ホケノ山古墳見学のあと、桜井市埋蔵文化財センターに立ち寄る。昨年度の発掘調査の最新報告の展示を見る。藤原京第72次調査で出土した縄文時代後期中葉の分銅形土製品で瀬戸内地域(中心は吉備)では弥生時代中期から後期にかけて出土するものに似ている。センターの学芸員に尋ねてもその繋がりはわからないという。乳房の表現のあるものは縄文時代早期の西日本の土偶に似ている不思議なものが出土している。また、同72次調査の第一トレンチからは、縄文時代後期前葉から中葉の土器や石器類が出土している。
また城島遺跡は鳥見山北側の古墳時代後期の集落の一部らしく土師器などが出土している。鳥見山は、古墳時代の墓域と思われ、以前歩いたことがある。また、藤原京期の土坑から紡織具の横木などの木製品が出土している。他に安倍寺の調査資料も展示されていた。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する