花冷えの朝、愛川町のカタクリを見てから半原高取山、宮ヶ瀬湖水の郷をめざす。本厚木からバスで途中下車してカタクリを探す。今日は行ったことのない場所を探すのでアクセスをタクシーにするかバスにするか迷ったが運良くバスの接続がうまく行きバスで愛川方面に向かう。これまで丹沢周辺の山で様々なアクセス方法を考えたが、今回調べてみて例えば半原まで行くバスも田名や三ヶ木など様々な経路があることを初めて知ったバスの乗り継ぎを考えるのも中々面白い。バスの車窓からは大山が大きくその山並みの奥には白い蛭ヶ岳らが見えた。今日は雲一つない。バス停を降りてそれらしき地番の辺りを探したがやはり藪が多く見つからない。恐らく私有地の敷地内なのでそこに入る訳にいかず、諦めてバス停に戻って次のバスを待つ。やはり私有地の外から見るような場所ではなかった。愛川町の郷土資料館によれば、やはり保護のために場所を部外者には知らせないようにしているとのこと。納得。
バスを乗り継いで撚糸組合前で下車、ホタルの里方面に向かう。この辺りも桜は満開だ。ホタルの里を通過し両向坂を登るとほどなく両向カタクリ自生地に出る。ここのカタクリは開花が始まっているもののまだ二割咲きくらいか?朝日がまだ弱いらしく花はほとんど開いておらず、近くの開花カタクリを少しだけ撮影し、自生地には踏み込まないよう撮影はごく控えめに終了。高取山を目指す。
そのまままっすぐ進み、陸橋との交差地点で一旦したに下りそのまま進むがこの辺りの道は錯綜しており良くわからないが、とりあえず道なりに進むと右には一段上の道があるがこれはすぐに合流し谷を挟んで左からの道も平行してハイカー二人がそこからこちらに合流し途中で道を譲る。この辺りから右に急カーブして急な坂階段が続くこの階段を延々と登り続けると林道と出会う。ここで一息入れ再び急坂を登ると途中まで見えていた先行のハイカーが全く見えなくなった。稜線まで一気に登るようだ。ひたすら登ると小尾根に出て展望がよくなる。半原やその向こうの町並みや厚木方面が見下ろせる。この辺りから新しい林道が縦横に走り間伐や伐採が行われていて木材搬出のために危険なので林道に入るなと至るところに看板が出ておりまた林道入口にはロープが張ってある。この林業施業地点を過ぎると半原高取山の最後の急登となる。実は10時から出雲の古代交通路に関するzoom講演があるのだがさすがにこの山のなかでは電波が弱すぎて繋がらない。インターネットは通じているのだが、残念。十時過ぎに半原高取山山頂に出る。蛭ヶ岳方面など一通り撮影し、展望台には上らず電波の通じる地点まで急いで宮ヶ瀬湖側に向かって下山開始。
次のピークの矢筈山までは鎖場を伴う急な岩場の痩せ尾根で前からすれ違うハイカーは鎖場があるとは知らなかったと驚いていたがこの稜線は仏果山を過ぎるまでかなりの急な痩せ尾根が続く場所でかつての修験の山だ。かつて積雪期にアイゼンの装備無しに歩いたときは少しヒヤリとすることもあったがもう雪は来た斜面にわずかに残る程度で鎖場もさほど怖いところはない。そこからは痩せ尾根はしばらく続くものの怖いところはないなくなりひたすら急坂や階段の下降になる。
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