は激甚災害で広域になりやすく(損害保険会社が支えきれない)、プランによっては免責事項になります。
4 山岳保険は入れば安心というものではない
山岳保険は金銭的な問題を少しでも軽減するものです(「金ならあるんだよ」な方には不要)。
人によってはココヘリなどの捜索システムの検討や生命保険(山岳遭難で適用になるか確認の事)を検討した方が良いです。
5 山岳保険は最大補償金額だけで判断しない
山岳保険会社は窓口で保険引受会社が別にあります。
保険引受会社が保険適用の判断をするので、窓口になる山岳保険会社は適用事例をそうそう出せない事情があります。
山岳保険会社によっては適用事例を出しているところもあります。
山岳保険会社と保険引受会社のそれまでの関係や力関係が影響していると思われます。
6 遭難時に自分(家族)はどうやって手続きするか調べておく
必要な書類や手続きの流れをまとめて家族に渡すのが良いかと。
おまけ
山岳保険でないけどjROについて。
jROは捜索・救助・搬出の費用の「補てん型」から「役務提供型」(全てjROにお任せ)に変更されました(2024年6月から)。
加入者と加入者関係者は連絡のみで捜索・救助・搬出に介在できません(警察・消防に連絡後、jROに連絡)。
以前のjROの「事後分担金のお知らせ」を見て、「役務提供型」の利用を想定すると、以前よりも登山者はjROを使いづらくなったと感じます。
基本的に登山者と連絡がとれない状況で生存の望みがあるか、「収容だけでも」な時に使うものになったのかと。
saitama-nの日記:さよならコジロー(猫のキャラクターだったら思いとどまった?)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-345221
saitama-nの日記:御嶽山噴火は生命保険が適用になっているとか(保険案内を取り寄せて熟読しましょう)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-342517
saitama-nの日記:ココヘリはご家族の為の「収容システム」と思っている
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-344531
私自身が思うところあって生命保険に加入していないのでわからない部分もあるのですが、山岳保険も大事だけど、それに加えて生命保険も規約確認が大事じゃないかなと思っています。結局、山岳保険かけてて捜索救助代金が補填されても、生命保険で危険のあるスポーツや趣味は免責で支払わないって規約になっていれば、死亡確認が出来たとしても家族に死亡保険が支払われない可能性がありますよね…。あと免責によくある「被保険者の犯罪行為・過失による死亡・障害」を読み解くと、自治体や警察が入山禁止を明示してる場所への登山や通行止道路への進入も明らかに危険がわかっている場所に自発的に入っているなら保険金が支払われない可能性もあるのではと考えています。
minislope様。
「山岳保険会社(保険引受会社)はこう考えるのでないか」、「登山者は山で起きたことはまるっと山岳保険が解決してくれると思うのでないか」という日記を前に書きました。
saitama-nの日記:山岳保険は加入者と保険会社とで保険の考え方にギャップがあるのではないか
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-190880
生命保険の場合、過去に雪崩のあった地域の雪山やバックカントリーなどはこのように判断される可能性はあります。
「身の危険が生じると思われる場所に行く方は、リスクを許容しているか、リスク回避できると判断したと思われる。それについての保険の適用は不可。」
保険案内を事前に読み込む方は少ないでしょうね。
先日、生命保険の契約をしました(自宅)。
説明で1回、一週間後に再確認して2回目で契約でした(少額なのに2回も担当の方が来て手間ばかりかかって気の毒に感じました)。
「思ったのと違う」、「説明と違う」で過去に揉めたようで、国からの指導のようです。
ネット保険やハガキで申し込み可能な都道府県民共済も同じかは分かりません。
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