1月16日日曜日　藤岡歴史民俗資料館メモ

2022年01月16日 12:03博物館、展示会、美術館など全体に公開

写真①篠山貝塚出土品
写真②赤麻古墳
写真③熊野遺跡出土品

篠山貝塚から渡良瀬遊水地を離れて渡良瀬川を渡り、藤岡歴史民俗資料館に向かう。Googleマップでは入り口ではなく裏に出てしまい、引き返して渡良瀬川脇の道路から中に入る。
　予算不足のためか、館は老朽化して危うい感じ。しかし中の展示は立派だ。まず篠山貝塚の貝層剥ぎ取り展示や出土品の展示。縄文前期、関山式土器や今は三河湾より南のほうにしかないハイガイやアカニシ、ヤマトシジミなど当時の環境を推し量ることのできそうな遺物や立派な貝輪が展示されている。
　次に藤岡神社遺跡出土の貝類や石器―立派な磨製石斧があったー、犬の頭骨など、また後藤遺跡は後晩期の遺跡で多くの土器、土偶、土製装飾品、石棒などの祭具、打製石斧など多くの出土品があり、注目すべき遺跡のようだが、東北自動車道建設などで消滅しているようだ。

弥生時代のものは見かけなかったが、古墳時代では貴重な集落遺跡である熊野遺跡、赤麻古墳や山王寺大桝塚古墳などユニークな古墳の出土品なども見ることができる。赤麻古墳は墳丘はわずかに残されるが、石室が栃木市指定文化財になっているようだ。次回訪れるときには見に行きたい。このほか、古代の展示もあり、また渡良瀬遊水地と旧谷中村、田中正造翁に関する展示も大変重要と思うが、次回は関連碑なども見たいものだ。

後藤遺跡：後藤遺跡（ごとういせき）は、栃木県栃木市藤岡町都賀にある縄文時代の集落跡である。旧越名沼の支沼と思われる沼（干拓され田に）に面した台地上に位置する。藤岡町は沼地を干拓したような低地と台地が多く広がることから考古遺跡の宝庫とも言える。
==概要==
後藤遺跡は、三毳山の麓、旧越名沼支沼に面する台地上に位置する縄文時代後期から晩期の遺跡である。豊富な土製品が出土しており、耳飾り・土偶等の出土は特に多い。
東北自動車道の建設に伴う発掘により、その全貌が明らかになった。調査後の後の遺跡の中心には、東北自動車道が南北に通り、町道が東西に通り、現在は道路を除くと民家と畑地になっている。遺跡の存在を思わせるものはない。（wiki)

メモ未整理：大前タタラ9世紀以降跡藤岡町大前、蓮華川両岸台地縁辺部22基のうち14基は小溶鉱炉と鍛冶炉8基のタタラは未調査
　赤麻古墳6世紀始めの横穴式石室を持つ古墳
　山王寺大桝古墳、前方後方墳
　熊野遺跡古墳時代の前期から中期の土師器や滑石製勾玉未製品など
　中根八幡遺跡
後藤遺跡縄文後期3000年前の住居跡
　

　縄文時代前期の貝塚　

2022-01-15 赤星直忠と神奈川県立博物館ー赤

2022-01-16 小山市立博物館

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