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写真��田畑遺跡（TNT245遺跡）の環状列石（都内で最も駅に近いストーンサークル）
写真�Ｅ槌�環状列石付近から蛭ヶ岳におちる冬至の日没を祝う謎の集団？
旧石器・縄文時代に関する考古サークルで多摩ニュータウン巡りをすることになり、１３時半に多摩境駅に集合、総勢９名でまず多摩境駅前の高架道路に出て北側の小山内裏公園方面に向かう。多摩境通り手前には小山白山公園があり、そこはTNT(多摩ニュータウン）245遺跡が眠っているようだ。最後に訪ねる田畑遺跡はその先にあるようだ。多摩境通りを越え、なおも公園方面に進むと、公園入口の先に階段があり、その上に尾根道が見えている。予定ではすこし東側から登る計画だったらしいが、尾根が見えているのでここから登ろうということになる。
都埋文から送られたTNT248遺跡の縄文時代の粘土はおそらく、この付近か、あるいは下の住宅地のどこかだろうか？
尾根に上るとそこには広い道があり、戦時中は戦車の走行試験を行った戦車道であったらしい。すぐ東側には西展望台があり、晴れた日に見える大山や塔ノ岳、蛭ヶ岳など丹沢山塊の位置が示されていた。そこから下って田畑遺跡に立ち寄り、復元環状列石や遠くの丹沢山塊を見る。雲が怪しく伸びている。
付近の農家、篠崎さまのお宅を訪ね、畑などで発見した縄文石器などを見せていただく。打製石斧などはこの近くの川原石だろうが、磨製石斧は緑色の特別な石のようだ。お礼を言ってそばの畑を歩くと、畑から出てきた土器片などが置いてある。
まだ日没まで１時間くらいあるので、下の境川を見に行く。川口では結構大きそうな川だが、ここでは大変狭い川となっている。縄文時代はもっと広く荒れた状態であったろうか？
コンビニに立ち寄って温かい珈琲を５カップばかり購入し、田畑遺跡に戻るとすでに大勢の見物人が押し寄せ、環状列石付近では縄文時代の愛好家団体の説明などが行われている。広場では不思議な若者の集団が踊って当時の日没を祝っているようだ。その中の一人に尋ねると、今日初めて出会った人が多いというが、主催者はどのような人かわからないが、それらしい白い衣装を着けている人が数名おられた。新手の縄文教かと思ったが、「天照大神」とも叫んでいるので、純粋な縄文教団ではなさそう。不思議な人々と遠くの日没の山並みを見て珈琲を飲みながら日没を待つ。しかし雲が厚くなり、雲の合間からの光しか見えない。今回はあきらめ、来年以降、来る機会があれば、当時の日没の蛭ヶ岳を見ることを期待したい。
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