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写真��金山城跡を掘る
写真⓷金山城跡復元模型
あまり時間がなかったが、金山城跡遺跡に関する展示もざっと見る。
新田荘は12世紀に源義国の子の新田義重が早川・石田川流域を開発して成立したようだ。参考�，砲△襪茲Δ法�金山城は新田氏の末裔の岩松氏が１５世紀に築城した中世の難攻不落と評された山城で、国史跡となっている。
参考�ゞ盪馨訐廖陛畄�ワールド「城」日本の城１００選HPより）
金山城は、標高239mの広大な山脈である「金山」に造られた山城。城全体は300haにも及ぶ広さで、一番端から一番端に行くまでには1日以上かかると言われています。
地の利もさることながら城自体の構造も敵の侵入を防ぐことに特化しており、要塞と言えるほどの堅固な造り。
例えば、高い石垣や迷路のような通路、目隠しとなる石積みなどが特徴です。他にも山脈と山脈をつなぐ尾根から攻め入る敵を止めるための堀切や、土を盛って作った防御施設である土塁なども整備されました。
そんな金山城は難攻不落の城とも言われており、「管窺武鑑」（かんきぶかん）という書物のなかで、「川越城」（埼玉県川越市）、「忍城」（埼玉県行田市）などと並ぶ関東7名城のひとつとして数えられます。
なお、美濃国（現在の岐阜県南部）にも同名の城が存在。区別するために美濃の城は「美濃金山城」、群馬県太田市にある金山城は「太田金山城」、「新田金山城」などと呼ばれます。「新田」という名が付く理由は、城を築いた「岩松家純」（いわまついえずみ）が、新田一族の末裔だったことが由来です。
金山城の歴史
金山城の築城は1469年（文明元年）。築城した岩松家純がそのまま入城します。しかし、重臣「横瀬泰繁」（よこせやすしげ）と「横瀬成繁」（よこせなりしげ）親子が下剋上を企て、1528年（享禄元年）に「享禄の乱」（きょうろくのらん）が勃発。
当時の城主「岩松昌純」（いわまつまさずみ）は城を追われて岩松氏は衰退し、その後金山城主は横瀬氏（のちに由良氏と改姓）が務めていきます。
そんな横瀬氏の近隣には、「武田信玄」（たけだしんげん）、「上杉謙信」（うえすぎけんしん）といった強力な武将がいたため、由良氏が城主だった時代に10回以上もの攻撃を受けました。しかし、一度も落城することはなかったのです。
横瀬泰繁と横瀬成繁は当初上杉謙信側についていましたが、1566年（永禄9年）以降「北条氏直」（ほうじょううじなお）へと鞍替え。北条氏直は常陸国（現在の茨城県）を攻め入るため、戦略的に重要な金山城を欲し、1584年（天正12年）以降、実質的に北条氏直が金山城の城主となりました。しかし、北条氏直は、1590年（天正18年）に豊臣秀吉に攻められて敗北。金山城も廃城となりました。
金山城の特徴と見どころ
金山城は石垣も見どころですが、それ以外にも多数の遺構が存在。ここでは、歴史を感じたい方におすすめのスポットをご紹介します。
西矢倉台西堀切
金山城の堀切は4種類ありますが、特に城内で一番西側に位置している「西矢倉台西堀切」はぜひ訪れたいスポット。堀切は本来敵が渡れないようにするための設備ですが、西矢倉台西堀切の底部分は、石が敷き詰められており通路状になっています。
これは、実際に城として使われていた時期から通路として活用されていたということ。なお、この堀切には柵を設けて敵の侵入を防いでいたと考えられています。
馬場下通路
本丸があった場所の近くに造られた「馬場下通路」は、通路と名前にありますが、実際には敵が攻めてきたときに騙すための行き止まりです。また、馬場下通路は迷路のような構造になっているだけでなく、急激に幅が狭くなる箇所や土塁石垣に囲まれた箇所などもあり、まさに要塞だったと言えます。
新田神社
新田神社
もともと本丸があった金山の山頂には、2022年（令和4年）時点で「新田神社」が存在。
新田神社には、鎌倉幕府を滅ぼした「新田義貞」（にったよしさだ）が祀られています。
新田神社からは関東平野を一望できるため、休憩場所や参拝場所として利用されるスポットです。
参考：新田荘と新田氏（太田市HP）
新田氏の本拠 新田荘遺跡
国指定史跡
指定年月日 平成12年11月1日（追加指定 平成21年7月23日）
「新田荘（にったのしょう）」は、平安時代末期の12世紀中頃に成立した新田氏の荘園です。源義国の子新田義重（よししげ）は、旧新田郡南西部の早川流域・石田川流域を再開発して19郷を支配下におきました。義重は、その後さらに37郷を開発し、旧新田郡のほぼ全域と旧太田市の南西部を荘園化しました。鎌倉討幕で有名な新田義貞は、義重から8代目に当たります。
この史跡は、「新田荘」に関連する寺社境内・館跡・湧水地など11の遺跡から構成されています。
（円福寺境内、十二所神社境内、総持寺境内、長楽寺境内、東照宮境内、明王院境内、生品神社境内、反町館跡、江田館跡、重殿水源、矢太神水源）
この史跡の特徴は、広域に存在する複数の中世遺跡を荘園として面的にとらえ、一つの史跡としたところにあります。こうしたケースは全国的にも珍しく、大阪府泉佐野市日根荘（ひねのしょう）遺跡（平成10年12月8日指定）に次いで2例目となります。
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