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写真⓷出土須恵器、土師器
西浦十二遺跡は、近年発見された遺跡で、羽曳野丘陵の東側の扇状地に隣接する氾濫原に位置し、これまで周辺では遺跡は発見されていなかった。
最寄り南大阪線南大阪線古市駅から南に1kmに安閑天皇陵、西南700mに白鳥陵古墳があり、さらに北側1.2kmには応神天皇陵があり、その東側には石川、その北側には大和川が流れ、国府遺跡群のある国府台地がある。
発掘調査では上下二層の文化層があり、時期差はあまりなく、古墳時代中期から末葉の主として祭祀関連と思われる土器類、玉類、石製品などが出土、時期は近隣の白鳥陵古墳、峯ヶ塚古墳などの築造時期と重なっている。
遺跡からは自然流路と人口流路が検出され、ここで古墳関連の農耕祭祀、水の祭祀、首長関連祭祀などが行われていた可能性が推定されている。この時期の水の祭祀は、葛城市の南郷遺跡群や群馬の三寺�軌篝弖欧覆匹�著名だが、さらに最近、殯との関係も指摘され、首長や王権関連祭祀との関係が推定されている。
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