３月8日水曜日 御花畑から行田に出てさきたま史跡の博物館に立ち寄る

薬師の湯バス停から１時過ぎのバスで西武秩父駅に向かう。西武秩父駅の一つ前の十三番札所で下車、熊谷に出て高崎線に乗り換え一つ目の行田駅で下車、タクシーでさきたま古墳公園内にある史跡の博物館に向かう。現在、東松山市反町遺跡展と、スポット展示で最近の二子山古墳の発掘調査の成果を展示している。
　反町遺跡は、弥生時代から古墳時代、さらに古代から中世までの複合的な遺跡で、時代を彩る職人のムラと言うサブタイトルがついている。弥生時代に関しては、後期前半の集落跡や方形周溝墓や古墳時代の河川跡から検出された二つの祭祀跡が見つかった。古墳時代としては県内最大の集落遺跡で、東海地方や、北陸、近畿、中国地方の土器など外来系土器も出土している。古墳時代になると土器の斉一性が強まり、専業職人による土師器生産が盛んになる。土師器や玉類、ガラスなど様々な物資の生産に携わる職人のムラだったのかも知れない。