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東松島縄文ムラでは、それをテーマに企画展がかいさいされており、また今日の午後には、陸前赤井にある赤井地区市民センターで講演会があるので出掛けてみた。はやぶさ１号で仙台経由東北本線で野蒜駅に出る。駅前の東松島イートセンターで電チャリを借り、荷物を預け東松島縄文ムラに向かう。高台の道から下に降りるのに遠回りしたが階段の脇のスロープをチャリで下れば近いーが危険と見て使わなかったが帰りはそこを上った。かつて十年ほど前には、仙台でクロスバイクを借りて雨の中、多賀城跡をガイドを頼んで見学して、その後里浜貝塚に向かい、資料館や貝塚などを見学、民宿に泊まって翌日、大高森に登って先端近くまで歩いた。再び仙台まで戻ったがアップダウンがあり、結構長く大変だったことを思い出す。今となってはもうできない今回は野蒜駅からの往復で六キロ位しかなく楽勝だ。
資料館では道嶋氏の台頭と陸奥国という企画展を開催きており、房総からやって来て牡鹿の豪族に成長した道嶋氏の館と思われる館跡を発見したようだ。
さらに、赤井官衙遺跡における在地集落期と移民集落期の土師器などの比較や矢本横穴墓出土人骨のうちの関東系と見られる古墳時代人頭骨と、縄文系と見られる在地系頭骨を比較展示。さらに倉庫院、館院１、館院２の詳細調査、検討から館１を道嶋氏の館(郡役所)、館院２を国司館と推定。また、同所出土の延暦11年の木簡から、服属したエミシの真野公に対して出挙(すいこ)という稲籾の強制貸付を実施したことがわかった。これは、春貸しつけて収穫後五割〜十割の利子を付けて返済するという実質税金のようなもので、陸奥では、税の徴収、出挙などは行わないという決まりは守られていなかったようで興味深い木簡だ。人骨や土師器、瓦などをスケッチして、館を後にした。
野蒜駅前に戻る途中、昼食をとる余裕はなく電チャリの電気は赤井までもつ確証がないー既にに半分以下の残量ー、そこで必要な荷物を取り出して、不要なものを大きい荷物にしまって再び荷物を預け、チャリを返却して精算し、電車と歩きで赤井市民センターに向かうことにした。昼食はザックに入れた🍙二個で、取り敢えずOK、１２時過ぎに陸前赤井に到着、1.6キロの道のりを歩き始めた。遠いと思い込んでいたがさほどでなかった。
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