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写真��遠野市博物館の「遠野の縄文文化」展のクマ土製品（月の輪の表現あり）
写真�０貿讐填襦並耋竸洋牾悄砲�収集した縄文晩期の壺―弥生っぽくも見える
北海道に向かう前に盛岡で途中下車、レンタカーを借りて最初に遠野に向かう。高速に乗って遠野に向かうと、昨年釜石から早池峰山に向かい、5合目までを往復してから宮古に向かった旅行を思い出す。盛岡から80分くらいで遠野の土器ドキ館に到着、東北北海道の縄文遺跡の世界遺産決定にちなんで、遠野の縄文展を開催している。
疑問視され、見解の分かれる「前期旧石器」時代の金取遺跡の石器も並び、その次の縄文前期、大木２b式から縄文晩期、大洞A1式期の土器まで並ぶ。
その次にひっそりと弥生前期（2千年前）の土器（深鉢・浅鉢）と土器片がさりげなく展示され、解説文には「ほとんど縄文晩期の土器と変化がない」と記されている。
東北北部も日本海側から仙台平野までの沿岸部では西からの弥生文化の影響が認められるが内陸部まではその影響は届かなかったらしい。
次に近くの遠野市立博物館でも「遠野の縄文展」が開催され、縄文中期の樽型土器（大木10式期）など、見事な土器が並び、ほかにクマ型土製品には月の輪が施されていたり、後期の注口土器、瘤付き土器、晩期の香炉型土器など前期から晩期までの土器が勢ぞろいしている。そのほか、土偶やミニチュア土器、装飾品など様々な遺物が展示されていた。
面白いのは、遠野物語の佐々木喜善、柳田国男らと交流のあった台湾人類学の先駆者、伊能嘉矩が収集した縄文晩期という赤彩された土器の陳列があり、自分には弥生土器のように感じられた。
今回は時間がないので遠野物語に関する展示はスルーして、近くで盛りそばを食べて小休憩。盛りそばのめんつゆに入れる遠野の特別なカブの摺りおろしが珍しかった。
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