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日記
昨夕佐渡から帰宅したばかりだが、以前予約した群馬県立歴史博物館の講演会に出かけてみた。新幹線は使わず高崎線で倉賀野駅に出ていつもは駅チャリを借りるのだが今日に限って出払っていた。チャリを借りられなかったのは初めてか?やむなく駅前に待っていたタクシーを捕まえて群馬の森へ。帰りは倉賀野までバスになる。バスの時間を確認して博物館へ。隣の美術館は五百円なのに博物館はなぜ千円なのか?受け付けを済ませ、企画展の「伊勢神宮と群馬」展を見る。展示は伊勢神宮の「御神宝」が三分の一、古代祭祀に関連した群馬の埴輪や御神宝と類似する飾太刀などの古墳関連出土品、あとは、神宮のこれも御神宝と関連する生糸と絹織物生産の展示で、確かにヤマト王権と関係の深い上毛野らしい展示かも知れないがあまり見るところも少ないのも確か。ざっと見てから、一旦十一時からの観音山古墳国宝に関する展示解説を視聴覚室で聞いてから、美術館にあるレストランでカツサンドランチ。その後、再び展示室で埴輪などをいくつかスケッチして、１時半の講演会に臨む。講演は三重県埋蔵文化財センターの穂積氏で、伊勢神宮の起源を様々な考古資料と文献史料を駆使して探求するもの。神宮七世紀成立説が多いが、穂積氏は５世紀頃の多気地方の豪族のかんなび山と水に関連した祭祀とヤマト王権が新たな国家祭祀として渡会地域に施設を創り、さらに内宮と外宮を分けて現在の神宮がその後成立しというストーリーを話された。長年にわたるこの地域の発掘調査と研究に裏打ちされた見解で傾聴に値するものだった。なお、神宮の御神宝は撮影できない。
8月9日（土）考古学から見た伊勢神宮の起源ー群馬県立歴史博物館企画展講演会
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