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写真��東要害貝塚の埋葬女性人骨と琥珀・人差し指骨ペンダントー縄文女性のおしゃれセンスはなかなかの物？−骨のペンダントは失った子供か夫か恋人のものか？琥珀の装飾品は珍しく、特別な人物か？
写真��イタホガキの貝輪と動物の骨など
今回のもう一つのお目当ては「貝塚の壁」展―きょうが最終日。縄文村資料館のHPの紹介では、
「宮城県内には、縄文時代の貝塚が200ヵ所以上もあります。多くは里浜貝塚のように海辺の縄文人が残した海の貝を主体とした鹹水性の貝塚ですが、ヤマトシジミを主体とした汽水性の貝塚や、内陸部に暮らす縄文人が残した沼地に生息するイシガイやタニシを主体とした淡水性の貝塚もあります。中には、鹹水性の貝塚から淡水性の貝塚へと変わり、遺跡を取り巻く環境が大きく変化したことを示す貝塚もあります。
今回の企画展では、県内各地の貝塚から剥ぎ取ったさまざまな貝層の断面を紹介し、発掘現場でしか見ることができない、地下に眠る貝塚の臨場感を体感いただきます。また、環境の異なる様々な自然環境の中で暮らした縄文人の生活に迫ります。
主な展示資料
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東松島市里浜貝塚、餅田貝塚
南三陸町大久保貝塚
大崎市（旧鹿島台町）東要害貝塚
登米市（旧南方町）青島貝塚
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貝層剥ぎ取り、縄文土器、骨角器、人骨、動物遺存体など」
とあり、里浜貝塚はもちろん、昨年登米市で青島貝塚の出土品などを見ており、房総・東京湾岸と並んで貝塚の多い宮城・三陸地域の貝塚を知る機会と思い、見学に来た次第。このうち、
１、海の貝塚が里浜（東松島市宮古＝縄文前期〜弥生中期）、大久保（南三陸町＝後期中葉〜晩期）、餅田（東松島市大塩＝早期〜前期）
２、��汽水の貝塚が東要害貝塚（大崎市鹿島台＝前期〜中期））
3．沼の貝塚が青島貝塚（登米市南方町＝中期〜後期）
１．海の貝塚はアサリ・カキや魚骨、動物の骨などが層をなして堆積
2．汽水貝塚ではヤマトシジミが主体で下層にカキ、展示された東要害貝塚貝層は中期初め＝5千年前＝のもので、純貝層・破砕された貝層・炭・獣骨・魚骨を含む土層などからなる。
東要害貝塚は鳴瀬川右岸の低丘陵上に立地し、現在の海岸線からは11�卞睥Δ世�、6500年前（前期）には遺跡のすぐ南側まで、4900年前（中期初頭）では遺跡の南1.5km付近まで海が広がていたらしい。
3．沼の貝塚＝青島貝塚＝伊豆沼など東北最大の湖沼地域に分布する貝塚の一つ。古石巻湾最奥部、標高20mの小丘陵上に立地。前期初めころまで海が入り、その後淡水化が進み、貝塚形成期には沼沢地が広がる環境だったらしい。展示された貝層断面は5千年前（中期初め）。標高2mの低地に形成されたヌマガイ・タニシ主体の貝層で厚さ0.6~1m,貝層中から淡水魚類、シカ、イノシシ、多量の水鳥の骨が検出された。
宮城県域の貝塚の概要を知るうえでよい機会だった。
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