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「こら、谷甲州よ、ちょっと待て」
夢枕獏の解説に笑ってしまった。
日本人作家の中で、恐らく一番高い場所まで
自分の足で旅をした登山家でもある。
(…と紹介されている)
作品を読んだのはこれが初めてだけれど
実に中身の濃い山岳小説。
余計な色が付いておらず、メインが山。
経験に裏打ちされたディテールから
情景は無限に拡がる。
短編集ではあるが、前編のメンバーが
次回の主人公という流れになっていて
別の面からの心理描写が面白い。
しかも、あとがきに嬉しい一文を見つけた。
『単独行』の加藤文太郎と比較して
『孤高の人』本人像になじめなかったと。
同じく私も違和感を覚えた一人なので。
(読後のレビューに記載済み)
いやー、もっと早くに読むんだった!
今更ながら、暫くは彼の書籍を
後追いすることになりそうだ。
【追記】
“まだ小説家としてのデビューさえ
果たしていない若造”(当時)の一大決心が物凄い。
そして、その願いはついに。。。
画像1:本格的な山岳小説の短編集
画像2:山の話はタイトル作品のみだが
男性の性、願望を実に巧く(不気味に)表現している
はじめまして。
男性的でステキな感想文だなと思ったら、女性の方でしたか。
私も集団やグループで山に登るのは苦手で、普段から群れるのも苦手。旅も一人旅です。
集団でいると、出会いもないし大切なものを見落としてしまう気がするのですよね…
孤高の人…
確かに彼は、複数で登るのも好んでましたからね。
一万日連続登山の人の方が、まさに孤高の人のような気がします(^^)
私もこの小説家を知りませんでした。
読んでみたいです。
ありがとうございました。
hamuko さん
はじめまして。(^-^)/
仰る通り、単独だと人だけでなく
景色やお花等色々な出会いがありますね!
団体では見逃してしまうような。
お山での貴重なひとときです。
『単独行』の加藤文太郎は寡黙で
対人関係に不器用なところがある印象でしたが、
『孤高の人』では彼らしくない饒舌さがあり。
え、なんか違うなと。。。
谷甲州の書いた『単独行者』
ぜひ読んでみたいと思いました。
早速のコメント、またフォロー頂きまして
ありがとうございました。(*^^*)
sionさん、おじゃまします。
久々にそそられました
前編のメンバーが次回の主人公という短編集の繋がりも面白いですね。今ならスピンオフとでも言うのでしょうかw
2冊とも早速読んでみたいと思います^^
「こら、谷甲州よ、ちょっと待て」
これは確実に
「どうだ、まいったか。」
に続くセリフですよね
しょいともさん
コメントありがとうー。(^-^)/
久しぶりにしょいともさんを
そそらせることができたなんて
もう感無量です。
あー、スピンオフっていうんですか!
何か名称はあるだろうなとは思いつつ。(^^;
この解説も秀逸でした。
さすが夢枕獏って感じ。
セリフは読んでのお楽しみに。。。
sion さん こんにちは(^_-)-☆
ウキウキさせてくれる
ありがとうございます。
現在3冊スタンバイしておりますので
その次に予約させていただきます
時間がないのに嬉しい悲鳴
もぉ〜!!!!!
beeline さん
こんにちは。(^-^)/
コメントありがとうございます。
酸いも甘いも噛み分けたbeeline さんなら
画像2の短編集も楽しめるのではないかと
予想しておりますが。。。
一応ホラー系ですので衝撃的な描写が
多少あるかもしれません、念のため。(^^;
いつものオソコメm(__)m
↑
>男性的でステキな感想文だなと思ったら、女性の方でしたか。
ハハハハハ。
良かったね。さすが
いい題名、『背筋が冷たくなる話』
天気が読めませんねー。来週から春陽気とか・・・1ヶ月ほど早くねー・・・夏が怖い
ブルスカさん
こんにちは。(^-^)/
コメントありがとうございます。
確かに、プロフ見なければ
文章は男そのものだね。
中身は半分くらい男かも? (笑)
やっとやっと、お山に行けたんです!
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