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写真��藤尾支石墓碑
写真�Ｊ身�支石墓と菅原神社
資料館と塚原古墳群を見学し、古墳群公園内にあるベンチで昼食２００円コンビニ弁当を食べ、次の永田支石墓（ともに合志市）に向かうが、場所がよくわからないので近くにある二子山石器製作遺跡（一度行ったことがある）に向かい、そこから永田支石墓のある近くの竹藪を探すことにした。昨年石器製作遺跡を訪ねたときは遺跡の中に入っていったが、森埋め戻されてがあるだけのようだったが、今回は中には入らず、遺跡の看板を確認し、そこから永田支石墓のあるであろう道に入り、竹藪の中の遺跡を確認することだがーー簡単ではない。なんとかその道を見つけて竹藪のわきの道を進むと、永田支石墓への矢印が見つかる。その少し先で永田支石墓らしきものが見つかり、標識もあった。残念ながら大きな石が竹藪の中に埋まり、傍らに解説板があるだけだった。
次に菊池市にある藤尾支石墓碑に向かう。ここは菊池市まで結構走り、少し遠いので不安になるが、間違っているわけではなさそうなのでなおも進むとやはり少し高い崖の藪の下に藤尾支石墓の石碑を見つける。残念ながら中は藪で入れそうもないので、ここまでにして次の平畠支石墓に向かう。菅原神社はこの周辺にいくつかあるが、支石墓のある場所は熊本県熊本市北区植木町田底という場所にある。あらかじめ場所を特定しておいたので、近くまでは行けたが、実際の場所に中々到達できない。ウシかヤギの子供のような動物と歩いていた少年に菅原神社のありかを訪ねると教えてくれた。なんとか、教えられた場所まで進み、平畠支石墓の案内板を見つけた。車を置き、その案内通り坂道を歩くと丘の上に菅原神社の小さな祠と支石墓の石にたどり着いた。
参考＝永田支石墓（合志市HPより）＝
永田支石墓は、二子山石器製作遺跡から北へ約200m離れた竹林の中にあります。
昭和44年、鹿本高校の考古学クラブが中心となり調査が行われ、地表面に置かれた2mの巨石の下から遺体を埋葬する穴が発見されました。人骨等は残っていませんでしたが、この調査により弥生時代の支石墓であることが確認されました。
支石墓とは弥生時代に朝鮮半島を経由し大陸より日本に伝わった墓の形態です。墓標である巨石の下に穴を掘り、遺体を甕棺や石棺に入れたり、直接穴の中に埋葬することで死者を弔います。
このような埋葬形態は、福岡などの北部九州に多いのが特徴です。県内には10箇所近く存在しており、その多くは合志川流域で見られます。
現地を訪れる際は、野々島市民センターと西合志中央小学校の中間あたりに案内看板が立っていますので目印にしてください。
藤尾支石墓碑＝藤尾支石墓碑の概要
昭和32年(1957)8月、この地域の調査をしていた佐賀大学生らが地元住民の案内で発見し、当時の旭志村長中尾卓男を団長、熊本県文化財専門委員坂本経堯(つねたか)氏を主査として調査団が結成され、同年11月に発掘調査が実施されました。行政、議会、青年団、婦人会、中学生などの各種団体による村を挙げての発掘調査は、当時県下では最初で話題となりました。発見された遺構は支石墓9基、積石墓4基、甕棺墓2基でした。その調査成果をもとに、昭和34年10月に旭志村指定文化財となりました。
支石墓とは?
支石墓とは、数個の支石の上に大きく平らな天井石をのせたお墓のことです。藤尾支石墓群は天井石がとても低いタイプで、平らな石が地面に点在しているようにも見えます。世界各地には巨石をお墓とする風習が数多くありましたが、日本の支石墓は、縄文時代の終わりから弥生時代の中ごろにかけて九州北部に分布しています。藤尾支石墓群で出土した甕棺は黒髪式土器という土器の型式のころのもので、弥生時代中ごろにこのお墓が造られたことがわかります。
交流の証
このころ、朝鮮半島でこの支石墓の風習が非常に盛んだったことから、朝鮮半島から伝播した墓制と考えられています。旭志の山中に支石墓が存在するということは、約二千年前の弥生時代から、私たちの祖先が大陸と交流をしていたことの証といえるでしょう。
参考＝平畠支石墓（ameba熊本の文化財巡りHPより）＝
熊本市北区植木町田底に所在する市指定史跡の平畠ひらはた支石墓です。
支石墓とは、朝鮮半島から伝わった墓制で、縄文時代末から弥生時代早期の北部九州で見られるお墓の種類の一つです。ここ熊本市北区植木町辺りが分布の南限となるそうです。
柵で囲まれている中にある大きな平たい石が支石墓の上石になります。本来、支石墓はこの上石をいくかの石で支えています。そのために「支石墓」という名称が使われています。その下に埋葬の主体部があります。
県内の支石墓には他に、藤尾支石墓群（菊池市・県指定史跡）、年の神支石墓（玉名市指定史跡）、永田支石墓（合志市・未指定）などがあります。
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