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https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-190848
こちらを読まれた方は「基本的に突発的で外的なものによる事故でしか保険適用にならない」って何だよそれ。ちっとも保険じゃないじゃん。山で起きた事はまるっと保険で補償してくれるんじゃないの?と思われたかもしれません。山岳保険は金銭リスクの分散(軽減)が目的なのにね。
山岳保険の会社としては、山に行きますよね?山は自然の中ですから何が起こるかわかりませんね?それが起因とする突発的で外的なものによる事故は保険で補償しましょうという事みたい。
つまり、そのような場所に行く方は道迷い対策が出来ていて、そのような場所に応じた体力・技術・経験があって無理の無い登山計画で準備万端。それでも自然相手なので、掴んだ石がボロっと外れた、浮石に乗って足をくじいた等の事故(外的なもの)が起こるかもしれません。それは保険で補償しましょうという事のようです。
不摂生や身の丈を越えた登山(第三者から見れば自殺行為)等が原因のものを補償しろと言われても保険会社は困りますからね。健康診断書や既往症の申告書を提出するわけでないし。
雪山・沢・クライミング等のエクストリームな登山をやる方には山岳保険のメリットがあるかもしれません(それらを補償する山岳保険は高額なものが多い)。そうでない方にはメリットがほとんど無いのでjRO(またはレスキュー保険といわれるもの)に加入して掛け捨ての生命保険に加入ぐらいで良いのでは?(単独の方はココヘリの加入も)
個人賠償責任の補償はこのような感じです。
saitama-nの日記:山岳保険を妄信してはいけないのかもしれない
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-151532
「登山をするうえで落石があることは予見できる(想定しなければいけない)リスクと考えられ、被害者もそういう場所に覚悟の上で登山に来ている」なので補償しないそうな。
一方、保険代理店によっては落石の保険金支払い例を示しているところがあります。
saitama-nの日記:山岳保険の個人賠償責任について代理店に問合せをする
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-151586
saitama-nの日記:「山岳事故の法的責任 登山の指針と紛争予防のために」を読む
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-152104
保険と聞くだけで安心していると実際には保険適用にならず、思っていた金銭リスクの分散(軽減)にならないかもしれません。
山岳保険を検討する方はどのような時に保険適用になるかよりも、補償金額ばかりに目がいってしまい、加入者と保険会社とで保険の考え方にギャップが生じてしまうのでしょう。免責事項や保険金をお支払いしない主な場合を良く読みましょう。
トレイルランニングをしている方はどのような保険に加入しているのかしら?
こんにちは。
損害保険会社の傷害保険は基本的に登山に詳しくない人が設計して説明書類を作っています。ワタクシも関係者なので申し訳ないことですが...
傷害保険の基本は『偶然、急激、外来の事故』を対象にするので、脳疾患や疲労が原因になった遭難はどうなの?
とか、疑問は尽きません。
メールや電話でしっかり確認した方がいいですね。保険代理店に!
時間が無いし記録として残るからメールやホームページの連絡フォームでと思う方がいるかもしれませんが、実際に事故が起きたら保険代理店に電話すると思います。事前に電話応対がきちんとしている会社なのか確認しておいたほうが良いと思います。
なので、自分はネットで加入する山岳保険はいまいち信用がねぇ・・・(古い人間なのかしら)。
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