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写真�⇔疣存鞠�度発掘「竹の前遺跡」出土弥生土器
写真��志染中梨木遺跡出土土器（古墳時代）
１）「ひょうごの遺跡2021ー調査研究速報」
写真�，砲△詛酳�館のロビー展示にある県内最古級の弥生土器を出土した玉津田中遺跡の最新調査、出土品を含む10遺跡、８１点が展示されていた。
中でも弥生時代の遺跡・出土品の割合が多いのは、この地域の特徴か？
�ゞ鳴電鎮羂篝廖平生融圈法Д蹈咫偲玄┐砲蓮�県内最古級の弥生土器が展示されていたが、今回の調査では弥生前期の墓域が見つかり、大溝で囲まれた南北６５mの範囲で方形周溝墓２基、周辺で土器棺墓６基が見つかった。方形周溝墓の溝の中からは壺・甕・石匙などが出土。
また周辺から石棒、墓地を区画する大溝から土偶が発見され、縄文時代以来の祭祀具が弥生時代前期にも引き継がれていることが確認され、注目されている。ただし展示では、今回出土した石器など少数の出土品の展示のみで、石棒や土偶は以前の調査のもので写真パネルのみがあった。
��竹の前遺跡（姫路市）：とりわけ目を引いたのは、竹の前遺跡の弥生土器で、多くの完形土器が並ぶ様は壮観だ。竹の前遺跡では弥生から平安末〜鎌倉の二時期の集落遺跡を調査、注目されたのは弥生後期前葉の竪穴住居二棟と溝二条で、住居址では、播磨地方特有の中央土坑や炉跡を検出し、溝からは大量の弥生土器が出土、中には讃岐・吉備・東海など遠隔地の影響を示す土器や讃岐地方で作られ、持ち込まれたと思われる壷型土器などもある。
場所がら、交通の要衝のため、各地との交流が盛んだった様子がうかがわれる。
��志染中梨木遺跡（三木市）：志染川中流域の低位段丘に立地する集落で、」狭い範囲に高い密度で古墳時代中期末から後期の竪穴住居、掘立柱建物と考えられる柱穴や土坑を検出、三木市教育委員会によるこれまでの周辺地域の調査を踏まえると、直径２００mの範囲に古墳中期末用から終末期までの集落が広がっていたと推定されている。志染地域は、「日本書紀」や「播磨風土記」に出てくる「志染の屯倉」の存在した場所として知られ、にある「金銅装単鳳環頭太刀」が発見された窟屋藤木遺跡の窟屋１号墳は、この遺跡から西1.5kmにあり、関連が注目されているようだ。
また奈良時代の登り田遺跡（姫路市）からは飛鳥時代の土坑から馬の頭骨や同時期の他の墓から土馬二体が出土、奈良時代では須恵器・土師器、播磨国府系瓦（古大内式軒丸瓦）や官衙関連墨書土器・緑釉陶器・稜椀・土馬などが出土。「播磨風土記」にある「継潮（つなぎみなと）」という地名と関連する可能性が指摘されているようだ。
２）講演「平野地形の変化と土地利用」
兵庫の平野部の河岸段丘や微高地など、細かい地形の形成過程と遺跡の土地利用との関係について、長年県内遺跡の発掘調査を行ってきた兵庫県まちづくり技術センターの山田清朝氏の興味深い講演を聞くことができた。
これまで立命館大学の、自然地理学者、高橋学氏が県内の調査で作成した「高橋モデル」を最初に解説し、それを受けて、県内の「美乃利遺跡」「市之郷遺跡」「川除・藤ノ木遺跡」について、縄文時代から中世末までの平野地形の変化と土地利用について、その概要を解説した。平野の地形変化について、学ぶことができ、大変勉強になった。
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