|
|
|
写真��夏見台遺跡弥生後期の山形文のある土器
写真⓷夏見大塚遺跡の方形周溝墓出土の煤を塗り付けてツルツルに磨いた宮ノ台式壺形土器
昼食をパン二個を車内でかじっただけなので、千葉県立中央博物館の企画展を二時間以上スケッチなどして見学してエネルギーが切れそうになったが、いったん館を出て船橋市の飛ノ台博物館に向かった。船橋駅でアーバンパークライン忍おり替え、新船橋駅下車、400mあまり歩けばよいのだが、疲れていたのでちょうどシェアサイクルが目に入り、思わずをゲットし、近距離を走るも、狭い歩道に入ってしまい、車道を走るか、歩いたほうが良かったようだ。
この企画展は中央博物館ほどの大きな展示ではないが、船橋市を中心に印旛地域や利根川下流地域の遺跡も含め、船橋市域周辺の弥生時代を考える好企画だった。
最初に船橋市域の縄文土器と弥生土器における「縄文」を中心とした文様の違いを比較しているが、これはなかなか面白い。弥生時代になっても「縄文」文様を使い続けるのは東日本ではまま見られる。とりわけ、弥生後期の土器におけるS字状結節縄文は面白い。結束縄文（羽状縄文ともいうらしい）自体は縄文時代にもあるようだが、弥生後期ではS字状結束縄文が多用されているようだ。よく知らなかったので縄文施文の端に何か半竹菅のようなものを押したのかと思いましたが、学芸員の女性に質問して結束縄文の結束部がこうした端の文様になると教えられました。それ以外の土器の縄文施文についても親切に説明され、とても勉強になった。
