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写真�△気�たま古墳群最初の前方後円墳、愛宕山古墳出土品
写真�９堙鳥塰迷臙欅篝廚凌楫担錙∋匯�ち勾玉など祭祀関連出土品
昼食の洋食屋を後にして、猛暑の中ひたすらペダルをこいで史跡の博物館へ。田んぼアートまではまだ４キロ以上あり、この暑さでは今回もパス、それに時間がない。十二時過ぎに館に入り受付を済ませ、まず企画展のさいたま考古お披露目展を見る。
1.中東遺跡ー三芳町ー最近訪ねたばかりの三芳町の旧石器時代の遺跡で四千点を越える石器や薄片などが出ているようだ。黒曜石では伊豆半島の柏峠産のものなど百キロメートル以上離れたところからも来ていた。
2.桶川市ふじま山遺跡の縄文時代中期の完形に近い土器が出ている。
3.久喜市小林八束遺跡ー縄文晩期の水場遺跡ー谷部の木組み施設や導水用溝状遺構などを検出、完形に近い注口土器や算盤玉形容器など土器は優品が多い。キノコ形土製品もある。
4. 神川町平遺跡
弥生時代の壺棺をつかった再葬墓、 大きく立派な壺が並ぶ様は壮観だ。神川町有形文化財。
5.熊谷市諏訪木遺跡の方形周溝墓ー周溝から壺形土器が出ている。
6.愛宕山古墳の円筒埴輪片：４０年ぶりの発掘調査で出土したもの。
7.行田市北大竹遺跡ー謎の祭祀遺跡ー六世紀から七世紀にかけての祭祀遺跡で、全国的に見ても最多の石製子持ち勾玉が出土した。三時期に別れる遺物集中層からで、時期により子持ち勾玉の作りは簡略化され、その数は増加する。七世紀後半には子持ち勾玉は全国的に消滅し、同遺跡でもなくなる。
8.その他古代、中世の井戸と出土品や久喜市の栗橋宿の発掘に関する展示などがあった。
神川町平遺跡（参考：神川町HP）出土品＝神川町指定有形文化財
令和3年8月31日指定
所在地 神川町大字下阿久原1088(多目的交流施設展示室)
平遺跡(大字下阿久原)は、縄文時代から奈良・平安時代にかけての集落遺跡です。
指定された再葬墓出土土器(さいそうしゅつどどき)は13点で、弥生時代前期の土器です。
再葬墓とは、遺体を白骨化させた後にその骨を土器に入れて埋納する葬法で縄文時代晩期から弥生時代中期まで東日本を中心に行われていました。
本資料は弥生時代前期末位置づけられ、弥生時代の資料としては埼玉県内でも最古級と考えられます。埼玉県における弥生時代前期の墓制及び人々の文化を考える上うえで貴重な資料と言えます。
行田市北大竹遺跡に関する新聞記事（東京新聞）
埼玉県埋蔵文化財調査事業団は、古墳時代後期（六〜七世紀）の集落跡とみられる行田市の「北大竹遺跡」から、一つの遺跡からの出土としては全国最多となる四十五点の「子持勾玉（こもちまがたま）」など、古墳時代の祭祀（さいし）具が大量に見つかったと発表した。周辺の有力豪族らによる大きな祭りの跡とみられ、同事業団は「古代国家の形成を地方から考える上で重要な学術的価値が高い資料」としている。
同事業団によると、子持勾玉は勾玉の表面に小さな突起が付いた形をしており、多産や豊穣（ほうじょう）を願う祭祀具とされる。これまで全国で約四百五十点が出土している。今回の出土品は長さ約三〜十二センチ、ふた付きの土器に納められたものもあった。約四・五メートル四方に出土が集中した場所もあり、同じ場所からは大型の壺（つぼ）や皿、高坏（たかつき）などの土器約三千百点と、太刀の飾りや鏡など計約千百点も見つかった。
同時代の祭りは、自然災害の後などに人間の力を超越した「カミ」の力を頼ったり、有力豪族の代替わりを祝ったりする時に行われたという。出土が集中した場所は祭りに用いられた祭祀具や土器を片づけた跡で、大量の出土は大人数が集まったことを示すと考えられるという。
北大竹遺跡の南西約七百メートルには「関東の石舞台」と呼ばれ、ヤマト王権との関係をうかがわせる権力者の墓とみられる「八幡山古墳」がある。今回の出土品の中には当時の最先端の製法を用いた物も含まれ、同事業団は有力豪族の集まりだった可能性もあるとしている。
子持勾玉など一部の出土品は六〜十日、熊谷市の県文化財収蔵施設で公開される。入場無料。
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