この1カ月ほど、どこへも行けていないからです。
かわりに、この季節はあんな山やこんな山に行くことが多いという話をしました。
堂上の節分草は見頃だろうなあ。
福寿草もいいだろうな。
もう少ししたらハナネコノメなんかも咲いてしまうんじゃないか。
こんな事を言うと草花の師匠(個人的に師匠と仰いでいる人)から、
「花だけ注目されるのはわたし嫌なの。芽吹きも、葉も、地上部が枯れたあとも、植物の生活サイクルすべてがその植物の姿なんだから」
と、また叱られてしまいそうです。
でも山道を歩いていてふと目に入る野の花々は、心を和らげてくれる大切な存在なので、頭の中の師匠にはちょっと目をつぶっていただいて、花を見に行く計画を思い描きます。
先週末は久しぶりに近くの公園へ散歩に出かけることができました。
写真はその時のものです。
いつの間にか梅はほとんど散ってしまい、河津桜が咲き始めていました。
足元にはオオイヌノフグリのみずみずしいカーペットが広がり、樹上から地べたへ居場所を移したツグミやシメたちが、くちばしに黒い土くずをまぶしつけながら採餌していました。
1カ月近くも閉じこもっている間に、冬が通り過ぎてしまったようです。
もう少し冬を楽しみたかった気分もありつつ、確かな春の気配に気持ちがソワソワしてきました。
今日も山はいいだろうなあ。
足元にはカンアオイやカンスゲがひっそりと咲いていて、暖かい地元と違って梅もまだ美しいのではないか。
コウヤボウキの枯れ枝に黄緑色の芽がちょんちょんと並んでいたりするかもしれない。
早春の芽吹きは、やっぱり格別です。
体力も落ちているだろうし、無理せず楽しめそうなコースを練ってみようと思います。
この際スギ花粉については考慮しないことにします。どうせどこを歩いても浴びてしまうので。
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