７月１０日日曜日 リバキナ優勝おめでとう！ウィンブルドン選手権

テニスの全英オープンもついにシングルス女子決勝、今年負け知らずの世界NO.1のシフィオンテクが圧勝かと思いきや、まだ芝は苦手意識があり、フランスのコルネに敗退？にわかに誰が勝ち抜けるか予想困難に。そんななか、アラブNO.1のジャバーとカザフのリバキナが決勝に進んだ。ジャバーは多彩なショットを放つ業師、マジシャンの異名を持ち世界のトップシードの一角に上り詰めてきた。今回の第二シード、対するリバキナはデビュー直後から私も注目してきた若い長身の強打者だ。ただ彼女はいいところまで行って肝心のところで緊張し弱気になって勝ちきれないことが多く成績は今一つだった。しかし今年に入ってそうしたところが見られなくなり持ち前のサービス力と強打で調子を上げてきた。
　試合がはじまってリバキナは初のグランドスラム決勝の緊張からか、サーブも決まらずショットもミスが多く、ジャバーの変幻自在の試合運びに二度のブレークでセットを失う。ウインブルドン二度目で慣れない環境でこのまま押しきられるかと思ったが、第二セットに入ってリバキナは調子を取り戻し、ミスが少なくなる一方サーブも入り出した。するとジャバーは、立て続けにブレークを許し、リバキナがセットを取り戻す。この流れは最後まで変わらず、第三セットもリバキナが二度ブレークして最後もサーブが決まって見事優勝を果たした。ジャバーは、アラブ人、チュニジア人のウィンブルドン選手権初優勝を意識しすぎて力を出しきれず逆にリバキナはのびのびと戦って力を出し切っての勝利。リバキナおめでとう！