8月10日（日）「原遺跡」展ー阿賀町郷土資料館

2025年08月10日 17:53博物館、展示会、美術館など全体に公開

8月10日（日）「原遺跡」展ー阿賀町郷土資料館

数年前に訪問した阿賀町郷土資料館で、阿賀野市と連携した「原遺跡と土橋遺跡」展を開催中ーで、今日午前中展示解説があるので出かけてみた。新潟駅から、小雨の中、ドコモバイクシェアを使って700メートルほど離れたポートまで走り、バイクを返してさらに五百メートルほど歩きレンタカー展に到着、受け付けを済ませ、出発。車のナビに阿賀町郷土資料館の電話番号を入れても登録なしで、やむなくスマホをクーラーの柵に引っ掛けてグーグルナビを使って高速で津川インターまで走り、10時前に到着、雨が激しくなり、急いで資料館の中に入る。ここは、よくある廃校を再利用した施設。原遺跡は、数年前にお世話になった学芸員の阿部さんが、これまで発掘調査をしてきた原遺跡の整理作業を終え、報告書刊行の予定となったのでその成果を紹介する企画展示となったようだ。この遺跡の建物ⅡーSⅠ13の複式炉の中からブーツのような靴形土製品が出ている。これはとても珍しく東日本中心に全国で七例ほどしかでていないらしい。何に使われたのかは不明だが、縄文時代に靴のような履物があっても不思議ではない。旧石器時代の雪と氷の中を素足で歩いたとは考えられないからだ。今日の先住民族例を見ても、魚の皮や毛皮、植物繊維などから、履物を作っている。魚の皮や毛皮は防寒に適している。
　原遺跡から出る土器は概ね大木式8b式から大木10式の間の土器が見られる。約五千年前から三百年ほど続き、一度衰退してまた、4600年前頃から大木10式の頃まで集落が存続した。その間、多数の住居が切合い、何度も建て替えられているようだ。

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