病院の左手のリハビリの後、掘る女、病院の帰りに見に行った。なかなかの力作と思う。2時間たっぷり楽しめますがあっという間に終着駅まで来てしまう感じ。現在上映されているシアターイメージファーラムは渋谷駅と表参道の中間(渋谷より)にあり、狭いので待ち時間が大変です。座る場所もありません。当日券はシニアで1300円のよう。私は前売りを1500円で買てしまったー−。
宣伝映像で皆様ご覧になったと思いますが、ドキュメントのメインは長和町の大竹幸恵さん、岩手県埋文の八木勝枝さん、当時國學院大學の院生の伊沢加奈子さん、+現場作業員の様々な女性たちで大竹さんはほぼ主役です。発掘調査の経験は一度もない私ですが、現場の様子の一端がよく描かれているので大変興味深いです。重機も多用し、出水止めの矢板の打ち込み作業などはほとんど描かれていませんが、3K現場ともいわれるものの、女性たちの土偶発見や釣手土器発見など生き生きと描かれています。考古専門家の現場調査員は、こうした発見は一生で一度あるかないかと語っていましたが、そうした感動を求めて日々地道な作業に取り組んでいる女性たちの姿が描かれていました、無論発掘後の整理作業の一端も少し取り上げられていましたが、大竹さんが定年退職で30年掘り続けた星糞峠の黒曜石採掘遺跡の発掘もそれに合わせたかのように終了、この映画はいわば、大竹さんの長年の努力と活動に対する賛歌のようにも思えましたし、大規模な土層剥ぎ取りを展示する「星糞館」が開館したようで、これは見に行かなくてはと思いました。
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