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写真��大浦山洞窟遺跡の入口とその上に立地する大浦山遺跡を望む
写真�Ｂ膠沙外篝廚瞭睇堯偲薫罎粒簗椶話覗悗任海海魑�点に波蝕されて洞窟が形成されたようだ
ある大学博物館友の会の日帰りツアーで三浦半島の海食洞窟に関連する遺跡と資料館を巡るツアーに参加した。早めの朝食を済ませ、副都心線で横浜乗り換えで京急三崎口に向かう。集合時間の30分前には到着し、駅前の集合場所で費用を支払い、小型バスに乗り込む。顔見知りが数名いて、安心する。最初に三崎口駅近くの三浦半島最大の弥生時代集落の赤坂遺跡を訪問、三浦考古学会の剣持氏の案内と解説で赤坂遺跡の発見と発掘調査の歴史、それに深く関わった三浦半島の考古学研究のパイオニアの赤星忠直氏の活動などについて現地で話を聞く。この遺跡の面積は、推定七万平米、指定された国史跡はそのうちの4,700平米で、ごく一部しか、解明されておらず遺跡整備もこれからの課題だ。周囲は宅地と畑作地帯で、連作障害から、大規模な天地返しが行われ、遺跡の破壊が進行しているようだ。宮ノ台式などの弥生時代中期の土器や鹿角製の漁労具、コメ炭化物や大陸系磨製石斧などが出土、また巨大な柱穴を持つ大型住居跡など多くの住居跡が出ている。
その後市役所支所内にある弥生学習館で赤坂遺跡の出土品を見学し、剣持氏の解説を聞き質疑を行った。
その後昼食弁当を食べ、三浦市松輪の大浦山洞窟に向かう。赤坂遺跡も大浦山洞窟も１０年くらい前に訪問しているが、専門家の解説を聞く絶好の機会だった。洞窟は思った以上に奥が広く、ここでどのような出土品がどのように出てきたのか興味深い話を聞くことができた。残念だったのは予定していた近くの間口洞窟に行けなかったこと。バスに乗り込んでしまったので間口洞窟は、バス会社の予定になく、立ち寄ってもらえなかった。近いので歩いて行けばよかったのだが打ち合わせが十分でなかったらしい。間口洞窟は、日本で最初に弥生時代の卜骨が発見された場所で、私も行った記憶はかすかにあるが、記憶は定かでない。最後に剣持氏の師匠の赤星忠直博士記念資料館を見学し、剣持氏の最後の解説と質疑が行われ、三崎口に戻ってツアーは解散した。十年ぶりの三浦半島洞窟遺跡巡りは、参加して正解だった。
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