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写真��青苗遺跡の擦文時代の鉄製品と鍛冶関連遺物（鞴の羽口）
札幌の一夜が明け、疲れからかシャワーも浴びずにすぐ寝てしまい、五時前に一度目が覚めて寝る前に少し見ていたウィンブルドン選手権の試合をまた見始めた。日本の選手として唯一残っていた綿貫は、二セット取られた後第三セットで逆襲して優位にたった後、日没サスペンデッド、審判がまだもう1ゲームと言うところを激しく見えないと主張し、その
翌日、サービスフォセットで何と追い付かれダメかと思ったがタイブレークを征し、次のセットもタイブレークを制して、こうなると綿貫のもの、初めての第五セットは綿貫の圧勝で一回戦を突破した。おめでとう。また明け方、チチパスとマレーの試合はマレーが復活して2対1とリードしたところで日没サスペンデッド。チチパスはこのところあまり良いところがないが、果たして？
何とか七時過ぎに起きてシャワーを浴び、荷物をまとめてホテルを出ようとしてバスの時間がまだなので引き返しホテルのレストランで朝食にコンチネンタルブレクファスト〜サラダはなくトーストとポタージュのみ！南北線の北18条駅から札幌駅に出て丘珠空港行きバスに乗り、空港で早めのランチカレーを食べる。奥尻行きは、小型のプロペラ機だった。昔ボルネオ等などに行ったことを思い出す。飛行機は無事到着し、レンタカー店の出迎えがあり、車で店まで移動してすぐ手続きを終えて出発。とりあえず津波館に向かう。館には津波災害と復興に関する展示がメインだ。30年前の津波災害はぼんやりとした記憶しかなく、当時は仕事で頭がいっぱいだったようだ。当時の津波災害の状況を伝えるビデオ、写真などの展示と職員の解説を聞き、島を襲った津波のすごさを実感した。
職員の解説によると震源が島の近くの西側で、藻内地区直撃を受け、北海道西部にも届いてそれが奥尻島に跳ね返って東側にも反時計回りで届いて全島に被害が出て大勢の死者が出たという。今年は30年目に当たり、学芸員の稲垣氏はその３０周年イベントのために奔走しているのだそうだ。
考古展示は階段を下りた地下階にあり、青苗遺跡、青苗B遺跡、青苗砂丘遺跡出土土器や石器、骨角器、動物の骨、クジラの肋骨など、縄文人、続縄文人、擦文人、オホーツク文化人の暮らしの一端を示す遺物が並ぶ。８千年前くらいから人が来島した痕跡（青苗遺跡の縄文早期、貝殻文土器など）があり、縄文土器では、青苗遺跡のみならず、米岡２遺跡（続縄文＝恵山式）、東風泊遺跡などの他、青苗遺跡の擦文時代の鍛冶関連遺物（鞴の羽口など）、青苗砂丘遺跡のオホーツク土器、住居跡の骨塚関連遺物、本土との交易を示す土師器片など、展示総数は少ないが、奥尻島の先史・古代の概要を知ることのできる展示だった。無論１階のメイン展示の最初には青苗遺跡出土の糸魚川産ヒスイ製丁子勾玉（同指定文化財）が展示されている。古墳時代を最後に姿を消すもので、擦文時代の層から出ており、数百年の時間差をどう考えるかはまだ謎のようだ（伝世説など）。
この島が先史・古代において北海道北部、サハリン、本土を結ぶ重要な交易航路の要衝にあたり、また日本書紀の斉明紀の「阿倍比羅夫」の北方遠征にかかわる島とも考えられているようだ（瀬川説）。このあと、青苗砂丘遺跡に立ち寄り、奥尻町の教育委員会の建物内にある海洋研修センターの展示を見に向かった。
参考（wiki)：北海道南西沖地震（ほっかいどうなんせいおきじしん）は、日本標準時1993年（平成5年）7月12日午後10時17分に、北海道奥尻郡奥尻町北方沖の日本海海底で発生した地震である。マグニチュードは7.8（Mw7.7 - 7.8）で、日本海側で発生した地震としては近代以降最大規模。震源に近い奥尻島の揺れは震度6（烈震）であったと推定され、火災や津波で死者202人、行方不明者28人の大きな被害を出した（このため、奥尻島地震[2]とも呼ばれる）。さらに、ロシアでも行方不明者3人。奥尻島の震度が推定になっている理由は、当時の奥尻島に地震計が設置されていなかったためである。1年半ほど後の1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震（阪神・淡路大震災）は都市部の建築物や土木構造物の倒壊や火災による被害が顕著であったのに対し、本地震は津波による被害が特徴的であった。
津波
震源域が島のすぐ近くであったため、地震発生から数分で奥尻島に巨大津波が到達したことが、この地震の特徴となっている。また、地震発生の4分から5分後に、奥尻島の対岸にある北海道南西岸の瀬棚町や大成町（いずれも現・せたな町[9]）に到達した。尚地震発生が夜間であったため、襲来する津波を撮影した写真や映像は見いだされていない[10]。
高い遡上高の津波を発生させた原因は、藻内西方沖約15 kmで発生した海底地すべりと推定されている[10][11]。また本地震による津波は、発震から約1時間後に能登半島、約3時間後に九州北部沿岸へ到達した[12]。
主な遡上高
遡上高は、震源からの津波の直撃を受けた島の西側で特に高く、藻内地区で最大遡上高31.7 mを記録した[10]。なお、調査によっては30.6 m[13]。
奥尻島の各地区における津波の高さ（波高）は、稲穂地区で8.5 m、奥尻地区で3.5 m、初松前地区で16.8 mに達した。津軽海峡で最も高い津波を観測した地点は、大間港(1.0 m)。
