黄色いアメーバー状の変形体を、朽木についた状態で拾ってきたものです。
飼い方もわからないのでネットで調べて、とりあえず、使わなくなった百均の弁当箱に濡らしたキッチンペーパーを敷いてみました。
移動はゆっくりなので、見つめていても何も起こらないのですが、数時間ごとに確かめると居場所と形が変わっていて、たしかに動いているのです。
面白ーい。
粘菌とはなんぞや。
なんなんでしょう。こうして観察してみると、やはり動物寄りな感じがします。
でも餌(キノコなど)がなくなって飢餓状態に陥ると、子実体になって胞子を飛ばして別天地へ移動するのだそうです。そこは菌類(キノコやカビ)に似ています。
餌があればどんどん大きくなり、1メートルくらいのサイズも確認されているそうですが、単細胞生物なので細胞は1つきり。
1つきりの細胞をぷるぷるさせながら移動してキノコを捕食します。
イグノーベル賞を受賞した研究によると、餌を求めて最短距離で迷路を解くのだそうです。単細胞なのに。すごいな!粘菌ちゃん!
詳しい方によると、粘菌好きには標本派(子実体をコレクションする)と飼育派(変形体を飼う)に分かれるそうで、自分は、どうやら飼育派である予感がします。
拾ってきたこの子?は変形体であるために種類の判別ができません。
モジホコリ以外は飼育が難しいらしく、試行錯誤してみるしかないようです。
ひとまずオートミールを置いてみましたが見向きもせず…。何を食べてくれるんだろう。いろいろ試してみたいと思います。
画像1:森で見つけた、ムラサキホコリの子実体
画像2:粘菌にハマるきっかけとなった本と、粘菌ちゃんを飼育している弁当箱
画像3:朽木に、細い糸のように広がるアメーバー状の粘菌ちゃん
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する